はじめまして。
株式会社PoliPoliでカスタマーサクセスをしております、中井澤卓哉と申します。 2022年7月よりジョインしました。
この記事がキャリアチェンジに悩んでいる方やPoliPoliが気になっている方に少しでも参考になれば幸いです。
▼プロフィール
1998年神奈川県生まれ。 2016年、神奈川県立横浜国際高等学校卒業、同年筑波大学教育学類に入学。 言語や社会経済的背景の違いに関わらず、「ひと」と「ひと」の関係性として多様な人々が共存する社会はいかに可能か?という観点から哲学・教育学の研究に従事し、同時に日本語教育の実践にも携わる。2018年から2019年にかけて、リュブリャーナ大学(スロベニア)文学部にて、特別非常勤講師。2018年より(一社)日本国際化推進協会にて副事務局長。同社で2021年より、全世界の元日本留学生を一堂に会した「帰国留学生総会」を外務省と共同で実現し、以後毎年実施している。 2020年に日本語教師や外国につながりがある子どもの日本語・キャリア支援を行う(一社)ひととを創業し、代表理事を務める。 2021年より文部科学省・中央教育審議会の臨時委員を務める。
PoliPoliを知ったきっかけはTwitter
PoliPoliを知ったきっかけは、Twitterでたまたま資金調達のプレスリリースを見かけたときです。
初めてPoliPoliを知った時、メンバー構成が私と同世代中心で、刺激を受け、ワクワクした記憶があります。これまで一緒に働いてきた人たちは30代の方がほとんど。正直、同世代の人たちと働くイメージがあまり、つかなかったのですが、同時に楽しそうだなと直感的に思っていました。
また、これまで私が歩んできたキャリアも、PoliPoliへ関心を持ったことに影響していると思います。
私は2018年から元日本留学生のネットワークを産業界に活用するプロジェクトを経済産業省の事業のもとで開始しました。また、2020年からは外務省とともに「帰国留学生総会」に取り組む中で、政治や行政とともにによりよい社会を目指していくアプローチに初めて触れ、その意義深さを実感していました。
資本主義の経済原理では解決し難い社会課題に取り組んでいたこともあり、政治・行政との協働的なアプローチを通じて社会的インパクトを追究する仕事をしていきたいとも考えていました。ちょうどPoliPoliに出逢い、強い関心を抱いたことを覚えています。
「誰と」働くかを大切にし、応募を決断
私は「何をするか」よりも「誰と働くか」を重視していました。というのも、前職で組織崩壊を経験したり、自身が創業した会社で代表として組織作りに失敗するなど、かなり多くの挫折を重ねてしまっていたからです。
その点、「幸せに鬼コミット」などのバリューに象徴されるように、同じ会社で働くひとを大切にする文化や制度が面談を通じて伝わってきました。このことがPoliPoliへの入社の決め手の一つになりました。
ただ、一緒に働くメンバーについては、実際に仕事をしてみないと分からない部分も多いので、トライアル期間*もうまく活用しながら確認しました。ただ短い期間の中で、すべてを確認することは不可能です。そのためフィーリングや直感も大切にしていました。
「誰と働くか」を一番に重要視していたわけですが、PoliPoliのミッションへ共感していた点も、入社理由の一つです。
PoliPoliは政治や行政とともに人々の幸せをつくり出すことをミッションに掲げています。これは自分のやりたいこととも重なる部分が大きく、とても魅力的でした。
私が人生をかけて取り組みたい問いは「異なる社会的背景をもつ人々が、いかにわかりあうことができるか?」です。
これは、私が2017年に内閣府による事業「東南アジア青年の船」でカンボジアに訪問した際の体験に基づいています。
訪問時、共通言語がなくひとことも会話を交わさなかったホストファミリーと別れ際にお互い号泣し、気持ちが通じ合っていたような体験をしました。
言語や宗教、文化などが異なるひとが共存する社会を、よりよい方向にもっていくのが法や制度です。PoliPoliは、その法や制度を政治・行政とともにつくっていける事業ではないかと感じ、入社を決めました。
* トライアル期間とは
入社して会社と候補者双方がWinWinな関係で仕事をできるのかどうかを確認し合う業務委託契約期間のことです。
PoliPoliでは通常入社前に1ヶ月ほどトライアル期間を設けています!
ポイントになったのはタイミング
選考を重ね、役員面談のその場でオファーをもらったのはスピード感があってとてもよかったです。他にも内定をいただいていた企業が複数あったので、少しタイミングがずれてたら、多分PoliPoliにはいなかったと思います。
自分自身、選考過程では、いま組織がどんな現状・フェーズにいて、課題が何で、その課題にどうやってアプローチすれば自分が貢献できるかに焦点を当てていました。その点もある程度聞けたこともよかったです。
日々学びながら一緒に取り組める仲間がいる
入社後の期待値とのギャップはそこまでありません。事業は実現したい理念に向かって、終わりなき学習とトライアンドエラーを永遠に行うプロセスです。そのプロセスを一緒に取り組める仲間がいることがとても嬉しいです。
PoliPoliに入社し感じた課題
さまざまな法や制度は、これまでの積み上げの上に成り立っている以上、その変革にさまざまな調整や考慮を要します。政治・行政領域において、急速な変化・改善と創造を志すスタートアップとして、プロダクト開発・サービス開発にチャレンジすることは、とてつもない困難であり、解がないプロセスであると思っています。
それゆえ日々仕事に取り組む中で「プロダクトに落とすの無理だよね」「政治・行政っていう領域だから仕方ないよね」という思考に陥ってしまいがちであるのは、自分自身の課題だと常に感じています。
今後は「政治・行政含めさまざまなひとが幸せを追究できるプロダクトはなんなのか?」を問い続けたいです。リソースは常に有限ですが、思考(アイデア)の可能性は無限です。「これを変えよう」というトライやチャレンジを続けると同時に、そういったマインドセットに苦しい時ほど立ち返えれるかどうかが重要だと思っています。
私が好きな哲学者・ヴィトゲンシュタインは次のような言葉を残しています。
人生が耐え難くなると、状況が変化することを人は思い描く。だが、最も大切で有効なのは、自分の態度を変えることだ。しかし、我々はこのことをほとんど思いつかない。そういう決心をするのは極めて難しい。
組織として「新しい政治・行政の仕組みをつくりつづけるんだ」という意志に、苦しい時ほど立ち返ることができるか。これが最大の課題だと思っています。
これからの目標
抽象的ですが、「『ひと』と『ひと』はいかにわかりあおうとする意志がもてるのか?」を追究し続けたいです。
私は、日常生活も事業も、基本的に社会はひととひとの関係性の中にあると考えています。その関係性を軸にさまざまなことが少しでもよい方向に向かっていくような仕事がしたいと思っています。
これから応募する方へ
新しい仕事を始める時は、どうなるにせよ「自己了解」が大切だと思っています。自分がどんな存在でありたくて、どんな世界を願っているのか。それらを会社がやっていることと付き合わせた時、それが「了解」できるものなのか。
これらを問い続けたら、必然的に次の道がぼんやりと見えてくるはずです。それがPoliPoliで挑戦できるものである時、ぜひ一緒に働きましょう。