こんにちは!企画室HR担当の黒田です。
今回のFourmix Interviewは、開発部門でエンジニアとして活躍している田中咲良さんへのインタビューです。フォーミックスが新卒採用を開始した当時に入社した咲良さん、新人時代のエピソードから、将来のことまで、いろいろと聞いてみました!
■システムデザイン部 開発グループ 田中咲良さん
大学では生物資源科学を専攻。特に海洋生物に興味を持ち、イモリとフグ毒の関連をテーマに研究に注力。フォーミックスには、2016年にプログラマとして入社。
ー咲良ちゃん、まずはざっくりと、これまで担当してきた仕事について教えてもらえますか?
※フォーミックスには、田中姓のメンバーが複数いるので、入社いただいた田中さんはもれなく下の名前で呼ばせていただきます(「坂田さん」も同様!)
新卒で入社して、今年で6年目になります、田中咲良です。よろしくお願いします。
入社してから3~4年目までは新規、保守案件問わず、主にプログラマとしてPHP、Laravelを中心にコーディングを行っていました。またプログラマチームのリーダーとしても経験を積ませていただきました。
今はSEとして、要件定義から納品後の問い合わせ対応など、お客様とやり取りをメインに、徐々にPMとして立ち回れるように学んでいる段階です。
ー咲良ちゃんはフォーミックスが新卒採用をスタートした頃にメンバーに加わってくれました。就活をしていた当時は、どんなことを基準に会社探しをしていたんですか?
実は、あまり就活がうまくいっていなかったこともあって、業種や職種は特にこだわってませんでした。
「何かものづくりの工程に携わりたいな」という思いと「自分のために何かを作るというよりは人のために役立つことをしたいな」という思いで、いろんな会社を見ていましたね。
ー特にエンジニアに絞っていた、というわけではないんですね。そんな中で、フォーミックスに入社を決めたきっかけを教えてください。
今思えば、自分のアピールポイントをしっかり履歴書に書けていなかったので、就活自体あまりうまくいっていなかったんです。
ですが、フォーミックスの面接では、履歴書ベースではなく自分の体験・考え方をヒアリングされ、それをベースに話を掘り下げていただいたので、良い意味で繕わずに楽しく喋れたんです。自分の価値観を見て判断してくれているんだな、と感じたのが一番の決め手でした。
何よりも、面接の時間が苦ではなく楽しかったのも印象的でした。
ー確かにフォーミックスの面接を受けてくれた学生さんからは、同じような感想をよくもらいます!
未経験でエンジニアになったわけですが、入社後はどんな風に開発スキルを習得していったんですか?
同期が経験者だったこともあり、1~2年目まではほぼ付きっきりで教わってました。
でも、当時は目の前のことに精一杯になってしまって、教えてもらったこと内容を完全に理解して、知識として自分のものにするまではすごく時間がかかってしまっていました。
ただ、後輩が入ってきて自分が教える立場になってからは「説明するための根拠を調べる」という癖がついて、自分の知識が整理されるようになりました。
今では、このスキル・知識を知りたい、と思ったら、「ここまで理解すれば、人にも教えられるな」というレベルまで学ぶよう努力してます。
ー人に教えるようになると、自分の理解もどんどん深まりますよね。入社してから3年目くらいまでは、どんな仕事を担当していたんですか?
現場配属直後は、テストや小規模案件の軽い改修など小さい案件が多かったのですが、1年目の後半ぐらいからは、中規模案件のプログラマとしてアサインされて数か月間の実装~納品まで携わってました。
それ以降も、中規模~大規模案件が決まると新人にも関わらず、メインプログラマとしてアサインしていただくことが多くて、大きなチャンスをもらえてありがたく感じたのはもちろんですが、内心やらかしてしまうんじゃないかと、ヒヤヒヤすることもありました。
ー確かにそれは緊張感があるね(笑) いろんな案件に携わる中で、面白かったことや大きな達成感を味わったエピソードはありますか?
