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昔、お世話になった先輩からLINEで「保険代理店の予約システムを作りたいけどいくら?」とだけ相談された
お客様は細かいことにお客様は興味ない。自分の課題がいくらで解決されるのかを知れれば良い。
これだといくら位?と聞かれて内容と金額の判断が一瞬で終わった
AIという協力な武器でいかにお客様の思考メモリを削減出来るかがシステム開発の価値
株式会社Lifedge代表の杉本です。記事を手に取ってくれてありがとうございます。
私たちは事業を運営する中で、日々たくさんの学びがあります。この記事も、そこで得た気づきを言語化して共有することで、読者の皆さんに少しでもプラスになれば嬉しいと思って書きます。
そのうえで、もしよければLifedgeのことも知ってもらい、「このフェーズにこの会社で関わりたい」と感じるきっかけになれば、なお嬉しいです。
Lifedgeは、デジタルパートナー事業(ITコンサル・AI駆動型Web開発・デザイン)と、キャリアパートナー事業(スマート就活など若者向けキャリア支援)を軸にしています。どちらも根っこは同じで、「誰もが挑戦を楽しみ、報われる社会」を阻む壁を、現場の手触りから壊していく会社です。今日は、その“現場の手触り”を一つ、実ケースでお伝えします。
昔、お世話になった先輩からLINEで「保険代理店の予約システムを作りたいけどいくら?」とだけ相談された
ある日、私のスマホにLINEが届きました。送り主は、昔お世話になった先輩です。文面は短く、「保険代理店の予約システムを作りたいけどいくら?」の一言でした。
当たり前ですが、先輩はシステムについては疎いので細かい要件も、画面も、運用の前提も書かれていません。忙しい中で、調べて整理して依頼文を作る余裕がない。頭の中には課題感だけがある。まず金額感だけでも知りたい。そういう状態です。
この時点で私が確信していたのは、こちらが丁寧にヒアリング項目を並べても、お客様の思考メモリを余計に消費させてしまうということでした。その方は経営者で思考・決断するのが仕事です。そこを邪魔しないことが、私たちの仕事だと思っています。
お客様は細かいことにお客様は興味ない。自分の課題がいくらで解決されるのかを知れれば良い。
私は「一度、動くイメージを見せます」とだけ返し、すぐにAIでモックを作りました。
5分程度で用意したのは、予約の導線が分かる最低限の画面です。例えば「日時選択」「相談内容選択」「お客様情報入力」「予約完了」という4ステップの流れが見える形にしました。デザインは整えすぎず、あくまで意思決定のための道具としての見え方に寄せました。
理由は単純です。お客様は、その時課題解決の手段に興味がありません。知りたいのは「どう実現できるのか」と「それはいくらで、どれくらいで形になるのか」です。
ここを最短で渡すことが、相手の思考メモリを守ることにつながります。そして、守れた分だけ、お客様は本来の仕事や次の挑戦に集中できます。
これだといくら位?と聞かれて内容と金額の判断が一瞬で終わった
モックを送ると、先輩からすぐに返信が来ました。「なるほど、こういう感じね。これだといくら位?」。そこから先は相手の判断です。こちらは出来る範囲で金額を伝える。判断に足りない内容があれば都度寄り添う。
画面があると、会話が具体になります。「この“相談内容選択”は要る」「予約完了後にメールが欲しい」「キャンセル導線は後回しでいい」。優先順位が自然に揃うので、見積りの前提が決まります。
私はその場で、段階案を2つに分けて伝えました。例えば「まずは予約導線と管理画面の最小構成でスタートする案」と、「将来の拡張(リマインド、分析、顧客管理)を見据えた案」です。細かい金額はプロジェクトの条件で変動しますが、少なくとも“何にどれくらいの工数が乗るか”を、相手が納得できる言葉で揃えられました。
この一連が、モックがない状態だと何往復も必要になります。つまり、その往復こそが相手の思考メモリを削り、意思決定を遅らせ、挑戦の熱量を摩耗させてしまいます。
AIという協力な武器でいかにお客様の思考メモリを削減出来るかがシステム開発の価値
私は、AIを「開発を速くする道具」以上のものとして捉えています。AIは、お客様の思考メモリを守るための武器です。
社会や産業の現場には、挑戦したいのに余力がない人がたくさんいます。採用やキャリアの領域でも同じで、20代の若手が「何を選べばいいか分からない」「情報が多すぎて動けない」という壁にぶつかります。だからLifedgeは、デジタルの力で“前に進むためのいろんな壁を乗り越えられることに価値を置き、サービスとして提供しています。
そして今、私たちは第2創業期です。10周年を迎えた一方で、既存のSES事業に加えてAI駆動型の開発チームを立ち上げ、受託開発や自社プロダクト(キャリアパートナー事業)のグロースに本気で舵を切っています。未完成だからこそ、意思決定が速く、やることの幅が広いフェーズです。プロトタイプを作る、顧客折衝で論点を揃える、要件を削る、設計して作り切る、運用で改善する。この全部を、同じチームで回していきます。
エンジニアの方に任せたいのは、まさにこの中心です。SES、ラボ型、プライム受託、自社プロダクトのいずれでも、顧客折衝から見積り、要件定義、TypeScript/React/Next.jsを中心としたフルスタック開発、AWSや生成AIを活用した設計・運用まで、手を動かしながら意思決定に参加してほしいです。もちろん、いきなり全部を背負ってほしいわけではありません。得意領域から入り、スモールチームでの立ち上げ〜検証〜改善のサイクルを一緒に速くしていきたいです。
Lifedgeでは、現在採用を強化しています。興味があれば以下から応募をお願いします。
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