こんにちは!アビックシステム採用担当です。
本日は、代表の佐々木さんと、xR事業部の事業責任者伊藤さん、xR事業部糸数さん、土居さんにインタビューをしてまいりました。
- 「Next Product Meeting」の概要紹介
- 具体的な進め方
- 経験することで得られるキャリアプラン
についてお話ししてまいりますので、スキルだけでなくビジネスも身につけて成長したい方や、自分のやりたいことを見つけて、事業を描く力をつけたい方はぜひ最後までご覧ください。
代表取締役 佐々木さんプロフィール
1978年生まれ、宮城県仙台市出身。卒業後、国内上場企業へ入社。経理部門としてグループ基幹システム構築プロジェクトに従事。その後、ITベンチャーに入社し、官公庁や流通系のシステム開発プロジェクトをリーダーとして牽引。2006年、株式会社アビックシステム創業メンバーとして、数々の大規模システム開発においてプロジェクトマネージャーを歴任し、2021年、同社代表取締役に就任。同時にバックオフィスコンサルティングを手掛ける株式会社ディ・エフ・アイの代表取締役、不動産登記ソリューションを手掛ける株式会社ホームズの代表取締役を兼務。
xR事業部 事業責任者 伊藤さんプロフィール
1974年生まれ、秋田県男鹿市出身。卒業後国内上場企業を経て、ITベンチャーへ入社。システム開発に携わる。2006年、アビックシステムの立ち上げメンバーとして参画。アビックシステム社としてそれまでになかったITインフラ業務部門を設立。その後、新規事業としてxR事業部を立ち上げる。現在は自宅で使えるVRゴルフ練習システム「EnonoGolf」の責任者として企画立案から開発業務に従事。
xR事業部 糸数さんプロフィール
沖縄県出身。学生時代からゲーム好きだったこともあり、高校卒業後は専門学校のゲームプログラムコースでゲーム開発やWebプログラミングを学ぶ。自身のYoutubeで、画像編集解説動画の配信をした経験がきっかけとなりプロダクト開発に興味を持ち始める。2024年に株式会社アビックシステムにエンジニアとして入社。現在は、xR事業部で「EnonoGolf」の開発に携わる。
xR事業部 土居さんプロフィール
愛媛県出身。新卒で大手金属加工会社に入社し、広島工場に4年間勤務。その後、AIに興味を持ち、退職してITの専門学校に進学。2023年、株式会社アビックシステムにエンジニアとして入社し、xR事業部に配属。現在は、「EnonoGolf」の開発に携わっている。
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心からつくりたいサービスを、自由に提案できる場
ー「Next Product Meeting」ついて教えてください
伊藤:「Next Product Meeting(以下NPM)」とは、今年6月にスタートした、新製品の開発のための定例ミーティングです。
具体的には、代表の佐々木とxR事業部より糸数、土居、シャキル(グローバル採用メンバー)、私の5名が、月に1回リアルで集まり、新しいサービスやアプリケーションのアイデアを出し、検討しています。
ーこの取り組みを始めた背景を教えてください。
伊藤:この取り組みを始めた理由は、まずは現在xR事業部で開発をしている、自宅で使えるVRゴルフ練習システム「EnonoGolf」に続く、自社プロダクトを開発するため。
加えて、アビックシステムには、社員がやりたいことを応援する文化があります。自分が作りたいものを提案する「NPM」は、まさにこの文化を具現化したものだと思います。
最終的には、このミーティングに参加するメンバーが、1人1つ自分のプロダクトをもち製品化に向けて進められたらと考えています。「EnonoGolf」は私が発案者なので、私がメインのプロダクトになってしまう。このミーティングでは、それぞれが出したアイデアを、それぞれが主導者となって開発していくような動きができたらと思っています。
まずは企画者の熱量を確認し、みんなで実現まで道筋をつくる時間
ー具体的に、ミーティングはどのように進むのでしょうか。
伊藤:まずはアイデアの発表から始めます。それに対して、既存サービスのなかに同様のものがないかどうかや後発サービスとして進める場合のメリット、実現可能性やニーズなどを検討していきます。
また、このミーティングには経営者も参加しているので、自社予算を使用する場合の判断もその場で検討してもらうことが可能です。例えばサンプルを作るために外部委託するために費用がかかる場合など。
ー実際に、これまでどのようなアイデアが生まれましたか?
伊藤:前回は3つほど新しいアイデアが提案されました。実現しないことになったアイデアをひとつ紹介すると、VRを使った刀鍛冶のアプリケーションのアイデアが出ました。海外の日本刀ブームの反映やNFTを使った刀の販売、他のゲームで共有・使用などを検討していましたね。
ー出てくるアイデアに対しては、どのようなアドバイスをするのでしょうか。
佐々木:まずは、その企画を実施したい理由を聞きます。新しい企画を実現するためには困難がつきものです。熱量がなければ継続しないので、どうしてもやりたい企画かどうかをしっかり確認します。
そのうえで、自分たちがサービス化する必要があるのか、他にあるサービスであればそれでも作るべき理由や経済効果、世論感など、様々な観点から議論を進めます。
加えて、私の場合は、立場的に他の企業との繋がりもあるので、実現に至るまでに必要な他社との連携案のリサーチや、技術的なアドバイスなどもしています。
つまり、このミーティングは、審査をする場ではなく、どうやったら実現し、利益を出せるのかを、集まったメンバーで知恵を出し合い、共に考える場です。私も、社長だから参加をしているのではなく、自分の得意なことで企画に対して価値提供していこうと考えています。
伊藤:共に考える場というのはまさにそうだと思います。新規事業を起こすとき、企画成立に向けて考える要素は色々ありますよね。ネガティブな要素も含めて思いつく限りの観点を出し合い、みんなで考え、戦略を練っていきます。
ー新規事業開発については、他にも実施している取り組みがありますよね。その中の1つがこの「NPM」だと思いますが、このミーティングに限らず、やりたいという強い意志がある方は、手を挙げれば、実現に向けて進むことが可能なのでしょうか?
