こんにちは、ヘルスベイシスの採用担当の小林です。

近年、精神障害を抱える人が増加したということで精神保健福祉士が注目を集めていますが、本記事では、そんな精神保健福祉士についてご紹介していきます。

精神保健福祉士とはどんな仕事？

精神保健福祉士は、精神的障害を抱える人が病院を退院した後の支援や社旗復帰促進を行う職種です。具体的には、精神的な問題を抱えた人が問題を解決するためのコミュニケーション、プラン作りの支援などを行います。

精神的障害を抱えている人の多くは、すぐに社会復帰するのが困難です。このような場合には、リハビリを経て、徐々に社会復帰を目指します。

精神保健福祉士の働き方は？

精神保健福祉士は、精神科のある病院や、生活支援施設などに勤務するのが一般的です。労働時間は、各施設の規定に従います。勤務時間は1日8時間程度が一般的でしょう。他の職種同様、残業などが発生する場合もあります。

勤務時間帯は、9時頃～17時頃になっている場合が多いです。夜勤などはあまりなく、一般的な会社員と同じような勤務時間です。ただし、土日休みではなく平日休みになることが多いでしょう。

精神保健福祉士の就職先は？

精神保健福祉士の就職先は、主に精神科病院や総合病院の精神科やメンタルクリニックです。市役所やハローワークに就職する場合もあります。市役所やハローワークに就職した場合、精神障がい者の支援手続きや支援事業計画の策定業務などにあたります。他にも、保護観察所などの司法機関で社会復帰プログラムを実施する場合もあります。

精神保健福祉士の就職先としては医療機関が王道ですが、それ以外の選択肢も幅広いということです。

精神保健福祉士の難易度は？

精神保健福祉士の合格率は、例年60%前後です。数年前と比較するとやや合格率は上方向に推移しています。合格率から見ると、精神保健福祉士の難易度はそこまで高くないと言えるでしょう。

ただし、試験の合格ラインは16科目すべてにおいて正答率60%以上と決められています。そのため、幅広く知識を身に付けておく必要はあります。

精神保健福祉士になるには何年かかる？

精神保健福祉士になるためには、4年生の福祉系大学を卒業するか、福祉系の3年生大学を卒業して1年以上の実務経験を積むか、2年生の短大や専門学校を卒業して2年以上の実務経験を積むかの選択肢があります。

つまり、基本的には勉強か実務で計4年の経験を積む必要があります。ただし例外として、4年生の一般大学を卒業した場合、養成施設で1年以上の教育を受けることが必要です。

精神保健福祉士どんな人が向いてる？

精神保健福祉士は、精神障害を抱える方に親身になる必要があります。そのため人助けに積極的な人に向いているでしょう。簡単にコミュニケーションを取って問題が解決するわけではないので、辛抱強さも求められます。

また、表面的なコミュニケーションだけでは対象者の気持ちがわからないこともあるので、深層心理を考える必要があります。そのため、人の気持ちを察する感覚と同時に心理を分析する思考力も重要です。

精神保健福祉士の専門性は？

精神障害を抱える人が社会復帰するためには、人、物資、社会制度が必要です。この人の中には精神保健福祉士も含まれます。つまり、精神保健福祉士は精神障害を抱える人が社会復帰するための道具になる必要があるということです。

精神保健福祉士には専門知識、技術が求められますが、患者のために道具になるという精神面の考え方も重要と言えるでしょう。

なぜ精神保健福祉士になりたいのか？

精神保健福祉士の志望動機を考える際には、精神保健福祉士になりたい理由と、働きたい対象施設の理由が必要です。なぜなら、同じ精神保健福祉士であっても、医療機関、福祉施設、行政機関で業務内容が異なるからです。

最終的なゴール地点を見極めて志望動機を作った方が良いでしょう。ゴール地点が曖昧だと、志望動機として弱くなってしまうからです。自分が一番望んでいた形でなくても受け入れる臨機応変さは重要ですが、現状からゴールまでの一本筋の通ったストーリーは必要ということです。

精神保健福祉士の将来像は？

現在の動向として、精神障害が注目されることが増えています。現代がストレス社会だから精神障害を抱える人が増えたという事情もありますが、精神疾患に関する研究が進み、潜在的な精神障がい者に注目が集まったということもあるでしょう。

結果的に、精神保健福祉士の需要は伸びています。精神障害を抱える方の社会復帰に手厚くなり、また以前なら精神疾患が認められなかった人にも支援の手が回っているからです。精神保健福祉士が活躍できる機会はより増えていくでしょう。

精神保健福祉士の特徴は？

精神保健福祉士は精神疾患を抱えた人をサポートするための国家資格です。医療現場だけでなく、福祉、行政でも活躍の機会があります。精神保健福祉士は国家資格であり、また職業でもあります。

国家資格には名称独占と業務独占の2つがあり、精神保健福祉士は業務独占です。つまり、資格を持っていない人が精神保健福祉士を名乗ることはできませんが、業務自体は無資格の人が担当しても問題ないということです。

最後に

精神疾患への注目度が上がり、話題になることが増えた精神保健福祉士ですが、その需要は徐々に増えつつあります。ヘルスベイシスは、HRxITx医療・介護の領域で事業拡大を行なっております！

ご興味がある方は、ぜひ気軽にお話を聞きに来てください！