ビジネスパーソン向けのオンラインビジネス英会話サービスや、グローバル人材向けの事業を行っているビズメイツ株式会社では、新卒採用も積極的に行っています。
ベンチャー企業の場合、入社時にどのような研修体制があるのか不安に思う方もいるかもしれません。そこで今回は、ビズメイツが新卒採用者に対して、どのような研修を行っているのか、その一部を2023年4月に行われた入社式と合わせてレポートします。
ナビゲーターは、自身も新卒で入社し、現在人事総務グループで新卒採用と研修を担当している山部です。
■プロフィール
人事総務グループ 新卒担当:山部 紗季
2021年新卒でビズメイツに入社し、ビズメイツコーチングの企画運営部署(現・商品開発グループ)に配属。さまざまな業務を経験するなかで人事に興味を持ち、2022年10月に人事総務グループへ異動。現在は、新卒採用に関する業務全般を担当。
“2年前のドキドキとワクワク”を自分が担当する立場に
——まずは、山部さんの経歴を教えてください。
私は、2021年に新卒で入社しました。最初に配属されたのは、ランゲージソリューション事業部が展開するビズメイツコーチングの企画運営グループ(現・商品開発グループ)です。
入社当時からさまざまなことにビズメイツで挑戦したいと思っていました。その中で、従業員や会社の成長に直接携わることができる人事にも興味があり異動を希望しました。異動となったのが2022年10月でそこから新卒採用業務を担当することになりました。
——ここ最近のビズメイツの新卒採用実績は、どのような状況ですか?
新卒の入社人数は、2022年度が総合職5名・エンジニア1名、2023年度が総合職4名・エンジニア2名の6名ずつとなっています。
2023年度の入社式は、4月3日に社内で開催されました。入社日は、約1時間の入社式の後、代表取締役社長の鈴木のオリエンテーションを1時間半、IT部署からのオリエンテーションを2時間行いました。
——山部さんは2021年度に入社されていますが、入社式はどのような心境で臨みましたか?
当時はドキドキとワクワクが同居していましたね。とくにコロナ禍だったこともあって、内定時点では同期入社メンバーとは直接会えていなかったので、入社式が初顔合わせだったんです。
まず、自己紹介で何を話そうかというところから緊張していました(笑)。
——今年入社の6名の印象はいかがでしたか?
皆さん落ち着いていて、堂々としていたのが印象的でした。入社式では、各自決意表明をしてもらったのですが、経営陣を前に笑いを取りに行く外国籍のメンバーもいて、素直にすごいなと思いましたね。
ビズメイツへの理解を深め、社会人の基礎が学べる。6日間の社内外オリエンテーション
——入社式のオリエンテーションはどのようなものでしたか?
鈴木からのオリエンテーションでは、自身の自己紹介、社名の由来、創業からの歴史、ビジネスの強み、売上の推移、今後の市場や展望などについて話してもらいました。まずは、ビズメイツという会社について理解を深めることを大事にしています。
ビズメイツでは“成長”という言葉を大切なキーワードにしているので、鈴木からは、成長をするためのマインドセットとして、「コンフォートゾーン」「ストレッチゾーン」「パニックゾーン」の話がありました。
楽な状態で仕事ができる「コンフォートゾーン」や、過度にストレスがかかっている「パニックゾーン」ではなく、適度な緊張感があり少し背伸びをしながら仕事をする「ストレッチゾーン」を意識しながら仕事をしてほしい、という内容です。
この話は、ビズメイツで働く場合だけでなく、これから社会人として仕事をする上での学びになったのではと思います。
その後に実施したIT部署のオリエンテーションは、ビズメイツの社員として業務をする上で必要となる、IT知識やセキュリティに関する心構えの研修を行いました。具体的には、会社から貸与されるPCや各種アカウントの設定など、会社で使用している各システムの概要や情報セキュリティーに関するリテラシー研修を行いました。
——入社式後の研修は、どのようなことを行いましたか?
