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CRC・CRAの経験を活かして、今こそ治験バーティカルスタートアップで新たなチャレンジを。業界動向について書いてみました。

このCOVID-19パンデミックで『治験』という言葉の認知度は一気に高まった。一方で、この10年以上業界プレイヤーが市場に見出だすソリューションは業界成長率からもほぼ横這いなのはあまり知られていないかもしれない。

まず、治験市場の大きな二大市場がCROマーケットとSMOマーケットである。

CROは製薬企業からアウトソーシング分野で、主にモニタリングやデータマネジメントを請け負うベンダーになり、CRA(業界ではモニターと呼ばれる)を治験を実施する医療機関に派遣する。CRAとはClinical Research Associateの略称で、「臨床開発モニター」や「モニター」と呼ばれ、新薬開発の最終段階である臨床開発の「治験」が適正に行われているかどうかをモニタリングする仕事を主に行う。CRAの主な業務は、医療機関において治験が実施される際にその治験が適正に行われているかどうかをモニタリングする。症例データの回収や進捗状況の管理などの業務も行い治験において非常に重要な業務を請け負う。

SMOはSite Management Organization(治験施設支援機関)の略称では治験実施施設(医療機関)と契約し、GCPに基づき適正で円滑な治験が実施できるよう、医療機関において煩雑な治験業務を支援する組織。CRCを派遣し治験に関わる医師や看護師、事務局の業務を支援することにより、スタッフの負担を軽減し、治験の品質・スピード向上を支援する。CRCの主な仕事は、治験を円滑に進めるための重要な調整役で、治験実施医療機関にて患者の対応含めて治験業務全般をサポートする。

この二つの業態は日本の治験の中で非常に重要な役割を担う。一方で非常に重要な役割を担うにも関わらずSMO業界では400億前後を10年以上、CRO業界も2000億前後をこの5年、業界売上推移はほぼ横ばいになっている。

日本CRO協会より参照 

日本SMO協会より参照

一つ言えるのは、決してCRO業界、SMO業界がダメというわけではなく日本で治験(=新薬承認)を行うにあたり、絶対必要ポジションを作り上げたこの二つの業態は本当にすごい。

この二つの二業態にここまで支えてもらった日本の治験という市場をこれからさらに伸ばすために、今できていないことは変えることも含めて。さらにはこれら二業態をさらなる成長業界にするためには、業界における『新たな第三極』が必要なのではと個人的には思っている。

それが我々のようなテクノロジーの力で業界をさらに良くしていこうと本気で考えているバーティカルスタートアップではないかと思うんです。

SMO業界のCRCさん。(もちろん院内CRCさんもすごく重要です)そしてCRO業界のCRAさん。これらの業界を牽引してきたポジションでの経験を活かして新たな環境を作り、新たな業界ソリューションを創っていくことがこれからの日本治験業界の未来をさらに良くしていくと本気で思っています。

なかなかテクノロジーが浸透してこなかったレガシーな産業だったからこそ、このタイミングでテクノロジーの力とこれまでのやり方を良い意味でmixしていくタイミングではと。その結果、もう10年後の日本の治験はものすごく良い環境になっている。していかねばと思っています。

もし、これまでの経験を活かして新たなチャレンジをしてみたい。テクノロジーと自分の経験を融合させたい、と思っている方がいれば僕らはいつでもwelcomeですのでカジュアルにご連絡ください!

CRCさん、CRAさんの経験を活かしたチャレンジはこちら!

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我々は『テクノロジーの力で一人でも多くの患者さんに新たな選択肢を』をミッションに掲げ、 ・製薬企業向け新薬開発(治験)DXの 「SaaS事業」 (治験をメインとした臨床開発〜市販後マーケティングのプロセス効率化) ・患者さんの声を届ける「患者特化SNS事業」 の2つの事業ドメインを持っています。 新たな治療法を患者さんに届けるためには、製薬企業は治験を行い厚労省に承認を得る必要がありますが、薬の承認までの平均時間は10年以上、、、、。 この承認を取得するまでの長い期間の中で多くの課題があります。 まずは、ここを解決するための製薬企業・治験実施医療機関向けにDX化していくSaaS型のプラットフォーム事業。 治験実施医療機関の調査から始まり、医療機関での治験業務管理、治験情報公開、被験者募集、治験に参加した患者さん服薬管理や来院管理のフォローなど多くの治験プロセスが未だアナログ且つ、データの蓄積などがされていません。 そして、エンドユーザーとなる患者さんやそのご家族の声を形にする事業。 患者特化型のSNS『ミライク』を用いて、患者さん同士を繋ぎ、患者同士での課題解決や先輩患者からのアドバイス、治療体験談の共有 など患者視点でのanswerを提供します。そして治療に関わる患者主観情報や、治療以外の定性的な悩みの情報などを SNSという環境を用いて収集し、実際に治療を受けいてる患者はどのような悩みを持っているのか、 それらのデータを製薬企業や研究機関に提供し、未来の医薬品開発、患者中心医療の基盤となるような取り組みを行います。 当該事業においては2020/8にDeNAとの資本業務提携を発表しました。 https://www.buzzreach.co.jp/news/18 これらの2つの事業をもとに製薬企業と患者を繋ぐプラットフォーマーを目指します。
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