こんにちは! 株式会社CurioTech採用チームです。
こんにちは!株式会社Curio Tech採用チームです。「もっと値づく。が根付いてく。」というキーワードを掲げ、モノとヒトが本来の価値を発揮できる社会を目指す当社。Wantedlyのストーリー記事では、メンバーの紹介や各種イベントレポート、採用関連の話題といった幅広いコンテンツを発信しております!
今回お届けするのは、CurioTechの新たな一歩を象徴すると言っても過言ではないとっておきのニュース。代表取締役・小林慶太郎がベンチャー経営者を紹介する専門誌「ベンチャー通信」に掲載され、時期を同じくしてCurioTechの新たなPMVV(PURPOSE・MISSION・VISION・VALUEからなる経営指針)も10/26に発表となりました。
今回はそのニュースをきっかけに、小林代表が今あらためて思う会社の在り方、価値観、組織づくりへの考え方といった経営哲学にフォーカス。これは単なる「夢を叶えた経営者」のサクセスストーリーではありません。今もなお自分を見つめなおし、失敗を認めながら前へ進んでいる一人の人間の記録です。
目次
▼10年前に憧れた場所に、35歳で立った。
今回のベンチャー通信掲載は小林代表にとって、“10年越しの夢”が叶った瞬間でもありました。
小林:前職で買取営業をやっていた25歳のころ、家とオフィスの間にあった書店で「ベンチャー通信」を見かけたんです。当時の自分にとって、雑誌に載っている経営者って弁護士とかと並ぶ「かっこいい大人」のカテゴリで。「いつか俺もここに載るんだ」って、勝手に心の中で燃えてたんですよね。
そこから月日は流れ202年、日々に忙殺されながら昔の夢も忘れかけていた頃。ベンチャー通信を運営する会社から、CurioTech宛に掲載依頼メールが届いたのです。
小林:「うわ、懐かしい。俺これ載りたかったやつだ」って、記憶が一気に蘇って。もちろんすぐに承諾しましたね。あのころと比べると世の中のことも分かってきて、誌面掲載にビジネス的な側面があることも承知はしています。けれど実際にできあがったものを手にすると、やっぱりめちゃくちゃ嬉しい。ずっと憧れていたからこそ、「俺、ここに載れたんだ」っていう感慨深さがありましたね。初めて車の免許を取った時みたいにウキウキしてしまいました(笑)
ちなみに、ベンチャー通信から届いた掲載原稿を小林代表は一文字も修正しなかったといいます。
小林:自分が話したいことは全部話して、それを取材者の方がベンチャー通信としての言葉に翻訳してくれた。相手にそう解釈いただいたのであれば、それが外から見た自分の本当の姿なんだろうなと思ったんです。
自分がどう見せたいかよりも、相手からどう見えているか。そのスタンスは、今回の経営指針の見直しにもつながっていきます。
▼PMVV刷新。理念を“変えた”のではなく、“再翻訳した”
ベンチャー通信の誌面には、「当たり前を愚直に徹底し、四方よしの新しい標準をつくる」という小林代表のメッセージが掲載されました。第三者から見た、急成長ベンチャーとして業界をけん引するCurioTech。その姿を余すところなく伝えてくれたからこそ、小林代表があらためて目を向けたのが「社内」の現状。実は以前から、この点には強い問題意識を持っていたといいます。
小林:「うちの理念は?」と聞いても、「四方よし」すら十分に説明できない。入社1年以上のメンバーでさえ、理解して言語化できる人間はほとんどいない。それが、実際の現状だったんです。
外から見れば一言で伝わる姿があるのに、中で働く社員が自分の言葉で説明できない。小林代表は、その原因を社員の理解力ではなく、自分の伝え方に求めました。
小林:これまでの経営指針では抽象度が高すぎて、「今日の自分の仕事」と「会社が目指す未来」をつなぐストーリーを理解しにくかったのでは…と思ったんですよね。外部の方には言葉にしてもらえたのに、社員が食べられる大きさ、口に合う表現までは自分が翻訳できていなかったなと。今回のベンチャー通信掲載がキッカケで、大事なことにいまさら気付いたんです。