2023年の研修日程は、4月4日〜11日の土日を除く6日間にわたり開催されました。4日・10日・11日は内部研修、5日・6日・7日は外部研修です。
——まずは、4日の内部研修について教えていただけますか?
内部研修の目的は「会社・部署の業務内容の理解」です。
まず、4日の午前中は人事総務グループからのオリエンテーションで、福利厚生や規則、勤怠管理の方法など、働き方に関するルール説明があり、その後オフィス見学を行いました。
ランチを挟み、午後からは各部署の業務内容を説明する研修がありました。
この日は、コーポレートデザイン本部、人事総務グループ、経営管理グループ、ITイノベーション推進室、広報室の部署長から、部署のミッションや各役割などを説明し、部署理解を深めました。
そのなかでコンプライアンスやSNS利用ルールなど、社会人として理解しておくべき内容もフォローしています。
加えて人事マネージャーからは、オンボーディングの一環で取り組んでいる自己紹介シートや、キャリアビジョンシートの作成に関する説明を行いました。(当社のオンボーディングプログラムについては、別の機会に説明いたします。)全社の従業員に対して、自分自身のことを知ってもらうための自己紹介シート、入社時点で思い描く将来のキャリアを考えることで、新入社員の6名には社会人としての自分を見つめる貴重な機会になったのではないかと思います。
——続いて、3日間の外部研修でしたね。
外部研修は他社と合同で行う新入社員向けの研修です。主な内容としては、社会人としての基本的な考え方やすぐに活用できるスキルを学びます。
身だしなみ、電話対応、名刺交換、報連相だけでなく、業務におけるタスク管理やPDCAなどといった、社会人として一般的に身に着けておくべき事項をこの3日間で学びます。
外部研修では他社の新入社員との交流もあり、混合のチーム分けでロールプレイングも行ったので、短期間でありながら社会に出てからすぐに使える実践的なスキルが身についたと思います。
——外部研修を経て、10日・11日は再び内部研修を行いました。
内部研修の後半10日には、ランゲージソリューション事業部、タレントソリューション事業部、フィリピンの子会社からの説明がありました。
フィリピン子会社のミッションや役割の説明については、取締役の伊藤が英語で紹介するなど、英語を活用することが多い日になりました。ビズメイツは多国籍なメンバーが働いている企業なので、英語に触れる機会も多くあります。研修の中でも、テーマカードにそって英語で自己紹介する時間を設けました。
最終日の11日は、事業企画室の部署説明に加え、評価制度の説明と目標設定研修を行った後、研修期間の集大成である研修発表をチームに分けて経営幹部や多くの従業員を前に行いました。
——研修発表は、どのような内容だったのでしょうか。
研修発表の目的は、社会人として将来を見据えることと、チームワークを学ぶこと。そして、全社員に新入社員のことを知ってもらうことです。
研修発表のテーマは「3年後、自分達はどのようなビジネスパーソンを目指すのか」でした。
この研修は全社員に向けて、研修の内容を整理して伝えるというものです。社会人になって、初めてのプレゼンテーションですね。
準備は1グループ3名で行い、チームワークやプロジェクトのスケジュール管理を学びながら、各チーム10分の発表に向けてプレゼン資料を作成します。
時間の制限があるなかで、どのように進めて表現すれば一番伝えたいことが伝わるのかを習得できる良い機会になったと思います。
研修を経て頼もしくなった新入社員の姿に感動
——山部さんから見て、研修を経た新入社員の変化はありましたか?
外部研修後のメンバーは、主体性が増したように感じました。入社当日はまだ「学生」という印象だったのですが、研修を経た新入社員は表情や発言に変化があり、頼もしくなったと実感をしています。
最終日の全社向けプレゼンでは、研修を通じて学んだことが随所に見られて、彼ら彼女らの成長を感じられて感動しました。
——新入社員からは、研修についてどのような感想がありましたか?
