こんにちは!千葉県八千代市から新しい医療の当たり前を創る、株式会社名優です。
名優では半期に一度、メイト(アルバイト)を含む全社員が集まり、全社戦略の共有や共に学ぶワークショップを実施する拡大勉強会を開催しています。
今回は、2023年10月に実施した、名優の拡大勉強会の様子をお届けしたいと思います。
タイムスケジュール
31期上期の拡大勉強会のタイムスケジュールは、以下の通りです。
午前中は、主に半期の振り返りや全社戦略の共有。午後は、研修や表彰などを行います。
終始リラックスした雰囲気ではありますが、みっちりコンテンツがあります。
10:10~10:40 社長のはなし(社長)
10:40~11:30 30期の振り返り(優一)
11:30~12:15 31期に向けて(優一)
12:15~13:00 昼食
13:00~13:30 中央材料室の紹介(H・S)
13:45~15:45 ジョブ・クラフティング研修(東京大学 櫻谷先生)
15:55~16:05 紙飛行機大会(全員)
16:05~16:10 各種表彰
16:10~16:15 終了・休憩
16:15~17:00 動画視聴(社員のみ)
社長のはなし
拡大勉強会は、社長のお話しから始まります。
社長のプレゼンは、スライドもトークも、いつもユニークです(社長と私は顔はそっくりですが、プレゼンの毛色は全然違います)。
名優が創業してから、9月末をもって丸30年が経ちました(10月から31期)。
・なぜ、社長は会社を興したのか
・この30年でどんなことがあったのか
・今後どのような会社で在りたいのか
会社を経営するにあたっての、社長の想いをお話しされました。
特に印象的だったのは「すべての会社は、創業者のやむにやまれぬ強い想いがあって創られている」というお話し。
名優は、社長の「患者さんも医療者も、ともに幸せだと思える医療を実現したい」という強い想いから、生まれました。
これは、これまでもこれからも変わらない、名優のVision(実現したい世界)です。
部署に関わらず、すべての目の前の業務はこのVisionの実現に繋がっています。
30期の振り返り
社長のはなしの後、私から、30期を主に数字の側面から振り返りました。事業別の売上や、製品別の売上などです。
名優は、主に3つの事業からなります。
・中央材料室(CSSD)
・手術室・ICU(OP・ICU)
・耳鼻咽喉科(ENT)
30期は、CSSDとENTが順調に成長。特にCSSDについては、ここ数年成長が鈍化していましたが、30期は昨対115%と大きく成長しました。
1年以上かけて創り上げたCSSDブランドSALWAYの発足、ランチョンセミナーの企画・主催、提案内容を毎日振り返る営業MTGの実施など。積み上げてきた努力が少しずつ身を結んで来ています。
CSSD製品の中でも、特に力を入れてプロモーションしていた洗浄工程インジケータについては、昨対145%の急成長を遂げました。今後の更なる飛躍が楽しみです。
31期に向けて
30期の振り返りを踏まえた、31期の方針や具体的な取り組みについてお話ししました。
戦略については社外秘の情報が多いので、ここでは31期から始まる評価制度の変更について少しご紹介します。
楽しみながら勝ち続ける組織
以前、別の記事でお話ししたかもしれませんが、名優は「楽しみながら勝ち続ける組織」を目指しています。
楽しみながら勝ち続ける組織とは、メンバーがディシプリン(規律)をもって活動しているだけでなく、それぞれが高いモチベーションを持った組織を意味しています(マトリクスの右上)。
成果に対する正当な評価
モチベーション高く働き続けるためには、成長や活躍に必要な環境を整備するだけでなく、成果に対する正当(公平)な評価が欠かせません。
31期からは、より成果を正当に評価するために、目標設定の仕方(種類)を少し変更しました。
定量評価の徹底
評価設定の仕方には、定性評価と定量評価の2種類があります。
定性評価とは、簡単に言えば数値化されていない状態の目標を指します。
(例)なるべく早くやる
定性評価(目標)だと、評価者と評価対象者の間で目標に対する認識のズレ(なるはやの定義のズレ)が起こり、不要な不満が発生してしまいます。本人は早くやったと思っているが、評価者は遅いと思っているといった具合です。
これを防ぐためには、目標を定量化する必要があります。定量目標とは、文字通り数字で測れる目標です。
上記の例であれば「なるべく早く」という解釈のズレが起こりうる目標設定ではなく、「明日の朝9時まで」のように誰が解釈してもずれないように数字で設定します。
目標を定量化することで、評価の基準が明確になり、正当(公平)な評価が実現します。
これまで、営業メンバーは定量的な目標設定をしてきました。31期からは、更なる公正な評価の実現に向けて、営業以外の部署についても目標の定量化を徹底することにしました。
中央材料室の紹介
午後一のセッションは、営業として日本全国の病院の中央材料室に足を運んでいる佐藤さんに「中央材料室を紹介します」というテーマで話してもらいました。
(実は勉強会の前日に急遽プログラムの変更があったため、「明日30分話してほしい」と前日の夜にお願いしてしまいました。佐藤さん、無茶ぶり失礼しました。。。そしてありがとうございました)
そもそも中央材料室とはどんな部署なのか。