こうして10月26日から社内展開されたのが、新たなPMVV(PURPOSE・MISSION・VISION・VALUEからなる経営指針)。実際にPMVVを刷新するという決断をしたのは、なんと10月中旬、今回のWantedly記事取材の前日だったそうです。
ただし、CurioTechの「考え方そのもの」は変わっていません。「顧客⇒社会⇒組織⇒個人」の順に寄与し、その質と量が大きくなるほど最終的に自分へ返ってくる…という根本の考え方も、原因自分論・他責にしない・約束を守るといった行動指針も、基本的には今までとまったく同じ。変わったのは、「表現する言葉の粒度」です。
小林代表はこれまでの経営指針をもう一度かみ砕き、誰もが理解しやすい概念・言葉へと再翻訳しました。
小林:信用残高を水だとすると、それを入れるバケツに穴を開けないための行動が「凡事徹底」です。絶対に誠実でいること、損得より善悪を優先すること、約束を守ること、素直で謙虚でいること。これを外したら、そもそも人から「もう一度会いたい」とは思われません。
それを踏まえ、「もう一度会いたい」に至る道のりを言語化したものが今回の新たなPMVVになります。
- PURPOSE:四方良し(顧客・社会・組織・個人)
- MISSION:「相談したい」人とお店をつくる
- VISION:「もう一度会いたい」我々になる
- VALUE:凡事徹底(行動指針10ヶ条)
催事日本一を目指すなら、日本一「相談したい」「信頼したい」と思われる存在でなければならない。このシンプルな考え方は、マネジメントの共通言語として経営陣が現場で使いやすいというメリットもあると小林代表は言います。
小林:「その接客、俺ならもう一度会いたいと思わない」「その状態なら別の人に相談する」というふうに、どこで止まったのかを具体的に指摘できるんです。
たとえば、コロンビア産・ノンオイルのエメラルドを持ち込まれたお客様に、その価値を理解したリアクションができなかったとします。それは、宝石アドバイザーとして『お客様が認めてほしいポイント』を理解できていなかったということ。だから『宝石知識を学び直そう』という具体的な行動にまで落とし込めるんです。
▼人間のハードウェア=筋肉が、この先の未来を変える。
ここまでは、ベンチャー通信掲載をキッカケとした小林代表の思いの変遷・そして新たな経営指針策定の経緯をお伝えしました。
実はもうひとつ、ここ1年で小林代表の経営思想に大きな影響を与えているものがあります。それが、筋力トレーニングです。
小林:知識や情報、ソフトウェアの多くは、これからAIで補えるようになる。でも、身体というハードウェアだけは、毎日の積み重ねでしか変えられません。だったら、そこに振り切ろうと思ったんです。
構想しているのは、会社全体で運動・筋トレを促進する「全員マッチョ計画」。自らもその先頭に立ち、2028年には複数のボディメイク系コンテストで優勝することを目標に掲げています。そのキッカケとなったのは、前年11月に観戦した横川尚隆選手のプロ戦でした。
小林:彼がプロカードを獲得する姿を見て、正直食らいまして。50%は感動、あと50%はものすごく悔しかったんです。もし彼が筋肉に注いでいる力を経営に向けたら、自分は勝てないかもしれない。だったら、彼の土俵で自分も戦ってみようと思いました。
そう思い立ってから約11ヶ月、なんとあれだけ好きだったお酒とラーメンを断っているのだそう。二次会にも参加せず、祝いの席や経営者としての付き合い以外では一切飲むことがなくなったといいます。
小林:お酒もラーメンも、今でも好きですよ。夢にも出てきます(笑)。だから「意志」で頑張るのではなく、「環境」そのものを設計することにしました。ラーメンを食べる、お酒を飲む、二次会へ行くことが、自分にとって「損」になる生活構造をつくったんです。
そう語る小林代表は、まず自身の生活を食事・栄養・消化・吸収・睡眠・トレーニングの6要素に分解。それをもとに予定している大会当日から逆算した3年・1000日計画で日々の暮らしを全体設計した結果、我慢しなくても自然と今の生活が当たり前になったといいます。