研修後にとった新卒アンケートを見ると、今後の仕事へのモチベーションにそれぞれつながったようで私自身とても嬉しく感じています。
(以下、アンケート抜粋)
【ビズメイツへの入社理由】
■自分が求めていた労働環境と一致していたためです。オフィス環境も未来感があり、テンションが上がりました。インターンシップに参加した時、ビズメイツで働けば、エンジニアとして一人前になれると確信しました。
先輩たちもみな優しく、能力を伸ばしやすい環境だと感じました。
■就職活動していた際、企業選びで重視していたのは、自身の「経験や興味」とその会社の「ビジネスや業務内容」が合っているかでした。
なので、まずこの点が理由の1つです。その上で内定をいただいた企業の中でビズメイツに決めたきっかけは「人」でした。
面接や面談で会った社員の方や社内見学をした際の雰囲気などが最終的な決断理由になったと思います。
【社内研修・オリエンテーションの感想】
■社内研修では、社長やそれぞれの部署やグループのリーダーから直接、仕事内容や目標について説明を受けることができたので、とても自分自身の為になった。
■少人数のため、双方向のコミュニケーションが多く、わからないこともすぐに聞ける環境だったので、各部署責任者から直接さまざまな話を聞くことができ、楽しく感じていました。また、所属部署だけでなく各部署の責任者からも話を聞け、会社全体への理解が深まったこともよかったです。
【研修発表の感想】
■インターンシップ時代からお世話になっていた先輩や、配属先の上司など、多くの社員の方に来ていただいて、とても緊張しました。
皆さんの前で自分の目標を宣言することで、自分を奮い立たせることができました。宣言した目標や会社のValueを体現できるよう、これからも頑張っていきます!
■研修発表の企画から構成まですべてを新人の私たちに任されていたので、すごく不安な気持ちがありました。 だけど、同期のみんなと一緒に協力し合い準備したら意外と難しくなくとても楽しかったです。
発表後には多くの先輩たちから褒めてもらったのでとても嬉しく、仕事に対するモチベーションが上がりました!
【どのような社会人を目指していきたいか】
■夢を掲げ、そのために常に目標を見つけ、それに対して行動し続ける人。
目の前の仕事を確実にこなしつつも、キラキラした目で夢を語り、実現を目指し行動し続ける人が素敵だと思うので、そういう人になりたいです。
■頼り頼られる存在を目指したいです。頼られるという点に関して、仕事での成果をあげ信頼されるようになりたいという思いから、他方、頼るという点に関しては、一人よりも多くの人の力を借り、よりよいものを目指すべきと考えから、この目標を掲げました。
入社後は会社に馴染めるように、みんなでフォローします!
——来年の新卒採用や今後の新入社員研修をよりよくするために、どのようなことを考えていますか?
2023年度の新卒採用や研修については、全社的なサポートを受けられたこともあり、採用活動が5月で終了しました。来年度に向けては、これから本格的に考えていくところになりますが、個人的には社歴の近い先輩社員にも研修に参加してもらい交流の機会を設けるなど、会社全体を巻き込んだものにしたいなと思っています。
——集合研修後、新入社員は各事業部でOJTを中心とした研修を実施しているんですよね。
はい。OJTを行う側の先輩からも「フレッシュな気持ちを思い出した」という感想がありました。初の後輩ができた人もいて、人に教えることでほかのメンバー自身の成長にもつながるなど、会社全体に良い影響をもたらしていると思います。
——新卒入社後は、どのようなフォローがあるのでしょうか?
入社時の研修以外にも1年間かけて社内・社外の研修を実施しています。またそれ以外にも、配属後四半期ごとに人事面談や、キャリア相談も行っています。
個別の学習機会としては、オンライン英会話『Bizmates』やe-ラーニングも受講し放題なので、各自スキルを積極的に磨いていってほしいです。
ビズメイツでは教育研修に力を入れているので、今後も年間研修計画に沿ってさまざまな研修を実施する予定です。
——最後に、ビズメイツが気になっている学生さんにメッセージをお願いします。
ビズメイツでは、新入社員がより早く会社に馴染み業務理解を進め、活躍できるように研修を含めた受け入れ態勢の整備を進めています。所属部署はもちろんのこと人事チームでもフォローしていきますので、新卒の方も安心してご応募ください。
取材協力:CASTER BIZ 採用