そこでSALWAY(名優)の製品はどのように使用されているのか。
普段お客様と直接対峙しない部署のメンバーも理解できるように、写真を多く使いながらわかりやすくプレゼンしてくれました。
普段の目の前の業務が、どんなお客様にどのように役に立っているのか。これに対して、メンバー全員が自分自身で答えを持っているチームを目指しています。
ジョブ・クラフティング研修
中央材料室の紹介の後は、今回の研修のメインでもあるジョブ・クラフティング研修を行いました。
東京大学 大学院医学研究科 社会連携講座 デジタルメンタルヘルス講座の櫻谷あすか先生をお招きし、研修を実施して頂きました。
櫻谷先生との出会いは、私の前職のコンサルティングファームの後輩の紹介でした。
後輩とご飯を食べている時。
「大学院の先輩がジョブ・クラフティングの研究をしているんです」という話になり、詳しく話を聞いてみると、とても面白そう。
「是非紹介して!」とお願いをし、コンタクトを取らせてもらい、今回名優で研修をして頂くことになりました。
ジョブ・クラフティングとは
ジョブ・クラフティングとは、読んで字のごとく、自分にとってより前向きに働くために、現在の働き方を見直し工夫を加える手法です。
ジョブ=仕事
クラフティング=工作
ジョブ・クラフティングを行うことで、以下のような効果が得られると言われています。
・高いワークエンゲージメント(いきいき感)
・高い仕事のパフォーマンス
・高い仕事の満足度
・低いバーンアウト(燃え尽き)
・低い心理的ストレス反応
名優の強みは、相手やお客様のことを考えて、主体的に働くメンバーが多いこと。
ジョブ・クラフティングを実施することで、名優の強みをもっと伸ばせるんじゃないか。それが今回の研修の狙いでした。
ジョブ・クラフティングの方法
ジョブ・クラフティングでは、3つの働き方の工夫を行います。
①仕事のやり方への工夫(仕事への働きかけ)
→仕事の中身や作業手順、取り組みに工夫を加えることで働きやすさを向上する
②周りの人への工夫(対人関係への働きかけ)
→周囲とのかかわり方を工夫することで、仕事の意識・意味を深める
③考え方の工夫(認知への働きかけ)
→仕事の意義や目的を捉えなおすことで、自分にとっての仕事の意味を深める
今回はこれらのジョブ・クラフティングを、カードゲームを用いて体験しました。
いざ、ジョブ・クラフティング体験
「お悩み相談ラジオ番組」という設定で、4~5名グループでカードゲームをするのですが、これがとても楽しい!
リスナー役(1名)の仕事に関するお悩み相談に対して、パーソナリティー役(3~4名)がいかに「ワクワクする!」「できそう!」と思えるようなアドバイスできるかを競うゲームです。
櫻谷先生から後から聞いたのですが、この研修では恥がしがってしまう人もいらっしゃるそうで。こんなにノリノリでカードゲームをやってくれる会社は、あまりないとのことでした(笑)。
確かに、終始笑い声が絶えず、めちゃめちゃ盛り上がった研修でした。
櫻谷先生、貴重な機会をありがとうございました!
紙飛行機大会
研修の後は、拡大勉強会恒例の「紙飛行機大会」です。
ルールはシンプルで、紙飛行機を飛ばし、決められたランディング・ポイントに一番近く着陸させた人が勝ちです。
1~3位には賞品も授与されるので、全員本気です。かなり盛り上がります。
余談ですが、今回、なんと私が優勝してしまいました。
私の優勝が決まった時の、なんとも言えない空気は忘れられません。
「へ~優勝しちゃうんだ」みたいな。。。
わざとじゃないんですよ。
でも、次回は参加辞退しようと思います。
永年勤続表彰
最後に、永年勤続表彰です。
名優では、勤続5年ごと(5年、10年、15年・・・)に永年勤続表彰があり、金一封が贈呈されます。
今回は、勤続5年のメンバーが3人いました。
表彰された皆さん、おめでとうございます!
これからも、ますますの活躍を期待しています。
動画視聴
動画鑑賞の様子
勤続表彰で一度勉強会は終了し、ここからはメイトさんは任意参加です。
こちらも恒例の動画鑑賞です。社長や私が選んだ動画を、シャンパンを飲みながら皆で鑑賞します。
今回は「ゴールデン・サークル」に関する動画を鑑賞しました。
ゴールデンサークル理論とは、「WHY(なぜ)」→「HOW(どうやって)」→「WHAT(何が)」の順番で物事を伝えることで、相手から共感を得られるという理論です。
一般的には、人が物事を説明する時には「何を(What)」「どのように(How)」「なぜ(Why)」の順番で話します。「何をしているか」の説明をすることはあっても「なぜそれをしているか」について話すことは少ない。
このような一般的な人の話し方に対して、人の共感を集め、人の行動を促す必要がある時は、逆の順序である「なぜ(Why)」「どのように(How)」「何を(What)」でメッセージを伝えると良いというのが、ゴールデンサークル理論です。
私も、お客様へのプレゼンの時に限らず、社内のコミュニケーションでも意識的にWhyから話すようにしています。ただのテクニックにも思えますが、大切なのは、自分の中にWhy?に対する確固たる答えを常に持っていることだと思います。
とても面白い動画なので、興味のある方は是非ご覧ください。
「患者と医療者 ともに肯ける医療の実現」にむけ、31期も邁進していきます!
優一