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新卒1年目が勉強してみた!エビリーの2部署で行われているマーケティングの違い

こんにちは!

3月下旬に大阪から神奈川に引っ越し、2020年4月よりエビリーに入社した小川です。

初の関東での生活を送っておりますが、最近は関西で主流のICカード「ICOCA」を卒業し、「PASMO」に切り替えました!切り替えたというよりは、自粛期間中に電車に乗ることがなさすぎて、家でICOCAを紛失しました。。私の大阪生活の遺産。。悲しかったです。

さて、5月から配属が決まり現在はインサイドセールスを行っている私ですが、今回は自分の興味分野であるマーケティングについて理解と知識を得よう!ということで、エビリーのマーケティング担当者を巻き込みながら、新卒1年目なりに勉強をさせていただきました!

今回のWantedlyは、私がエビリーのマーケティングについて何を学んだかについて書かせていただきます。

私が知りたかったこと

タイトルにもあるように、テーマは「部署ごとに行われているマーケティングの違いについて勉強してみた!」です。

エビリーでは動画領域に軸を置いてビジネスを展開していますが、

動画配信システム"millvi"を提供し、企業の動画配信まわりをサポートするビデオソリューション事業部と、

国内最大のYouTubeデータベース"kamui tracker"を用いて、企業やクリエイターの課題を解決するビデオマーケティング事業部があります。

そして今回私が明らかにしたかったことは、

アーリーマジョリティ~レイトマジョリティが多い millvi のマーケ戦略と施策と、一方でアーリーアダプターが多い kamui tracker のマーケ戦略と施策は、どう違うのか?」ということです!

そもそも上記の質問がどういう意味か、簡単にご説明すると。↓

<イノベーター理論の図>

イノベーター理論は、一言でいうと商材の普及率を表すものです。

商材が世に出てから、まずは「新しいもの好き」のイノベーターが取り入れ、それを察知したアーリーアダプターたちが流行らせようと取り入れます。流行に後れまいとアーリーマジョリティが導入し、一般的に普及し始めたところで安全志向のレイトマジョリティも取り入れ始めます。最後は、イノベーターとは真逆の、伝統のものしか採用しないラガードが取り入れ始めるという普及の流れです。

(曲線のハンドライティング感・・・許してください。笑)

そして、millviとkamui trackerの位置づけはこちら。

これを見てわかるのは、YouTubeプロモーションと動画配信では市場の成熟度が異なり、kamui trackerは市場が成長中、millviは既に市場成長の山場を迎えていること。

そして、ここで私が抱いた疑問は、市場成熟度が違えばマーケティングの戦略や施策も違うのか?ということです。

これらを解決するために、エビリーのマーケ担当として第一線で活躍していらっしゃる、

millviマーケ担当の若林さんと、kamui trackerマーケ担当の和田さんに、恐縮ながらお時間をいただきいろいろ質問させていただきました!

(若林さんは、胃腸炎に苦しみながらもインタビューを受けていただきました・・!お二方、本当にありがとうございました。<(_ _)>)

分かったこと①市場を育てるか、競合と差別化をするか

まず一つ大きく違うのが、市場を育てるマーケをするのか、もしくは育った市場の中で競合と争うマーケをするのか、です。

ここでキーとなるのは、顕在顧客と潜在顧客の存在の比率です。

「顕在顧客」とはサービス認知が既にあり、悩みやニーズを既に抱えている顧客のこと。

一方で、「潜在顧客」は今すぐにサービス利用の可能性は低いが、存在を知れば利用や導入の可能性が将来的にある顧客のことです。

既に動画配信が一般的になりつつあるmillviでは顕在顧客が多数であり、millviと比較すると市場が小さめのkamui tracker は顕在顧客も潜在顧客も両方抱えているという違いがあります。

では、それを踏まえてどんな施策の違いがあるか?

millviでは、顕在顧客がいる業界に絞り、その業界に合った販売促進活動に現在は注力しているとのことです。ウェビナー開催などを積極的に行い、相性の良い業界に向けて競合他社に負けないmillviを強みを訴え、ブランディングを図っているところです。

kamui trackerでは、顕在顧客には、過去の事例や売り上げのアピールを行いブランディングを行っています。潜在顧客に対しては、市場レポートやホワイトペーパーを資料ダウンロードサイトに公開し、より多くの人にYouTube市場の動向やYouTubeプロモーションの効果を知ってもらう工夫をされているようです。

分かったこと②担当者の傾向が異なれば、施策を打つ場所も変わる?

ここでいう「担当者」は、millviに問い合わせをする人と、kamui trackerに問い合わせをする人のこと。

kamui trackerは、YouTubeプロモーションを取り入れるときに使われるツールなので、広報担当者やマーケ担当者からの相談が多いとのこと。

一方で、millviは動画配信システムという点から、システム管理者バックオフィス担当者などさまざま。

これらの人たちが情報を集めるために見ているサイトや広告は異なるということを利用し、それぞれ合う場所を定めて、情報を発信する施策を取られているようでした。特に、"YouTubeプロモーション"という利用用途がはっきりとしているkamui trackerでは、担当者の傾向が強く、それに合わせた施策を打たれているような印象でした。

アフターコロナの施策という点で、見つけた共通点

新型コロナウイルスにより、一般的に業務進行やツールがオンラインにシフトしているのは明らかですが、エビリーの2部署のマーケティングも、今後はオンラインの施策にシフトしていくという共通点を見つけました。

これまで出展していた展示会が中止になるなど、従来オフラインで行っていた施策ができなくなったことや、コミュニケーション方法が一般的にオンライン化されていくことが背景にあります。

また、アフターコロナの戦略についてもマーケターの2人にお伺いしました。

kamui trackerでは、自粛期間中にYouTubeの視聴者数や芸能人のチャンネルが増加したことがデータから分かり、コロナを経てYouTube市場が伸びていることを今後も訴えていくのこと。

一方で、millviでは、企業の中で今後オンラインでやること・オフラインでやることの切り替えがはっきりしてくることを想定し、既存顧客や新規リードから傾向をつかんでいき、そこでmillviでは何ができるのかを考えて舵をとっていくということです。

今回の勉強で学んだこと・感じたこと

最後に、インタビューをして学んだことを大きくまとめると、

・市場成熟度が異なれば、戦略や施策が大きく異なる。

・アフターコロナで施策もオンライン化する。

ということ。

そして、実際に現場でマーケティングをされているお二人にインタビューをして感じたことは、最新情報やトレンドについていくのはマストだということです。

どの業界が市場に入り込んできたのか?どの業界が商材を取り入れ始めているのか?また、業界ごとにどのようにアプローチ方法を変えていけば良いのか?

マーケターが戦略・施策を立てるには上のような知識や情報取得は必須で、世の中の変化を把握することや常に情報アンテナを張っておくことが大切だと感じました。


1Qもあと数日で終わろうとしていますが、2Qでも目の前の仕事をこなしながら自分の興味分野の勉強もどんどんしていきたいと思います!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました♡

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