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【CPA-Consultingの経理メソッド】宇宙で生まれて、標準化することが当たり前で生まれたNew Typeの登場
Photo by Alex Shuper on Unsplash
当社はCPA-Consultingとか銘打っていますが、公認会計士の社員は代表の私だけです。以前は入社いただいた公認会計士の方もいましたが、①経理業務とのミスマッチ、②BPO的な人間関係対応による元請けからの処置などで、結果的に経理業務をメインとする当社のアウトソーシング業務は、社員の公認会計士の方の満足を長期的に確保できていない状況です。会計士リソースは主として委託契約で調達しております。
社名の由来:CPA-Consulting
私も一応公認会計士だし、2018年に個人事務所の屋号を定める際に、従前の苦い思い出を忘れないように、臥薪嘗胆・CPA-ConsultingとNamingしました。まだ若いころ、会計士登録前に在籍した上場企業で、売掛金が架空だった会社がありました。架空の売掛金を発見して、その後社内で誰も口を聞いてくれなくなるまでに、しっかりした売掛金の違算についてのレポートを管理本部長へ提出して退職できたので、私としてはしっかり職責を果たせた証左として、公認会計士を名乗ってCPA-Consultingと暫定的に名前を付けたものです。その売掛金がなかった会社が、これから何かになるかも的なNameだったので。アンチテーゼCPA-Consulting!!
最近とても反省したこと:経営理念の徹底漏れ
当社では、経営理念を定めて、毎朝、朝会で唱和を実施しています。
経営理念~CPA-Consultingのアウトソーシングサービスの運用方法~
①実施業務について網羅性のある業務一覧を整備して、お客様へ実施業務の サービスレベルを明確化いたします
②実施業務について、工程表を作成して、当月の実施順序・期限を事前にすり合わせして業務スケジュールや納期を明確にし、進捗を定期的に報告いたします
③業務の実施結果に基づき、手順書をマニュアルとして整備し、インシデントや確認箇所をマニュアルにチェックリストとして織り込みします。すべての業務一覧に記載された業務単位でマニュアルを整備します
①~③の業務を迅速に実施し、適時性やレスポンスの良さがサービスに含まれることを徹底いたします
この経営理念に込めた思いは、経理業務というと属人化やブラックボックスとの永遠の戦いなのですが、私たちが、経営理念に定めた経理業務の運用方法が実施できれば、それは新しい経理になり、従前の何を管理しているかよくわからない経理部長や経理部のアンチテーゼとなって、新しい潮流を生み出せるという考えです。
宇宙で生まれて、標準化することが当たり前で生まれたNew Typeの登場
ちょっと、ガンダム的ですが、普通に成長すれば、属人化やブラックボックスにして当然の経理業務に携わるメンバーにおいて、当社に未経験で入社した方は、当初から、宇宙で生まれて、標準化することが当たり前のメンバーが、クライアント訪問日初日に業務一覧を納品したり、年次決算を初回で担当して年次決算がしまった時に、業務一覧・工程表か完成してマニュアルもほとんどできている、といった異常事態が生じています。決算が完了したら、実施した項目をマニュアルに纏めようでなく、経理業務をグランドデザインしながら、業務を進めて、経理の設計図・管理表・報告フォーマットが完成して、引き継ぎ書もほとんどできている…夢のようなコンサルタントが生まれています。
年々高まるブラックボックス指数・欲望をコントロールできるか?
経理に携わるかたは、何かに侵食されるように毎年、キャリア形成とともにブラックボックス指数が上がっていきます。これは欲望がコントロールできるか・本来なら、周囲や後任のために、ドキュメント作成したほうがよいのですが、なかなか地味・評価されない・優位性の維持がむずしくなるなどの、会社の利益を害する方向のインセンティブで、やる気になれません。
滅私奉公、自分はどうなってもよい、後任のためにマニュアルを整備する・・・これだと会社の評価体系等に問題がありますね!!
散逸するマニュアル、白紙の主張が続くスケジュール表
また、よしんば、一生懸命マニュアルを整備したとしても、管理手法がないことによるマニュアルの陳腐化が常に起こることや、努力の割にそれが統合されていないことによる価値の棄損・バリューの未発揮といった問題が生じます。
さらに、決算の進捗管理表として、勘定科目や経理部署で使用されるプロセス名が羅列されたスケジュール表が登場します。これはそれぞれの目標地点や定義が共有されていないため、常にテキサスヒットのリスクにさらされています。