佐々木:私のところに直接アイデアを持ってきてくれるような会社でありたいと思っていますね。まずは、提案できる場が整っているこのミーティングが、ゼロイチのサービスを考えてみようとを思うきっかけになってくれたらと思います。
仲間とともに議論を重ねることで、広がる視野と学びがある
ー「NPM」を通じて見据えていることや、期待していることはありますか?
佐々木:「NPM」は、単なる挑戦を応援するだけでなく、結果に繋がるような判断をしていく予定です。結果が出た場合には、一気に事業部長に昇進するメンバーや起業家が生まれることもあり得ると思いますし、金銭面においても社員に相応のメリットを提供できるよう制度を整備しています。
また、メンバーにはこの場を新しいことに目を向ける機会にしてほしいと思っています。クライアントワークで顧客に寄り添うサービスを展開するだけでなく、技術者として新しい技術やサービスに着目し、どんどん挑戦してほしいと思うので、そのための眼差しを得る機会にしてもらえたら嬉しいですね。
伊藤:普段からメンバーには「自分が本当に欲しいサービス」を考えてほしいと思っています。この時間がそれを見つけるきっかけになればと思います。また、本当にそのサービスがほしければ、頑張って作るし、必要な機能のアイディアなども沸いてきます。そこに繋がればと思います。
ーメンバーの糸数さんや土居さんは「NPM」に参加してどのようなメリットを感じましたか?
糸数:「NPM」への参加は、自分の考えを共有することにつながるので、結果として思考力やプレゼン力が鍛えられると考えています。
例えば前回は、自分が発言したことに対するフィードバックをいただき、新しい視点を知り、自身を改善する機会になると感じました。
土居:私はもともと、日常のふとした瞬間に「こんなプロダクトがあったらいいな」「このサービスはこう改善するともっといいのではないか」などを思いつく瞬間があるくらい、アイデアを考えることが結構好きなんです。
同時に、人の考えたサービスを聞くことも好きなのですが、普段の業務のなかでは、その人のアイデアに関する話はなかなか出てきません。そのため「NPM」というそれに特化した会議で、他者の考えたアイデアについて聞くことができるのは、貴重だと考えています。実際に自分自身の学びにもつながっていると実感しますね。
佐々木:そんな風に、月に1度のこの時間をアイデアを考えるきっかけにしてもらえたらと思っていますね。何の時間も設定されていなかったら、何も考えないかもしれませんから。
土居:案を出せなかった月もありますが、周りの人の発表を聞くこと自体もとても面白い時間だなと思います。
また、自分のやりたいことがうまくイメージできていなかったとしても、ミーティングでみなさんとお話を重ねるうちに、だんだん形成されていきます。それもこの時間の魅力の1つかなと思います。
ビジネスサイドを理解できる、市場価値の高いエンジニアに!
ーこれからこのミーティングにどう関わっていきたいと思いますか?
糸数:自分のプロダクトを出すことが目標にあります。そのために、まずはしっかりアイデアを固めて、実際にプレゼンを通過できたらと思います。
伊藤:実際に、経営者である佐々木さんがいる場で直接アイデアをぶつけて、フィードバックをもらえるのはいいですよね。
ー「NPM」に参加することで、通常のエンジニアとしてのキャリアパス以外にも広がる未来があるように思います。この先、どのようなキャリアパスが描けると思いますか。
佐々木:エンジニアであり、企画者でもある。もしかすると起業家にもなれるかもしれない。もちろんそれは簡単なことではありませんが、エンジニアでは終わらない人生が待っていると思いますね。
そもそもゼロイチの発想から事業をかたちにしていく経験は、普通のエンジニア生活のなかではなかなか体験できません。
一般的なエンジニアは、新卒で研修を受けてプロジェクトに配属されると、まずは技術に特化することに集中します。お客様の、顕在化されているニーズに合わせてまずはサービスを作っていきます。
一方で、このミーティングは潜在的なニーズの掘り起こしから始まります。サービスを発想するところから考える体験は、ニーズに合わせてサービスをつくる体験とは、まったく異なるもの。今当たり前にある技術やサービスを疑い、それに新しい見方やテクノロジーをかけあわせることで、もっと面白いことが起きるかもしれないと考えていく。
ある種起業にも近い経験を、この「NPM」では体験できると思います。
伊藤:一足飛びで事業部の責任者になる、その先の経営者になるといったことも可能性としてはありそうですよね。
佐々木:そうですね。また、純粋にエンジニアとしての成長スピードも一気に上がると思います。
ビジネスサイドを理解できるエンジニアは、本質的な提案をすることができます。さらに新しい着眼点や発想があれば、既存の顧客に対しても、より解像度の上がった新しい提案ができるようになり、市場価値が上がると思います。
独立などはもちろん寂しいですが、どんな場所に行っても通用する人材になるための成長の機会には投資したいですね。
伊藤:成長という点でいうと、この時間のなかで、今後課題になるポイントを徹底的に検討しています。この場を通過するアイデアを作れるようになれば、自信を持って世の中に出せるような提案を作れるようになると思います。