※このストーリーは、noteで発信した記事を転載しています。
こんにちは!ourly取締役COOの髙橋です。(自己紹介noteはこちら)
ourlyというWEB社内報CMSのSaaSの取締役COOをしております。
第二期に入り、メンバーも増えてきたことや今後もメンバーが増えることを予期して、ourlyの経営においてどのような意思決定スタイルで経営をしていくのか?ということを記しておきたいと思います。
本内容はWEB社内報ourlyで発信した内容をnoteに転載しています。
■ そもそも“意思決定”って何?
まずは言葉の定義を揃えたいと思います。
chat GPT先生に聞いた所下記のような回答が返ってきました。
意思決定とは、ある目的を達成するために、選択肢の中から最適なものを選び出すことを指します。これは、個人だけでなく、組織や国家など、様々な規模のグループにとっても重要なプロセスです。意思決定には、問題の認識、情報の収集、選択肢の評価、そして最終的な選択と実行などのステップが含まれます。適切な意思決定を行うためには、正確な情報の収集、適切な分析能力、そしてリスク管理スキルなどが必要です。
chat GPT 「意思決定の意味を教えて下さい。」の回答
ということで、相変わらず頭いいなと関心したんですがw
重要なところだけ抜き出すと冒頭の
「意思決定とは、ある目的を達成するために、選択肢の中から最適なものを選び出すことを指します。」
つまり、“目的”が無いものには意思決定は存在しないということですね。更には意思決定には選択肢を集める、選択肢を収集するという行為があり、そこから最適なものを選ぶとなっています。
■ トップダウンかボトムアップか?
よく経営の意思決定についてはトップダウンかボトムアップかみたいな話がなされます。
実はa-worksの野山社長のYouTubeに出していただいた時にその話をしました。ガッツリ意思決定について話しているので、是非見ていただけると嬉しいです。
動画の中でも言及しているのですが、トップダウンとボトムアップそれぞれメリット・デメリットがあります。図にまとめるとこんな感じかなと思います。
ボトムアップのデメリットに「目的がブレることによる意思決定の精度の低下が起きる可能性がある」と記載しました。ここをもう少し深ぼってみたいと思います。ボトムアップ型意思決定の典型的で身近なものといえば“民主主義”があります。民主主義とは日本という国家の意思決定における一つのスタイルですが、民主主義も定義を揃えておきたいと思います。
民主主義とは、国民が自己の意思を直接、あるいは代表者を通じて行使し、政治的決定や政府の運営を行う政治システムを指します。この政治システムは、個人の人権と自由を尊重し、法の支配と平等を重視します。また、選挙や投票などの手続きを通じて、国民が政治に参加することができます。
chat GPT 「民主主義の意味を教えて下さい。」の回答
僕は組織論を勉強した時に民主主義というものについても勉強をしました。僕らの住む国家の意思決定スタイルについて勉強しておくのはとても有益なのでオススメです。
■ 民主主義って本当に最良の意思決定スタイルなのか?
日本人は初等教育から民主主義を無条件に肯定的に受け入れるように組み込まれており、大人になっても民主主義というものを無条件に受け入れているフシがあると思います(これは僕の勝手な解釈)。
では、民主主義って本当に良いんだっけ?万能な意思決定スタイルなんだっけ?ということについて考えてみたいと思います。
民主主義というものを勉強すると分かるのは、民主主義とは参加する一人ひとりの全員が高い倫理観と知能を持っていて、一人ひとりが全体最適に対して正しい意思決定ができるという前提があって初めて成立するとされているシステムです。
では、僕らの住んでいる日本という国に目を向けてみましょう。
皆さんは投票とか行きますかね?どうでしょうか?政治に対してどう思っていますかね?
実は僕自身は日本の政治システムってもう終わっていると思っています。
(できればどうにかしたいけど、どうにもできないレベルまで来ちゃってる)
多数決の票数で政治家は選ばれます。そうすると超高齢化している日本の場合は高齢者優遇の政策を行ったほうが政治家は当選しやすくなります。政治家だって食い扶持がなくなるのは嫌ですから相当高潔な政治家でも無い限り、若手優遇の政策ばかりを全面に押し出すのは難しくなります。
https://jp.gdfreak.com/public/detail/jp010050000001000000/16
じゃあ、若手の投票率を上げたら良いじゃないか?という話もよくありますが、若手が人口比で圧倒的にマイノリティになっているので若手の投票率が上がったところで意味をなさないんですよね。
(一票の重みが誰が投票しても変わらないため)
そうすると若者にとっては生きにくい国になるので、子どもを生みにくくなる、人口が減る、ますます若者が少なくなる。人口が減っているので税収が減る。少ない財源のなかで資金をどこに配分するかといえば票を沢山くれる高齢者向けの施策。
民主主義という意思決定のもとに日本の政治スタイルが形作られていますが、この最悪なスパイラルから抜け出せないと、国は消滅します。
話を戻すとボトムアップ型の意思決定は「目的がブレることによる意思決定の精度の低下が起きる可能性がある」と記載したのはまさにここで、意思決定に複数人が介在すると集団に所属する目的がそれぞれ微妙に異なります。異なる目的に対して意見を述べることになるので、集団として本当に正しい意思決定が行われない可能性が出ます。(日本国の政治ように)
■ ベースはトップダウン、一部ボトムアップ
ではourlyではどんな意思決定するのか?ということについて記述します。
基本的にはトップダウンの意思決定でスピードを最重要視します。それは僕らはスタートアップをやっているので周囲環境は目まぐるしく変わるし、そもそも選択肢を集めているうちに状況が変わることなんてザラにあるので、意思決定を早くすることのメリットの方が高いと思っています。
意思決定を早くし、素早く行動し、フィードバックを得て意思決定を修正するほうが現時点の企業フェーズでは効果的だと考えています。なので、トップダウンのメリットの2つ目に記載の「方針や行動の目線を揃えやすい」という部分も重要です。
とはいえ、意思決定をトップダウンでしつつもメンバーからの提案やアイデアは聞いていき、意思決定に取り入れていきたいと思います。
なので、意思決定や会社の方針などについて提案やアイデアがあればドシドシいただけたらと思います。
■ 意思決定の軸はourlyの成果につながるか?その次にメンバーの自己実現につながるか?
意思決定の優先度はourlyの成果や成長に繋がるか?を最優先に行います。ourlyという会社自体が成長したり成果を出せるようになれば結果として社員であるみんなに還元できるものは多くなります。一方でourlyが成長も成果も出さなかったら会社は潰れて解散です。
なので最優先はourlyの成果、ourlyの成長に繋がるかどうか?を最重要視します。
一方でせっかく縁あってourlyという会社に入ってくれたみんなの自己実現に繋がることも大事にしたいと思っています。なのでできる限り自己実現に繋がるポジションや仕事や機会を提供できたらと思っています。
この意思決定スタイルは現時点の企業フェーズにおいてということなので、もしourlyが成長してきたら意思決定スタイルも変わる可能性はあります。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。