社会課題解決×テック×CxO経験。経営コンサルを経て見つけた、自分の居場所。
ピクシーダストテクノロジーズ(以下、PxDT)には、他業界や異業種からさまざまなメンバーが集まっています。
現在、空間データを活用したDXプラットフォーム「KOTOWARI™(コトワリ)」で事業本部ディレクターとして活躍している目黒は、経営コンサルタントからPxDTに転職してきています。
今回は、目黒にコンサルからPxDTにジョインした理由や働く魅力について、話してもらいました。
※所属、肩書はインタビュー当時のものです。
ギラつかない雰囲気が自分に合っていた
ーー目黒さんは普段、どういった業務をご担当されているのでしょうか。
現在、KOTOWARI™という、デジタル・ソリューション・プラットフォーム事業のチームリーダーを担当しています。
KOTOWARI™は、各種データをセンサで取得し、蓄積したデータをAI・アルゴリズムを用いて解析するためのプラットフォームです。類似の事業に取組まれている企業さんは多数いらっしゃいますが、弊社はその中でも「空間づくり」領域に特化しています。
現在は主に大手ゼネコンさんやデベロッパーさんと共同開発を実施しています。ある程度実績・ノウハウが確立されてきたので、今後は自社アプリケーションやソリューションを展開していく予定です。
社内で関わっているのは、エンジニアを含め10名弱とまだまだ小さな事業ではありますが、弊社の中では売上のパイも大きく、ここ2カ月でビジネスサイドのメンバー2名に新しく入ってもらいました。私自身は、その2名と連携しながら、事業責任者として提案資料の作成や案件のデリバリーだけでなく、市場規模調査やビジネスモデル構築、投資家向け資料作成まで事業に関わる全てに携わっています。
ーーもともとは経営コンサルだった目黒さんですが、なぜPxDTに転職しようと思われたのですか。
転職の理由は大きく3つあります。
一つ目は、弊社代表の落合陽一の存在です。彼が28歳の時に、米ワールド・テクノロジー・アワードという賞を受賞したことをリアルタイムで知っていて、かつ私と年齢が近いこともあり、もともと気になっていた存在でした。まだ100人未満の事業フェーズであれば、彼とも働けそうだと思ったのが一つ目です。
二つ目は、PxDTのカルチャーと自分の性格が合っていた点です。実は、弊社はコンサルタント出身者がとても少ない。
普通、数十億円規模の調達をしていて、70人以上の従業員を持つスタートアップなら、大手コンサルティングファーム出身者やギラついたビジネスパーソンが増えてきてもおかしくないと思うのですが、ここにはその雰囲気がありません。
私自身、前職では5年半コンサルとして働いていたものの、高学歴の方々が理詰めでミスの少なさを競い合うゲームを続けるには、心身ともに限界を感じていました。
転職先を探していた際、お声がけ頂いていた他のスタートアップには既にポストコンサルタントが多数在籍しており、これでは転職しても現職と変化が小さそうだなと感じていました。
一方PxDTでは、面接官にコンサル色の強い方はほとんどおらず、心機一転新しい環境で仕事ができそうでした。また、テックドリブンなPxDTに、コンサル業界で身につけた自分の知見を持ち込むことができれば、さらに面白い変化が起こせるのではないかと思えた点が大きかったですね。
ーーまさに目黒さんにとってピッタリな場所がみつかったのですね。転職理由の3点目は何でしょうか。
PxDTの将来が、いい意味で読めなかったからです。
通常のスタートアップでは、「〇〇業界の課題解決や、〇〇技術で世界を変える!」といったことを掲げる会社が多く、市場規模や成長性がある程度見込めており、求められる人材のスキルや知見もある程度絞り込まれています。
しかしPxDTは、良くも悪くも業界や技術を絞っておらず、今どんな事業をしていて、今後どうなっていくのかが読めませんでした。
自分のキャリアの予想が全くつかなかったところが、面白いなと思いました。
自由意思を尊重する、PxDTのカルチャー
ーー今感じられている、仕事の面白さは何ですか。
経験がない領域であっても、仕事を任せてもらえる環境があるのは、とても刺激的だと思います。
私はもともと素材開発エンジニアのバックグランドがあり、そこからコンサルに転職したので、デジタルやIT系の分野には正直強みがありませんでした。ですが、実際に入社してみると任された、KOTOWARI™はクラウド領域のデジタル色が強い製品なので、本当にゼロからキャッチアップする必要がありました。
そのような自分でも、しっかりと権限や仕事の自由度を確保させてくれる環境があり、新しいことを学んでいく自身の成長感だけでなく、自分で事業をどんどん進められる面白さがあります。
ーーPxDTのカルチャーには、どのような特徴がありますか。
個人の意思を非常に尊重する文化があると思います。
