こんにちは、ヘルスベイシスの採用担当の小林です。
近年、少子高齢化ということで理学療法士が注目を集めていますが、
本記事では、そんな理学療法士についてご紹介していきます。
理学療法士とは何をするの?
理学療法士はリハビリテーションの専門家です。怪我や病気などによって身体に障害のある人に対して、回復、維持、予防を目的として運動療法や物理療法を実施します。
リハビリテーションを行う職種は理学療法士以外にもありますが、理学療法士は動作に対して高い専門性を有します。特に日常生活の動作を正すことで、患者の体をサポートします。
作業療法士と理学療法士の違いは?
理学療法士は身体機能の専門家として、患者の回復に当たります。そのため、スポーツの現場で勤務するケースもあります。一方で、作業療法士は身体機能の専門家というよりは介護現場などで患者に寄り添うイメージです。
作業内容としては作業療法士も理学療法士も重複している部分が多いですが、目的がやや異なります。ざっくりとまとめると、作業療法士は介護寄り、理学療法士はスポーツ寄りです。どちらも医療現場で活躍することがあります。
理学療法士の難易度は?
理学療法士の合格率は、例年80%台です。年度によっては70%台や90%代のこともあります。平均的には、85%程度です。合格率は高いので、難易度としては比較的低いと言えるでしょう。
ただし、理学療法士の受験資格を得るためには文部科学大臣指定の養成校で3年以上学び、決められた課程を修了する必要があります。養成校は、専門学校、短期大学、大学、特別支援学校があります。
理学療法士 どんな人が向いているか?
理学療法士に向いているのは、以下のような特徴を持つ人です。
・コミュニケーション能力が高い
・観察力がある
・共感能力がある
・学ぶ姿勢がある
理学療法士にはコミュニケーション能力が不可欠です。患者や医療関係者とコミュニケーションを取る必要があるからです。次に、観察力も重要です。患者を観察することや、視野を広げるために物事を観察する必要があります。
理学療法士は患者に寄り添う必要があるため、共感能力も欠かせません。施術を施せば良いというわけではありません。学ぶ姿勢も欠かせないでしょう。なぜなら、リハビリや医療に関する知識、技術は日々進歩しているからです。
古いやり方を繰り返すだけでなく、新たな情報に合わせて改良していくことが重要です。
理学療法士のやりがいは?
理学療法士のもっとも大きなやりがいは、患者さんの身体機能回復に貢献できることでしょう。理学療法士と患者が力を合わせて頑張ることで、身体機能は回復に向かっていきます。
また理学療法士と患者が力を合わせていく過程では、患者に感謝されるでしょう。理学療法士の仕事は体のケアですが、体が回復することで患者は精神的にも満たされます。
絶望感に苦しんでいる患者もいるので、肉体的なことだけでなく、精神的にサポートできるやりがいもあります。
理学療法士の大変さは?
理学療法士は患者への全面的なサポートが求められます。肉体労働が多く、単純に体が疲れるでしょう。また、患者、医療従事者と近い距離で積極的にコミュニケーションを取る必要があります。もちろん理学療法士同士でもコミュニケーションを取ります。人間関係で大変さを感じる可能性もあります。
効果がうまく出ない場合もあり、そういった場合は患者やその家族から不満をぶつけられることもあります。患者が入れ替わればそのたびにクレームなどのリスクもあり、大変さはつきものと言っても過言ではないでしょう。
理学療法士は何人の患者を担当するのか?
理学療法士が担当する患者数は、環境によって異なります。たとえば、一般病床・療養病床の場合は約11~13人、回復期リハ病床で約7人です。人数が少なければ負担が少ないというわけではなく、患者にかかる手間に応じて人数が変わります。
理学療法士の強みは?
理学療法士は、動作の観点から患者をサポートする職業です。つまり、人間の体の構造、動作に対して高い知識を有します。その結果、スポーツリハビリテーションなどの分野でも力を発揮します。
体の回復だけでなく、スポーツのパフォーマンス向上にも役立つ知識を持っています。スポーツリハビリテーションを専門に行う理学療法士などもいます。
理学療法士 どうやってなる?
理学療法士になるには、厚生労働省が実施する理学療法士国家試験に合格する必要があります。理学療法士の受験資格を得るためには、大学や専門学校で専門課程を受けます。
理学療法士の治療手段は?
理学療法士の治療手段は、運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いた治療法です。マッサージによる物理的刺激を与えることもあります。理学療法士は人間の体を理解し、適切な形で物理的刺激を与えます。
最後に
理学療法士は、人間の体のプロとして物理的に患者の体をサポートします。仕事上大変さもありますが、患者に寄り添い役に立てるというやりがいがあります。専門知識も身に付くので、自分自身や自分の身近な人の治療や健康な体作りにも役立つでしょう。
ご興味がある方は、ぜひ気軽にお話を聞きに来てください!