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UI/UXデザイナーが知っておくべき SEOの賢い使い方

Webサイトを作成するうえで、UI/UXや、SEOが重要視されています。

「UI/UXを重要視したら、検索順位が下がってしまった」

「SEO対策のみを考えていて、UI/UXについては考えていなかった」

ということも多いようです。

今回の記事では、UI/UXの特徴やSEOとの関係性、SEO対策について、説明いたします。

出典:Unsplash https://unsplash.com/photos/zvmZiw3vdsQ

UI、UX、SEOとは

まずは、UI、UX、SEOの概要について、以下のとおりです。

・UI(User Interface):ユーザーと製品の接点

・UX(User Experience):ユーザーの製品利用体験

・SEO(Search Engine Optimization):検索エンジン最適化

以下、それぞれ説明していきます。

UIとは

UIとはユーザーインターフェース(User Interface)の略称で、ユーザーと製品(Webサイト)との接点を表します。ユーザーが目に触れるすべてのものが対象で、例えばWebサイトでは、以下のようなものが挙げられます。

・画面のレイアウト、サイズ

・ボタンの配置

・記事内容の構成(見出し、修飾など)

UXとは

UXとはユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略称で、ユーザーが製品(Webサイト)やサービスを通じて、得ることができる体験のことを表します。余談ですが、「Experience」の略が「X」なのは、英語圏の場合、発音が「エックス」だと略称でも「X」を使用するため、「UE」ではなく「UX」という略称になります。

例えばWebサイトでは、以下のようなものが挙げられます。

・Webサイトの読み込み時間が早かった

・Webサイトのデザインが魅力的で、ページを読み進めようと思った

・Webサイト上で見たかったものが、すぐに見つかった

・記事の内容が分かりやすかった

UIとUXの内容を見ると、UIはUXの一部であることが分かります。

例えば、記事内容の構成(UI)を改善することで、Webサイトを訪問したユーザーは、記事の内容が分かりやすいという経験(UX)が得られます。UIとUXは、切っても切れない関係にあります。

SEOとは

SEOとは、「Search Engine Optimization」の略称で、日本語では検索エンジン最適化と呼ばれます。GoogleやBingといった、検索エンジンの検索結果上位に表示されるよう、Webサイトを最適化することを表します。

通常、検索エンジンで検索した場合は、検索結果の上位に表示されたWebサイトを見に行く、というのは、感覚的に理解できる部分かと思います。

日本国内で行われた調査によると、Google検索結果のうち、1位(一番上に表示されたWebサイト)のクリック率は約14%、2位のクリック率は約7.5%といった具合で、データ上でも検索結果の上位にあるWebサイトが、閲覧されやすいことが分かっています。

UI/UXと、SEOとの関係性

UI/UXと、SEOとの関係性はあるのか。
SEOを意識してUI/UXをデザインすることは、Webサイトの評価に繋がります。

UI/UXデザイナーに発注するユーザーは、評価が高い(訪問者が多く、またその訪問者がコンテンツの内容に満足してくれる)Webサイトを求めています。Webサイトが検索結果の上位に表示された方が、訪問者は多くなります。

出典:Unsplash https://unsplash.com/photos/shr_Xn8S8QU

SEO対策の仕方

では、SEOを意識したデザインはどのようにするか。

SEOを実現するために行う取り組みのことをSEO対策といい、主に以下の2つがあります。

・ユーザー向け対策

・ロボット向け対策

以下、それぞれ説明していきます。

ユーザー向け対策

ユーザー向けとは、ユーザーに満足してもらうための対策です。

UI、UXの例でも説明しましたが、Webサイトが見やすい、分かりやすいといったユーザーの立場から見て良いと思えるような内容になるよう、対応を行います。

代表的な対策として「キーワード対応」があります。

検索エンジンには、必ず何らかのキーワードを入力しています。対象のWebサイトは、何のキーワードで検索してほしいのか。そのキーワードは、Webサイトのタイトルや見出し、本文に使われているのか。といった観点から対策をしていきます。

ロボット向け対策

日々、数多くのWebサイトが作成されている中で、検索順位を人が決めるわけにはいきません。そのため、検索エンジンはロボットを利用して、検索順位を決めています。

そのロボットに対し、Webサイトがユーザーに満足してもらっていることを、知らせるための対策が、ロボット向け対策です。

ロボットが何をもとに、ユーザーが満足しているWebサイトと判断しているかは、アルゴリズムが公開されていないため分かっていません。ただ、経験則から以下のような基準があるのではないか、と言われています。

直帰率の低さ

直帰率とは、あるWebサイトのページにアクセスしたユーザーが、そのアクセスしたページ以外のページを閲覧することなく、Webサイトを離れた割合です。

直帰率が低いということは、それだけWebサイトの中身を見てくれたのだと考えられます。逆に、検索エンジンから訪問してきたユーザーが直帰する、ということは「閲覧したWebサイトが参考にならなかったから、次のページを閲覧したのだ」と考えられます。

滞在時間の長さ

Webサイトでの滞在時間が長ければ、内容を最後までしっかり読んでもらえているWebサイトだ、と考えられます。

被リンク数、被シェア数の多さ

他のWebサイトからリンクを張られたり、SNS等でシェアされているということは、多くのユーザーから参考にされるような、満足度の高いコンテンツであると考えられます。

余談ですが、SEO対策というとロボット対策がフォーカスされがちです。

直帰率などの指標は、Googleアナリティクスなどの無料ツールでデータが容易に取得でき、対策によって改善したかどうかも分かりやすいためです。ただ、ロボット対策によって本当にユーザーが満足しているのかどうかは分かりません。

例えば、「滞在時間の長さ」の基準について、もしかしたらWebサイトでの滞在時間が長いのは、内容が分かりづらく、仕方なく最後まで読んでしまったからかもしれません。ロボットの評価が上がっても、ユーザーの評価が下がってしまったら、本末転倒です。

あくまで、ユーザーに満足してもらうことを考えながら、対策をしていきましょう。

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