これは弊社の強みであり、弱みでもあると思うのですが、CXO陣に一般の会社にあるような強い意思が無いんです。例えば、この事業でこれくらい売れとか、この事業を絶対会社の核にするんだ、といった上からの指示がありません。
そうではなくて、PxDTというプラットフォームの上で、それぞれの事業(プロダクト)を担っている責任者がCEOであり、COOとみなされ、自ら意思決定をしていく、という考え方です。
そのため、ハードな判断が必要な場面で、落合や役員らに相談にいくと真っ先に彼らが言うのは、「目黒さんはどうしたいんですか?」です。ファクトと合わせて私の持っていきたい仮説を述べると、たいていそれに反対されることはなく、その通りに彼らも協力してくれる。
だから、自分の判断ひとつで事業が動いてしまうので、とてもスリリングな体験ができています(笑)
ーー普段は、どのような働き方をされていますか。
前職のコンサルと比べると、とても落ち着いています。
私の場合、大体いつも朝7時に起きて、落合が週に2回オンライン朝礼を実施するので、それに参加します。彼の話には独特の世界観があり、個人的にはとても楽しいです。
業務開始は9時くらい。基本的には出社してチームメンバーとコミュニケーションをとりながら業務を進めていますが、日によってリモートワークをする時もあります。いつも18時には仕事を終えて、どんなに遅くても24時には寝るようにしていますね。
また、フレックスでコアタイムがないので、小さなお子さんがいる方でも、柔軟に働き方を調整できる環境や理解が当たり前のレベルでここにはあると思います。
より多くの人にPxDTの価値を届けていく
ーー今、PxDTにジョインする面白さとは、どのような点にあると思いますか。
前提として、PxDTのプラットフォーム上にどんどん新しい事業をつくっていくビジネスモデルです。今入っても数年後入っても、様々な業界向けに多様なフェーズのプロダクトが存在しており、その中にやってみたいプロダクトはあると思います。
そのような中で、今は、PxDTのサービスがどんどん世の中に出ていく準備をしているフェーズです。
これまでは、弊社の持つ技術を活用して、様々な企業と研究開発や実証実験を主に行ってきました。もちろん、一部のお客さんには喜んでもらえていたのですが、あくまで自分たちが接したクライアントのみの影響範囲のみでした。
今年からは、新しいプロダクトのローンチなども予定しており、世の中により広く私たちの価値を提供して、より多くの人たちに喜んでもらえるサービスづくりをするつもりです。
なので、今後は、ビジネスサイドのメンバーが大きく活躍する可能性がある面白いフェーズにあると思います。
ーーどのような人に入ってきて欲しいですか。
全くバックグラウンドが違ったとしても、お互いにリスペクトを持ちながら仕事を進められる人と一緒に働きたいですね。
弊社には超大手から来たメンバーもいれば、数十名規模のスタートアップ出身の社員もいて、本当に多様な経歴を持った人が集まっています。もちろん、その中には価値観が合わないと感じる場面もあります。
ですが、「敬意と衝突」というバリューが弊社にはあり、リスペクトを持ちつつ健全な衝突を経て、いいコラボレーションをしていきたい、という考え方があります。逆にあの人に言っても分からないから言うのを止めておこう、というコミュニケーションではつまらないですし、発展性がありません。
弊社ではよく、「全員が殿(しんがり)」と言っていて、一人ひとりのやり切る力も非常に重要になってくるのかなと思います。
欲を言えば、上記のマインドセットに加えテクノロジーに強い興味がある、テクノロジーが分かるビジネス人材を求めています。
ーー目黒さんは今後、何を重視して働いていきたいですか。
私が主に関わっているKOTOWARI™については、2018年から約4年かけて開発を続けており、共同R&Dのプロジェクトを実施してくれるお客さんがここにきて、やっと安定してきたフェーズを迎えました。
このチームに来て驚いたのは、大企業との継続率は8割を超えていることでした。これを未来にも繋げていきたい。
また並行して、KOTOWARI™ブランドの自社プロダクト・アプリケーションのリリースにも着手しているので、ビジネスモデル構築も含めてそこをやり切る、というのが今の私のモチベーションですね。
そのためには、まだまだ優秀な仲間が足りません。「社会課題解決×テック×CxO経験」にご興味ある方はお気軽に声をかけて欲しいなと思います。
今回のストーリーをお読みいただき、少しでもピクシーダストテクノロジーズ(PxDT)のカルチャーや多様なバックグラウンドを持つメンバー達と働く面白みにワクワクしていただけていましたら嬉しいです。ご興味をお持ちいただけるようでしたら、ぜひエントリーをお待ちしております。
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