新人の時に、自分が作ったプログラムを納品しているお客様の元へ伺ったのですが、お客様から「作っていただいてありがとうございます」と言っていただけた時に、初めてこの仕事やっててよかったなぁと思いました。
ーお客様から直接反応をいただけるのは嬉しいですよね!でもお客様からそう言っていただくまでは、自分の仕事の先にお客様の姿は見えづらかった?
そうですね、見えづらいというよりは、当時はいっぱいいっぱいで、そもそもお客様の存在が見えてなかったのかもしれません。言われた通りに作ってはみたものの、それがお客様にとって正解なのか腹落ちしていなかったんだと思います。
というのも、その時私が作っていたのは、画面上に入力項目がいくつかあって、そこに正しい値を入力すれば登録が出来る、という簡単なレベルのもので、世に出ているシステムに当たり前のように実装されている機能だったんです。なので自分の中では、できて当然のものを納品しているだけで、特にお礼を言われることだとは思ってなかったんです。
でも、お客様にとっては、その当たり前の機能がないと回らない業務があるんだっていうことをその時に気付かされました。
誰もが使う単純な機能だからこそ品質は担保されるべきで、そこが担保されていたからこそ「ありがとう」と言ってもらえたんだと思います。
ーなるほど!自分の仕事の意義を実感できる貴重な経験でしたね。
そうですね。そのあとも、自分達の作ったものが利用者に喜んでもらえている場面に遭遇すると、毎回「頑張って作ってよかったな」と達成感を感じています。
ー咲良ちゃんたちの入社以降、毎年新入社員も入ってきているよね。開発経験の少ないメンバーにOJTで仕事を教えることも多いと思いますが、どのように新人と関わっていますか?
自分の中で意識していることがあって、出来ないことを叱るのではなく、何故出来なかったのかを寄り添って考えられる人でありたいな、と思ってます。自分も未経験でこの業界に入って、分からないことを言語化出来ない辛さは理解しているつもりなので。
ですが、今年の新人たちは、目の前の仕事だけでなく新規事業のアイデア出しなども積極的に行っているので、自分が新人の時と比較しても立派だなと、刺激を受けることも多々あります。
ー最近はSE・PMとしての仕事も徐々にスタートしていますよね。これまでのプログラマとしての業務と比べてどうですか?
今までプロジェクトに携わる中で見えてこなかったタスクに沢山気付かされている最中です。例えばお客様との交渉や売上仕入の管理などですね。今まではサポート役だった業務も、自分が前面に出て回さなければいけない場面が増えてきて、責任の重みを感じています。
ですが、一人で回すのではなくプロジェクトメンバーと協力して進めるという部分に関しては、これまでとそこまで変わらないので先輩、後輩含めて、協力しながら何とかやっています。
ー仕事をする上で意識していること、大切にしていることはありますか?
イラっとした時に表に出さないようにすることですかね(笑)
人間なので感情に波があるのは理解していますが、イラっとしている人が一人でもいれば空気はピリついてしまうので、なるべく人に悪影響を与えないよう温厚な態度で居ようと心掛けてます。
ー今日答えてくれた通り、後輩が増えてきたり、担当業務も徐々に変わってくるなど、咲良ちゃんも中堅と呼ばれる世代に入ってきていますが、最後に今後の目標を教えてください。
まずは、自力で円滑にプロジェクトを回せるノウハウを身に着けることが直近の目標でしょうか。会社として求められている姿に近づくためには、まだまだエンジニア・PMとしてのスキルで足りない部分が多いので、日々学ぶことが多いです。
また、会社が変革期ということもあり、社員の増員が絶えず行われています。人が増えれば当然コミュニケーションの問題が発生する可能性も高くなり、円滑に業務が回らない、ということがあると思います。
その中でも緩衝材の役割として立ち回り、安心して業務に当たれるような環境づくりに貢献していきたいです。
フォーミックスでは、現在中途採用を行っています。
この記事を読んで、少しでもフォーミックスへ興味を持ってくださった方は、ぜひお気軽に「話を聞きに行きたい」からエントリーしてみてください!