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人に寄り添う仕事がしたくて-大手内定の彼女がスタートアップを選んだ理由とは。

曽我 知未

  • -2007年~10年:通信会社代理店にて勤務
  • -10年~16年:大手通信会社にて営業を担当
  • -17年~20年:大手飲料メーカーにて営業職・債権管理・アップセルチームやリテンションチーム管理など、多岐に渡る業務を担当
  • -21年~:CO-NECTにてカスタマーサクセス職を担う

自己紹介をお願いします

九州出身で、学生時代はソフトテニスをしていました。

キッカケとしては、元々家族がやっていてもっと家族との会話を増やしたいという想いからでした。

始めたのは中学からだったのですが必死に練習したことで成績を収め、高校では県内で当時一番強いインターハイ常連校に推薦で進学しました。

高校の時から数年役者をしていました。

0歳のときにCMに出たり、小学校で密着番組にでたりと少し活動したこともあってメディアに興味がありましたが、役者は考えたことがありませんでした。

将来に悩んでいる人向けの舞台に出会い、自分も同じように誰かの力になりたいと思ったことがキッカケです。

そこから役者を本気でやりたいと思って、東京の某事務所のシンデレラオーディションを受け運よく入賞し事務所に入りました。高校の途中からは、基本的には九州から東京に拠点を移していました。

ビジネスに本格的に携わるようになったのは上京後、経済的な理由から高給のアルバイトを探している中でコールセンターでの営業業務を始めた所からです。

ずっとワンちゃんが好きだったということと、コロナ禍でCO-NECTがリモート勤務がメインとなっていた事もあったので面倒が見やすいかなと考えたのと、周りの友達もどんどんお迎えしだして羨ましく感じていた事から、最近カニヘンダックスフンドという犬をお迎えしました!

(ミニチュアダックスフンドのより小型な犬種です。)

前職では何をしていましたか?

[通信会社代理店]

初めは、通信会社の代理店で働いていました。

父がセールスの仕事人間でほとんど家にいなかったですが、家にいても仕事の愚痴は一切なく、楽しそうに見えていたのもあって、営業をやりたいと思い入社しました。

お客様に「興味をもってもらうこと」「契約してもらうこと」の達成感と、仕事後に営業同士でお互いを褒める環境に虜になっていました。

楽しくて、気づいたら成績がトップになっていました。

ただ、代理店としてではなくもっとダイナミックな仕事に挑戦したいと思い大手通信会社に転職しました。

[大手通信会社]

大手通信会社では、主にコールセンターで新規顧客営業、管理職に携わりました。

初日研修の後、自分としては初めて扱う商材であり、法人営業でした。

2時間電話で営業する時間をもらい、セールストークなどのノウハウは過去に身に着けたものだけで電話をし初日に4件の契約を取りました。

まさかのデイリーで50人強いたコールセンターでトップの獲得件数になりました。

この時期は、役者もしており、ひたすらがむしゃらにどちらの仕事も頑張っていました。係長となり、課長代理に昇格のタイミングで役者を辞めてセールスの仕事に専念する事にしました。

完全実力主義で、頑張って成績さえ残せば、周囲からの賞賛も得られるし何より給与が上がる(笑)

そんな環境があっていたのか、とにかく楽しくて仕事をしていたら役職にも声がかかるようになったという感じです。

数字が伸び悩んだ時は、父に相談してセールスとしての心構えを教えてもらったりしていました。

メンバーは素直な人が多くて、とにかく全力で向き合うからこそスポーツマンシップというか、成績が負けて悔しくても1番の人に素直にコツやセールストークを聞けるような環境でした。

また、色んな上司を見て「私はこれは言わないし真似しないようにしよう」とか、「私もあんな風に声かけたり気にかけられるようになりたい」とか色んな人を見てきました。

役職につく前から、お世話になった上司の人柄を見ていましたね。

役者の時に身についた人間観察のおかげですね。

[大手飲料メーカー]

大手飲料メーカーでは、セールスに加えて管理職としてアップセルチームやリテンションチームを統括する役回りも担っていました。

部署の立ち上げも経験し、分からないことも自分から率先するしかなかったので大変でした。

マネジメントとしての大変さは、個人ごとにフォローの仕方を変えなければいけないことですね。

上司は部下を「人として成長させる」義務があると思っていて、ただそのやり方が難しかったですね。失敗もたくさんして「正解はない」というのが本音です。

転職を考えたキッカケは何ですか?