小林:自分も、人も、思い通りに浮かなくて当然。だからこそ、そう導けるような環境を設計する。これは経営にも通ずる話だと思います。筋トレを始めたことによる意識の変化は、明確にCurioTechの未来に影響を与えていると感じますね。
▼迷ったら、やらない。横川尚隆選手から学んだ集中力
1年間、本気で鍛えた結果はどうだったのか。小林代表の答えは潔いものでした。
小林:同じ1年間でも、横川選手の身体はさらに圧倒的に成長していて。今回も、100%負けでした。プロ中のプロと比べてたら当たり前、と言われればそれまでですが、個人的には本気で競い合っていたので悔しかったですね。
その差を生んだのは、「筋肉にならないことを、全部捨てる」という徹底ぶりだったと言います。食事は分単位で管理し、歩くスピードまで筋肉を減らさないよう調整し、怪我をしないよう365日科学的に行動している。何をするか以上に、「目標に関係ないことをしない力」こそがセンターピンだと痛感したそうです。
この学びは、CurioTechの経営にもそのまま重なりました。
小林:会社にも「怪我」があるんです。コンプライアンス違反、メンバーの離職、チーム内の人間関係の崩壊。この1年、自分は会社経営で何度も怪我をしました。成果を最大化するだけでなく、持続的に戦える状態を守る「故障しない戦略」が、自分には足りていなかったのだと思います。
判断基準も、極端にシンプルになったといいます。
小林:迷ったら、全部やらない。迷ったら採用しないし、迷ったら契約しないし、食べていいか迷ったら食べない。本当に必要なものなら、準備さえしておけばその場で選べるはずなので。「これ要るかな?」と思った時点で、不要なんだと思います。
▼夢を叶えても、まだ負けている。だから、前に進む。
取材の終盤、小林代表は「最近のポジティブな変化」について語りました。
小林:きちんと負けを認められるようになりましたね。筋トレは、今の自分から逃げられません。100kgを10回上げたなら、次は11回、もしくは102.5kg。達成できなければ、それが今の実力です。「やった」ことと、「目標に届いた」ことは別軸。努力した事実と結果の評価を、ごちゃ混ぜにしないようにしています。10年かけて何かを成し遂げるなら、その間に3600回失敗する前提で見積もっていますね。
“目指す場所”を聞かれたときの答えも、変わってきました。
小林:最近は遠くにある目標よりも、「昨日より前にいる自分」を目指しています、と答えています。
25歳のころ、「別世界のかっこいい人たち」だった経営者。その場所へ10年かけてたどり着いた今、小林代表自身がかつての憧れだった先輩経営者から相談を受ける機会も多くなったといいます。
小林:何十社もバイアウトしている経営者の方や、数千人規模の会社を率いる社長、100年企業の後継者の方から相談していただけるのは、本当に嬉しいです。自分が偉そうに答えるのではなく、自分の体験を共有して、最後は「とりあえず筋トレ行きましょう!」と言える。それが今の自分らしいなと思っています(笑)。
それでも本人は、今も「まだ負けている」と感じているのだそう。夢を叶えても、負けを認め、自分の間違いまで言葉にして、次へ進む。これが、いまのCurioTechの経営の姿勢といえるでしょう。
小林:メンバーにあらためて言いたいのは、「たくさん負けることを恐れないでほしい」ということ。多くの「負け」を引き受けることでしか、自分を証明しながら前へ進むことはできないと思っています。向上心って、「このままじゃ嫌だ」という痛みの裏返しだと思ってますから。
だからこそ、これから仲間になってくれる方にも、たくさん失敗するつもりで飛び込んできてほしい。そんなひたむきな人をCurioTechが愛さないわけがありませんし、全員が本気でサポートしますので。
2026年10月26日、CurioTechは新しい経営指針をひっさげ、新たなスタートを切りました。「相談したい」「依頼したい」「もう一度会いたい」と思われる日本一の会社を目指して、私たちの挑戦はまだまだ続きます!