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「エンジニアとして変わった瞬間。」常駐SEからの転身で気づいたこと

エンジニアの働き方に広く浸透しているSESや派遣ですが、主に自社で開発業務を行うエンジニアとはどんな働き方の違いがあるでしょう?

今回は 前職(派遣会社)で客先常駐SEとしての勤務経験があるメンバー、北原へのインタビューを通して、フェリックスへの転職後に感じた両者の違いや、常駐SEからの切り替えに向いていると思うエンジニア像について掘っていきます!

限定的な技術を求められる常駐SE

――早速ですが、常駐SEとして派遣先で開発をしていた時と今では、どんな違いが?

北原:それが実は…ぶっちゃけてしまうと、僕は正直そこまでの違いを感じていないんですよ。

――あれ!?記事の趣旨的には本末転倒では?(笑)でも逆に、「違いが無かった」と感じたのはどうしてですか?

北原:うーん、派遣先であれ自社であれ僕が仕事のやり方をあまり変えてないからでしょうか。例えば、「僕は外の人間だから…」と変にかしこまったりしないし、そもそも一線引いていたら仕事やりづらいですよね。

――なるほど。すると、よくある「派遣先に馴染めなくて…」や「疎外感を感じる」という事は無かったんですね。

北原:僕はそういうのは無いですね。

――派遣だと就業先はあくまで営業さん任せなので、勝手にですが常駐してるエンジニアの方って少し窮屈な思いをしているのでは?と想像していました。自分を出しづらいというか、行く先々でその現場のやり方次第では結構振り回されちゃうのかなと。

北原:ああ、それで言うと派遣先での業務といっても「作業者」というのが僕はあまり無かったんですよ。大体は「あれやっといて」と任される感じだったので。新人さんだと逐一指示されてまた違ったかも知れないですが…。なのでどこの現場でもあまり変わらないですね。でも、派遣先で共通のやり方やルールを変える、っていうのは難しいかも知れないですね。こっちの方が効率的だと思っても、常駐だとそこの会社のルールに従うのが基本ですもんね。フェリックスは寧ろもっと良いやり方があれば何か言ってルール変えてよ、っていう感じですもんね。

――フェリックスはそうですね。(笑)スキルのつき方などに違いはありますか?

北原:現場の案件によりますかね。

――それは、現場が良ければ身につくし、悪かったら身につかない、みたいな話ですか?

北原:受け身の場合はそうですね。でも、受け身じゃない場合はどこだって勝手に勉強すると思うので身につくとは思います。ただ、スピード的には現場も良いほうが良いですよね、刺激を受けるので。
あ!webとかだったら今(フェリックス)の方が全然良いですね。古いシステムを扱う大きな会社だとwebとかあまり無くて。今はweb系に移行してきて増えてると思いますが、僕がやっていた所はwebシステムはほとんど無かったので…

――えっ そういうものなんですか?

北原:ほとんどなかったんですよ。自社にサーバーがあって、自社サーバーに対してアクセスする固定の環境と、そのOS用のクライアントアプリが入っていて…みたいなシステムが多くて。こういう所だと、完全に分業で偏った所しかやらせて貰えない人が多かったと思うんですよ。例えばインフラチーム、業務チームなどに別れていて、インフラはインフラ屋さんとして動いてるし、アプリもクライアントとサーバーで別れていたりして、たぶん一部の技術しか身につかない。

――ひとつの技術をずっとやっていった方が楽という人も居るのでは?

北原:その派遣先の内部で管理職になっていくような人は良いと思いますが、派遣で行っているだけだとその案件が終わった時に困りそうです。限定されたスキルで次を探さなきゃいけないし、その技術も古くなっていくので。


自分の技術領域を広げやすい、がメリット

――限定的な技術でエンジニアとしてのキャリアを築くのは難しいんでしょうか?専門家的な需要がありそうですが…

北原:「限定的な技術」が何かによりますが、最先端の技術領域でそれをやれているなら良いかも知れないですね。逆にその企業でしか使わないような古いシステムの専門家になっちゃうと、次が大変なわけです。銀行のシステムとか特にそうですかね。

――なるほど。そういう環境から転じた、というのは派遣での常駐SEの時と今との大きな違いなのでは?

北原:あっ、そうかも知れないですね!興味のある技術の勉強はまぁ何処ででも勝手にやると思うんですが、実務でやらせて貰えるかっていうのだと、フェリックスでメリットだと感じるのはフロントエンドとバックエンド両方できる所ですかね。今求められてるのって、そっちになって来ていると思うので。そこに限らず、他の…例えばiOSやってみたい!とかも、わりと聞いて貰えますよね。案件あればですけど。

――派遣でも、案件があれば名乗りを挙げて挑戦できる?

北原:既に経験があればタイミングと運次第かな。未経験だと実務での挑戦は難しいです。基本、派遣で自分にとって新しい領域をやりたいと思うなら、もうハナからそれが出来ることが前提なんですね。派遣先のお客さんは経験者に任せたいので。なのでやったことが無い人にはチャンスはあまり無いです。フェリックスはやったこと無くても平気で来ますね。(笑)そこって色々吸収したいエンジニア的には良い所じゃないですか?僕は結構気に入ってます。

――そういうのを楽しむ傾向というか、フェリックスってそういう人が多いですね。(笑)

北原:そうですね。新しい事やりたいと思ったら、その技術で経験が無くても一旦チャンスを貰える所だと思うので、そこはメリットとして挙げられるんじゃないですか。自分の技術領域を広げやすいというか。

――北原さんがここで「経験は無いけどやりたい」と主張して叶ったものはありますか?