今まで、業務上の自身のダメなところは常に改善できるように努力してきました。

数字を追うことや、目標立てをすること、個人や自身のチームプレイは自信がありましたが、

飲料メーカー時代に、他社や他部署との折衝をするタイミングが増えました。

その時に、考えが全く違う人に出会った際に、ためらったり、急に萎縮して意見が言えなくなったり弱い自分をたくさん見つけました。

例えば心の余裕がなくなってきた時に、声色の圧が強くなったり、

私がやってもらって嬉しかったことがプレッシャーに感じる人がいるんだということ、

正論を振りかざすことが、すべての状況で正しいわけではないということなどなど・・・。

本を読んだり上司に相談したり・・・。

「忙しい時、余裕のない時こそ、笑顔でいたらいい」というのは

今でも心に残っていて意識しています。

人間としても自分自身のスキルとしても成長できていたのですが、大きな組織だとチャレンジしたい事に対して業務領域が限られてしまう部分があって・・・。「この会社にいたままだと、ここまでだな」という天井が見えてしまったのが転職を考え始めたきっかけです。

会社の経営自体は安定はしていてそのままいても困らなかったとは思うのですが、もっと成長したい。挑戦したいという思いから思い切って転職しました。

転職活動中はどのような企業を見ていましたか?

大手からベンチャーまで幅広く見ていました。

仕事を選ぶ基準としては、

①全く携わった事のない分野の仕事がしたい
②人に寄り添う仕事がしたい

という2つの軸がありました。

そのため、例えばEC構築のシステムベンダーやHR系の企業なども見ていました。ECサイトであれば出展者の方の支援ができるし、人材であれば転職支援もできると考えていました。

最終的にCO-NECTを選んだキッカケは何ですか?

一番大きな理由は、人ですね。

面接の際に、「自分がチャレンジした時に、前向きに受け止めてくれそうだ」と感じました。

例えば面接時の質問で、CO-NECTの現状の課題に対する意見を求めてもらえるような質問があり、入社した際にも意見を求められ挑戦させてもらえる環境だと感じました。

スタートアップに決めた理由としては、一から何か作る会社に行きたいと考えたからです。

大手にも内定はいただいていたのですが、前職同様、天井が見えてしまうと思い、CO-NECTを選びました。

商材としても、CO-NECTは「やさしいテクノロジーで社会をアップデートする」を掲げ現状の社会課題を変えて行こうとしていました。受発注領域の業務効率化という文脈で、困っている人の力になれて、助けることにも繋がる良いことしかないと感じました。

前職とは全く異なるベンチャー企業という環境で挑戦できることも魅力でした。かつカスタマーサクセスに特化した部署は初めてということもありそこも決め手ではありました。

業務内容を教えてください

カスタマーサクセス部の所属です。

内容としては、

①契約した後のお客様が導入した後のサポート
②契約したお客様の状況をお伺いして、プランのアップセル
③定期コミュニケーション

です。

お客様とのコミュニケーションが主な仕事です。お客様にアンケートを実施し、結果次第で電話やメールにて導入後の状況を伺っています。また、導入から3か月毎に定期的に連絡を取っています。

とにかく始めのうちは覚えることが多くて、混乱しすぎて受注と発注がぐちゃぐちゃになるほどレベルが低かったと思います。

わからない事や困っている事に関して相談しやすいメンバーがいることもあり、少しずつシステムや、何の情報がどこにあるのかという理解を深めて行きました。

お客様もすごく良い方が多くて、ご迷惑をかけることもあったかと思いますが、なんとかやれてます。現在はアップセルと、定期コミュニケーションを入社して立ち上げた状態ではあるので、1つ1つ少しずつ改善していけたらと思っております。

