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スタイリストを目指していた私が、飲食の世界で働くことを決めた理由

現在、飲食店の運営を行う株式会社MUGENのエリアマネージャーとして働いている味松敬子さん。しかし、本来彼女が目指していたのは、スタイリストになることでした。地方から上京し服飾の専門学校を卒業したにも関わらず、なぜ飲食の道を進むことを選んだのか。その決断の理由に迫りました。

夢の実現のために奔走した学生時代

-味松さんはどういうきっかけで飲食の世界を志すことなったんですか?
もともとの私の夢は、スタイリストになることでした。そのために上京して、専門学校に通って、スタイリストになることを夢見ていました。
ただ、一般的にスタイリストになるためには、自分のアトリエを持つ必要があるんです。アシスタントとして働きながら、自分の作品も作っていく。それがスタイリストという夢を叶える方法でした。
しかし、都内に仕事場となるアトリエを持つためにはまとまったお金が必要でした。そのために、居酒屋でアルバイトをしていたことが、飲食の世界を志す1つの接点になっています。
-当時から居酒屋で働くことに楽しさを感じていたんですか?
いえ。当時は飲食店で働くことに楽しさを感じていたわけではありませんでした。あくまで自分の夢を叶えるために働いていた感覚が強かったと思います。もちろん、飲食の世界で働くことも楽しかったですが、この道を進んでいくと思うには至りませんでした。
ただ、専門学校を卒業して、スタイリストになるために1年間資金を貯めている時期がありました。長い期間、自分の夢から遠ざかった時に、本当にスタイリストになりたいのか?と葛藤する時間が長くなっていきました。そこでたまたま出会ったのが、株式会社MUGENが運営していたなかめのてっぺんでした。
-味松さんと会社との出会いはどのようなものだったんですか?
お店で接客して仲良くなったお客さんが、なかめのてっぺんで働いていた方で。誘って頂いたことが最初のきっかけでした。ただ、実際にお店のことを調べていくと、凄く活気のあるお店だったんです。それを見た私は、働くとしても週1~2くらいで十分かなと感じていました。
しかし、実際に働いてみると、お客さんに向き合って接客する面白さに気付くことができたんです。接客とはどういうものなのか。お皿の置き方や、お客さんとのコミュニケーションの取り方を本格的に教えてもらうことで、接客業の面白さに取り憑かれていきました。そこからシフトに入る回数はどんどん増えていきました。

社長の行動が迷っていた私の背中を押してくれた

-スタイリストから居酒屋の世界で働いていくと決意した瞬間はありましたか?
まだアルバイトだった私に、わざわざ社長が会いに来たことがあったんです。新しくオープンする店舗を任せたいこと。社員になることのお誘い。そして、私に変えてほしいことを伝えるために、サシで飲みに行こうと誘ってくれたんです。
その時のことは、今でもよく覚えています。当時の私は、スタイリストの夢を追いかけるか、飲食の世界で働いていくかで悩んでいました。だからこそ、アルバイトという立場に甘んじて、「こうやったらいいと思いますよ〜!」とか「こうしたらいいんじゃないですか〜?」と、責任の無い意見を発して、のらりくらりと働いていた節がありました。
社長は、私の中途半端だった部分を理解した上で叱ってくれました。その時に、ただのアルバイトの悪い部分まで社長が知ってくれていたことにびっくりしたんです。自分の悩みの核心を突いてくれた時、ここで働いていこうと決心することができました。
-味松さんにとって、社長の内山さんはどんな印象を持っていますか?
働くスタッフ1人1人と距離が近くて、社長っぽくない人だなと思います。社員の悩みや目標を、誰よりも知っています。なにより意見が言いやすいと思います。
内山は社員の働きやすい環境やコンディションに気を使ってくれますし、それを受けた社員は同じようにアルバイトスタッフが楽しく働けることを考えています。アルバイトだった私を飲みに誘ってくれるような人ですから、普通の飲食店の社長とはずいぶん違う人だと思いますね。

やりたいことを追求しているからみんなが楽しく働けている。

-味松さんは長い間働いてみて、なぜみなさんが楽しく働けていると思っていますか?
やりたいことや目標が自己申請なことが大きいと思っています。例えば店長になりたいのなら、まずそれを申告する。そのために、自分で必要なことを考えて実行していきます。自分の目標を申告することで、まず自分が変わる。そしてメンバーからの印象が変わっていく。そうすることで、自分のやりたいことを掴んでいく仕組みのおかげ楽しく働けているように思います。
以前は、店長や料理長などの役職は社長が任命していました。ただ、いきなりあなたが店長でお願いします!と言われても、本人が本気でやりたいと思っていなければ、やらされ店長になってしまう。この方法は、あまり結果が付いてきませんでした。自己申請制になったことで、仕事にやりがいや向上心を持って取り組む人が増えたと思います。
私達の中には、店長になりたくない人や社員にならなくても良いって人はたくさんいるんです。接客業は好きだけど、人を束ねることが苦手な人もいる。いまの立場で働き続けたい人もいる。そういうメンバーがそれぞれのやりがいを持って働けていることが要因だと思います。
-自己申告というやり方は、珍しいですね。
そうかも知れません。でも、その人のやりたい仕事を追求できたら、それがいいんじゃないかと思います。社員1人1人がやりたい仕事に向上心を持って取り組めて、楽しく働けていれば、キャストはこの会社いいなって思ってくれるはずです。一人一人のやりたいことにマッチした働き方ができれば、私達らしいのかなと思っています。
-最後に、味松さんにとって株式会社MUGENはどういう存在ですか?
私にとって、MUGENは家族のような存在です。職場に来るとホッとするというか、自分の居場所があると思えるんです。私自身に子供はいないんですが、まるで子供を育てている感覚があります。
アルバイトで入ってきてくれたキャストは、まるで子供のように感じる瞬間が多いんです。私自身、社長の内山に大切なことを教えてもらった分、一緒に働いてくれるスタッフにそれを還元していけたらと思っています。

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