- オーディオ楽器事業の企画/運営
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-FTFとは何をやっている会社なのか-
レコードとCDの売買をしています。現在、店舗は都内に3店舗(今後国内地方に出店予定あり)とニューヨークに1店舗ありますが、メインは海外への通信販売です。世界を跨いだレコード文化のバトンリレーを行っており、世界で約70ヵ国にお客様がおります。販売している商品はアナログですが、業務には最新のIT技術を取り入れて運営しております。
-FTF起業の経緯とは-
創業時は必死だったので何も考えずに起業しました。当初はワンマンな完全な自営業でした。しかし、同業者の社長が亡くなって廃業したり、過去30年の間にいろいろな経験を経ていくうちに会社を経営すること自体の社会的責任を感じ、会社は民主的で、なおかつ持続可能にしていかないと実感しています。
-Mission+Vision+Tagline+Valueを作った背景-
中学生の頃、雑誌のPOPEYEに恵比寿の「温故知新」という雑貨屋さんが掲載されていて、その「温故知新」という漢字のピンク色のネオンが印象的で「どんな意味なんだろう?」と思って調べてからこの言葉が好きでずっと心にありました。若い頃から古い物(考古学や歴史など)や古い音楽が好きで、ずっと古い音楽を調べて掘っての繰り返しをしていました。開店後は音楽のリバイバルブームも何度も経験しましたが、若い頃のルーツとも言えるその経験が役に立った実体験があります。それが当社のmission+visionの「Good Revival Company」に通じています。ルーツを知らないとRevivalにならないですし、そのために歴史を勉強し、温故知新を実践してGood Revivalを体現したいと考えています。音楽の文化を正しく未来に継承するためにも今後もしっかりと歴史を学んでゆきたいと思います。また当社Taglineの「Music Go Round」も歴史は繰り返す、音楽の流行も回っていくという意味もあります。
※「Good Revival Company」とは
音楽をはじめ、価値のある文化は先人たちによって確かに未来へ残されている。 ただし、それらは継承されないがために時代とともに埋もれている。 ここにスポットを当て、リバイバルさせていくのがFTFなんじゃないか。 ホンモノが生き続ける時代をつくる。それが、FTFのビジョンであり、存在価値です。
※「Music Go Round」とは
時間も国境も超越する。擦り切れるほど聴いた曲。 みんなで聴いた曲。誰にも教えたくなかった曲。それは今も、世界の誰かと共に生きている。 FTFはレコードを起点に、カルチャーを繋ぐ存在。モノとしての価値、モノを超えた価値。 そのどちらも受け取り、見つけ、世界へ伝播していく。音楽を巡らそう。 音楽の葉脈であり続けよう。次の世代が今よりも、もっとおもしろくあるように。というFTFのTaglineです。
-会社経営において大切にしていること及びFTFの今後について-
一つにB Corp(ビーコープ、以下B Corp)という存在があります。B Corpとは、環境や社会に配慮した公益性の高い企業に与えられるアメリカのNPO団体であるB Lab が営利企業へ認証する民間認証制度のことです。B CorpのBは「Benefit(ベネフィット:利益)」という意味で、公益性が高く、サステナブルで「良い企業」を認証する制度です。B Corp認証を受けた企業は、持続可能な社会に向けて環境に配慮した取り組みを行い、透明性や法的説明責任といったB Labが定めた厳しい評価基準を満たした企業であることが証明されます。B Corpの目的は、企業の社会的役割を変革することです。
現在、世界全体で多くの社会問題を抱えており、政府やNPOだけでは対応できなくなっています。その結果、企業に対する社会の期待も変わってきており、株主の利益だけでなく、環境や社会に対する利益も期待されるようになりました。B Corp認証は企業の公益性を証明することで、事業を通じて社会に貢献したい企業を応援する仕組みです。当社も困っている方々を支援したり、環境活動を支援したりと、B Corp的な行為を会社として進めていければと考えております。当社にはそういうスタイルが合っているのかなと思っています。また以前から会社って誰のものなのかということを常に考えており、本来でいうと会社は株主のものなんですが、それが日本でも破綻してきており、私自身もそれが限界に来ているのでは?と思っています。
話が変わりますが、私もいつか代表を退任する時期が来るかなと思っていて、退任後の事業継承のことなども考えており、給与レベルもここ数年は平均年収500万を突破しており、今後も社員の皆さんが結婚もでき、マイホームも購入できるみたいな年収レンジにしていきたいですし、社長だけ儲かるってスタイルはこの時代に合わないと考えています。レコード会社は世間体に立場が低く見られており、事業的にも転売ということもあり正直イメージが悪いです。そこのイメージがある他社のレコード会社と一線を引き、当社がメインとなってレコード会社及び業界自体のイメージや立場も変えていきたいと考えております。