1日の流れを教えてください

1日の流れは日によるので、比較的分かりやすいスケジュールの日の例です。

  • 09:00~09:30  前日までの社内共有確認
  • 09:30~10:30  前日までの顧客対応の振返と処理・対応顧客確認
  • 10:00~18:00  顧客対応(Web会議のOBサポート(※)/電話での不明点の解消/アップセル/定期コミュニケーション 等)
  • 18:00~18:30  全体MTG
  • 18:30~19:00  顧客対応未完対応

※OBサポート= オンボーディング(実際に利用を開始いただくまでセットアップ)のサポート

CO-NECTの良いところは何ですか?

社内決済が早いところですね。

前職の企業は分業が非常に多く、決済まで時間がかかっていました。

しかし、CO-NECTではトップダウンではなく、意見が出しやすいところが魅力ですね。業務フロー自体を提案するなどのチャレンジ出来ることもあります。

また、社員全体が当事者意識を持っているところも魅力です。

質問や提案をした時に、しっかり検討してくださるんですよ。

自分の担当じゃないから無理などと突っぱねられることもなく、意見が言いやすい環境だと思います。

CO-NECTをどうしていきたいですか?

地方にももっと広げたいと考えています。

私の実家が会社をやっていているのもあって、肌感としてなのですが首都圏と比較すると地方の方がDXが5年ぐらい遅れてると思うんですよ。そのため、FAXでの受発注に関してもやはり地方が多いと感じます。そのことに驚くと同時にこれから先人手不足になった時に業務非効率から企業の競争力が落ちていってしまうんじゃないかという危機感も覚えました。

そういう会社にCO-NECTを導入しやすいと思ってもらえるようにしたいです。

CO-NECTは今後も「やさしいテクノロジー」で、変化を怖がっている企業の方々にも寄り添っていけると考えています。

自社完結ではなく、取引先も巻き込んで導入してもらうシステムなので導入のハードルがかなり高いと思っています。説明力でそのハードルを越えたいですね。

また、導入後にお客様の業務効率が悪くなってしまったら元も子もないので、導入後のサポートも導入前同様大切だと考えています。

そのためにも、CO-NECTは初期設定の簡素化企業毎のカスタム機能がもっと増やせたらいいのではと思います。

これからのCO-NECTがどうなっていくのか、働いている私自身もすごく楽しみです。

どんなチームを作りたいですか?

こういう組織だといいなと思うのは、

「質問しやすい環境・みんなが同じ方向を向いていること」

ですね。

前者は現状出来ていると考えています。

後者に関しては、社員全体を平均した時に「顧客視点」「利益視点」のバランスが取れていることが大切だと考えています。

私は、「顧客視点」と「利益視点」どちらも重要だと思っているんですね。そのためお互いの意見を尊重出来る環境で、バランスが大事になって来ると思います。

そのためには、背中を預けられる環境が大事だと思っています。

「この人に任せて大丈夫かな」と思われるのは凄く不甲斐ないですし、相手にも思いたくないんですよ。現状だと、私自身も入社して間もないので上司に結構負担を掛けてしまうことが多いんですよ。

そのため、もっとお互いがwin-winの関係でいられるように、私自身も出来ることを増やしていかなければいけません。

そのためにも、「常に新しいことにチャレンジし続ける人」でありたいです。

どんな人と働きたいですか?

個人的には、自身の置かれている状況を楽しめる人ですね。

仕事としても基本的にはポジティブな人が良いと思います。

私の好きな言葉が「前を向けない時は、下を向くのではなくひたむきになれ」なんですよ。

これは私が過去に掛けられた言葉なんですけど、無理に「上を向け」と言ってないところがいいなと思ったんですよ。

マイナスに捉えるのはもったいないですからね。下を向かなければいい。それだけなんですよ。

会社の人は家族より長くいるので、支え合える関係性がいいと思っています。

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