北原:僕はiOSアプリに関わった時なんかがそうでしたね。「iOSアプリ興味あるけどやったことないよ?」って状態だったし、言語はほとんどCの専門だったので。最近だと特に触ったこと無いけどvueやりたいって言ってやらせて貰ったりしてますね。


エンジニアとしてのキャリアパス

――常駐していた頃に想像していた自分のキャリアパスと、今想像するキャリアパスに違いってありますか?

北原:うーん…違う。違うけど、何が、っていうか…常駐してた時はただ漠然としてた気がするんですよね。漠然と、エンジニアでずっと食っていきたいなぁ~、くらいにしか思ってなかったような気がします。

――それは、今後どんな業務を自分がやっていくか分からなかったから?

北原:そもそも出来る事が少なかったですかね。C言語しかほとんどやってなくて、エンジニアって言っても選択肢があんまり無いしで…。それに知ってる事も少なかった。仕事をしながらインプットされる情報からして、違ったと思うんですよ。

――インプットされる情報量がフェリックスに来て変わった?

北原:全然違うと思います。情報というか技術というか…日常会話の中に出てくるトピックも全然違うので。それで視野が広がりましたね。常駐してる時はどちらかというと、そこの業務に関わる話しかしないって感じで。最近の技術とか全然分からなかったし、話題にしてる人も居なかった。僕も知らな過ぎたんですけど、ここには結構大きな壁があって、そこに居るとそもそも見えないんですよ。こっち(フェリックス)に来てから少し見えて…段々と周りの世界が見えてきて、「あ、ヤバイな」っていう気づきが出てきた。

――見えるものが増えて、自分のキャリアパスも見えて来た?

北原:そうですね。以前よりエンジニアとして働く楽しさを実感してるので。目標とか、エンジニア像として将来こういう風になりたいな、とかが見えて来たのもここに来てからですね。

――今はどんな風になりたいと考えてますか?

北原:言い方が難しいなぁ。基本的には、フロントもバックエンド周りも出来る人になりたいです。以前との対比で言うと、もっとテクニカルな知識を積んで行きたい。

――今はもう、なり始めてる?

北原:全然です。まだまだこれからで。(笑)

仕事の進め方の違い

――以前と今とで、日々の業務での違いはありますか?

北原:繰り返しになっちゃいますけど、以前はもう全然外が見えて無かったので、こっちに来て初めて自分のヤバさとかが分かるようになって来て…もちろん行動が全部違いますよね。情報収集の仕方も何もかも違うと思います。

――仕事の進め方にも違いが?

北原:以前は、いや…常駐とか関係無く大きな企業だったからかも知れないですが、タスク管理が個人能力任せだったんですよ。ツールも使わないし効率的な仕組みも無くて。凄く沢山の情報量を出して来て、ポンと投げてあと宜しく!みたいな感じ。どちらかと言うとタスク管理をしないんですよ。

――こう管理しましょう、というのが無いとやり方にかなり個人差が出そうですね。

北原:そうなりますね。それを取り敢えず上手く整理できる人はちょっと優秀で、それが抜けちゃったりする人は出来ない人みたいな感じになるんですけど、僕はそこにあんまり頭を使いたくなくて。そんなものはチケットで管理して欲しいし、ミスしない仕組みを敷いた方が良いし。非効率な事を頑張ってやれるかどうかで評価されるより、エンジニアとして優秀だと認められたいですよね。地味に時間を取られる事も多くて、他の所に頭使いたいんだけどなぁっていう場面が凄くありました。

――エンジニアタスクにいかに集中出来るか、っていうのは働く楽しさにもアウトプットにも繋がりますからね。

北原:ですね。今は効率の良さとか、頭を使わなくて良い所に使わないようにするって所とかに寄って行ってて有り難いです。


これから仲間になる人へ

――どんな人だったらフェリックスで活躍、成長できると思いますか?

北原:う~~ん。常駐先で一緒に働く人達に物足りなさ感じてる人…?周りと自分のテンションが違うなって感じてる人とかですかね?テクニカルな部分でそう思ってる人。業務寄りじゃなくて。

――業務寄りとは?

北原:現場によっては業務システム屋さんみたいになって、そのドメインにガンガン入っていって…
そこの専門家みたいになっちゃうってあると思うんですよ。そこのドメインに対しての知識だけ凄くあって、そこを十何年もやってる人とか、ずーっとここしかやってないです、っていう人も居るし。なのでそのドメインに超特化してるみたいな。僕は、それを鍛えたところで自分が目指してるものとは全然違うなと思ってこっちに来たので…。

――なるほど。そっちの知識じゃなくて、もっとテクニカルな経験を積みたい人って感じでしょうか。

北原:そうですね。技術の方に興味がある、そういう人ですかね。フェリックスは特に、お客さんからは業務知識よりもテクニカルな要素を明確に期待されてるチームだと思うので。そういう所に興味がある人だと良いと思います。

――ありがとうございました!


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それではまた!

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