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目的ドリブンであるための”軸” ダイレクトソーシングCEOから見た2020年と、これから。(後編)

「攻めの採用」と呼ばれるダイレクトリクルーティングを日本に普及させるべく、LinkedIn日本初のパートナー企業として2015年11月に設立した株式会社ダイレクトソーシング(以下DS)。現在はビズリーチやWantedly、LAPRAS、Forkwellなど、20種類以上のダイレクトメディアの運用支援を行っています。

勘と主観による採用ではなく「データを用いてダイレクト採用を成功させる最短ルートを導き出す”データドリブンリクルーティング”」を実践するDS社の代表である竹村CEOにインタビューを行いました。

今年は新型コロナの影響もあり、人が働くということと改めて向き合う機会が増えました。 決して平坦とは言い難かった2020年を、竹村CEOの目線から振り返ります。

前編では人材業界スタートアップCEOの視点から見た2020年の振り返りと、2021年の動向予測を中心にお送りしました。
今回は後編として、DSの働き方とメンバーについてのインタビューをお届けします。


1.「DSでの働き方」という視点で、コロナ禍前後で変化がありましたか?

働き方については、「あまり変わってないかな?」というのが本音ですね。
というのも、元々弊社は「会社に来るのって、意味なくない?」という思想で会社を作っていました。
弊社のビジョンは「Stand Alone Complex Society」という考え方なので、目的があれば出社するけど、目的がなければ出社しない、という考え方です。

したがって、コロナ前から「入社時にメンバーの家にモニタを郵送」「社内LANはなし。すべてSaaSで完結」という環境を構築していましたので、比較的スムーズにリモートワークに移行できました。今は、コーポレート部もリモートなのですが、郵送物があるので、そこだけが課題ですね。





2.DSのメンバーはどういった方が多いですか?

「個人が輝き、自由に働く環境」を推し進めた結果、既成概念にとらわれない「自由な発想」ができるメンバーが集まっています。チームを横断した横軸でのプロジェクトを自主的に立ち上げたり、フルリモート体制に移行してからもオンラインでいくつもコミュニティを作ったりと、メンバー間で持ち寄ったスキルを掛け算することで起こるケミストリーに挑戦している人が多いです。

DSメンバーの特徴

【嫌いな言葉】
・会社のためにがんばる!
・競争する
・上下関係
・人との比較
・非効率
・ルール

【好きな言葉】
・徹底的な自由
・話し合いの結論は役職の上下ではなくデータで判断
・効率的
・合理性
・エンジニアリング


3.DSのメンバーに求めるものとは?

DSのメンバーに求めるものは、「真の課題にフォーカス」するスタンスと、「真の課題を解決するためにデータを使いこなす技術」です。

クライアントと課題を共有し、協力し合い、時にはぶつかり合いながらも、目的に向かって最短距離で到達するためには、「上下関係」や「遠慮」は不要。必要なのは、データに基づいた判断と、データに基づくクリエイティビティーです。

この「真の課題にフォーカス」するスタンスを「目的ドリブン」と現しています。この目的ドリブンの考え方は、個性をもったメンバー同士が良いケミストリーを生み出し、互いに成長していくためにも必要です。
DSは上下関係のない組織ですが、企業としての目的と目的ドリブンであるという姿勢を共有することで、それぞれの個性を生かしながら同じ目的を達成することができると考えています。


4.メンバーの上下関係がないとはどういうことですか?

私たちの会社には、マネージャーというものが存在しません。役員もメンバーも、対等で共通目的をもった仲間である、と考えています。

マネージャー1人の能力に頼るよりも、人と人との得意分野をかけ合わせれば、より楽しく、より大きなビジネスができると思っています。

したがって、私も、「社長」という肩書をもっていますが、だれも「竹村社長」とは呼ばないですね。
「社長」という役割をもっているメンバーの1人なので、えらくも、すごくもないんです。

「常に個人が一番活躍できて、世の中に貢献できる場所を探す」という軸に基づいていろいろなことをやっていくだけです。


前後編に渡ってお送りしましたCEOインタビュー、お読みいただきありがとうございました。個人の力とやりたいことを最大限に発揮しながら日本の採用市場にダイレクトなアプローチを続けていくDSにもしご興味をお持ちいただけたら、一度カジュアルにお話しませんか?

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