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Contrea株式会社に、Medical teamのインターンとして参画している吉田琳奏です。
Contreaは「医療にかかわるすべての人に安心を」というミッションを掲げ、「安心」を大切にしている医療系スタートアップです。そのミッションを達成するために、テクノロジーで患者さん中心の医療を実現できるよう、「MediOS」という医療者と患者さんのインターフェースとなる基盤プロダクトを提供しています。
今回は、経営企画室でインターンをしているコムさんとさえちゃんの対談を行いました。
経営企画室に必要不可欠なお二方に、Contreaの経営企画室の実態や他では得られない経験について語ってもらいました。
インターン生でありながらも、経営企画の中枢メンバーとして、Contreaの経営の裏側を支えているお二人から見る、Contreaでの自身のこれまでの成長やこれからのVisionまで盛りだくさんな内容となっています!
今回も最後までお付き合いください。
これまでの対談記事はコチラからどうぞ!
- 第一弾「医師×看護師から見る医療変革の現場にいる魅力」
- 第二弾「ペイシェントエンゲージメント向上が医療の未来をどう変えるのか」
- 第三弾「医学生インターンで一番アツい場所~インターン新規プロジェクトコンテスト優勝者対談~」
- 第四弾「日の目を浴びることのない個人の活躍を讃える、圧倒的称賛文化」
- 第五弾「Contreaのプロダクトチームが現場にこだわる理由」
ーーまずは、どのような経緯で経営企画でのインターンをすることになったのか教えてください。
sae
私は元々Contreaでインターンをしていた先輩に紹介してもらい、西尾さん(経営企画室長)とお話をすることになりました。まず何がしたいのかと聞かれた時、「病院に閉じこもってしまう前に、社会のことを知ってみたい」と言ったところ、社会のことを知るのであれば一番業務領域が広い経営企画室にしようとなりました。なので、元々バックオフィスの仕事がしたいとか、経営企画の業務に特別興味があった訳でもありませんでした。ただ、今の時代、「医者 × 何か」みたいな方々も多くなってきていて、そういった多様なスタイルに憧れを持っていたりもしたので、結果的に一番いい部署だったと思います。お医者さんになってしまうと日々がルーティーン化してしまうと考えた時に、今のうちに色々と経験してみたいというのが叶えられる環境だったので。
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僕は以前の記事でお話しさせていただいたように、元々Contreaの別領域でインターンを行っていました。その後、西尾さんが入ったタイミングで「コーポレートチームを立ち上げるぞ!」と声をかけてもらい、コーポレート、経営企画室の立ち上げに携わることになります。当時は、少しずつ会社らしくなってきたタイミングであったことや、自分が元々所属していたBiz領域でもバックオフィス業務を一部行っていたこともあり、コーポレートの立ち上げという新たなチャレンジで不安もありつつ、「やっていくぞ」という気持ちでした。
ーー今まで経営企画室では、どんな業務をやってきましたか?特に、他の企業では経験できないなと思うことはありましたか?
com
部署の立ち上げだったので色々な業務を経験できたのですが、特に他の会社ではできないことだと、ISMSの取得の旗振りですね。ContreaではISO27001という情報セキュリティ認証を取得しています。当時は自分主導で情報システムの管理をしていたんですが、特に医療機関にサービスを提供するContreaにとって情報システムはとても信頼に関わる部分なので、そこの認証を自分が任せてやらせてもらえているのはインターンではなかなか経験できないことだなと思いますね。
会社としても初めてのことでかつ自分も大きめなプロジェクトをリードしたのが初めてで、社内にもナレッジが蓄積されていないので分からない事が分からない状況で(笑)。外部の人にヒアリングしたり、コンサルタントの方に話を聞いたりしてやることの大枠を掴みました。セキュリティ関係の事は開発チームに依頼したり、それぞれの役割を有するメンバーを巻き込みながら審査に向けて準備物の用意などプロジェクト管理をしました。結果的に何も問題なく、認証の更新をする事ができました。
日頃の運用から審査の準備、当日の審査まで最初から全て任せてもらえるのは中々ない気がしますね。
sae
私が関わってきた中で他の企業ではできないなと思うのは、やっぱり予実管理の作成だと思っていて。もうすでにあるものを運用することがあっても、立ち上げの時にインターン生として関われることはないと思います。
予実管理というのは、予算と実績を比較・分析して組織の業績や財務状況を評価することです。具体的には、あらかじめ毎月何にどれくらいお金を使うのか予算を立て、翌月実際にどれくらい使っていたのか確認をしています。
特に、経営企画室にいる西尾さんやなっちゃんさんも管理会計の専門家ではないからこそ、私自身も手探りで調べながら、どうやって作っていくのかというところから勉強して、一緒に正解を見つけていくことができたのがすごい大きい経験でした。
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他でいうと、2024年2月からの2Qからは経営企画室の四半期の目標設計と管理や毎週の定例のファシリなどリーダーの役割を担っています。
目標設計では日々成長を続ける環境においてリソースを加味しながらストレッチな目標を立てるというチャレンジングな事でした。具体的に言うと、会社が今後どこを目指しているのかという中長期な目標から逆算して経営企画がどんなチームになっていないといけないのか、その理想に対してチームとして今Qは何に注力していかなければいけないかを考えて設計をしました。西尾さんを始め他のチームのマネージャーにアドバイスを頂きながら策定をしました。
また、目標は設計するだけではなくしっかりと達成するようにマネジメントする事も大切です。毎週のチームの定例の会議体を再設計して定例の質の底上げを直近では行いました。
このようにインターンという立場関係なく機会を与えてくれたり、チャレンジに対してサポートしてくれる環境があるからこそ、他の企業と比較してContreaでしか経験できないことがあるのかなと思いました。
sae
確かにそうですね。Conteraでインターンをする魅力の1つは、インターン生がやらせてもらえる業務の範囲が広いことだと思います。
それに加えて、社員とインターンという立場に関係なく、色々なインターン生や社員さんと仲良くなれる環境であること。Contreaだからこそ出会えた方々からたくさんの刺激をもらっています!
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業務の中で自分の強みを見出してくれてその能力を活かせるように機会を与えてくれるのは、他のインターンと比べて魅力的なところなのかなと思います。インターン生も個性豊かなメンバーが在籍しているので日々刺激を受け合い切磋琢磨できるのは、とても良い環境だなと感じています。
ーー経営企画室での経験が自身の成長に繋がっていると感じることはありましたか?
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自分は、元々やっていたBizのインターンの時はマネージャーの方のサポートと共にタスクをこなしていくことが多かったんですが、経営企画室でやる中でプロジェクトの管理・推進する能力が一番身につきました。それこそ、自分がオーナーシップを持って他のチームと協力したり、チームのみんなにタスクを依頼したりとか。そういったプロジェクト管理の能力は経営企画室でのインターン中に一番身についたなと感じます。インターン間だけでなく、正社員や業務委託の方関係なく自分が主導でプロジェクトを推進してやり切るというのは、大きく成長できたポイントだと思います。
sae
さっき「誰も専門家がいないからこそ」みたいな話がありましたが、自分が学んだことをそのまま形に残せるのがすごい面白いなと思います。普通だったら既に出来上がってるものを見て、学ぶことが多いですけど、予実管理の時も原価計算の勉強をしたり、それをアウトプットできるのがすごい特徴的だなと思いますね。
あとは、今まで高校の部活の部長をやっている時とかは自分一人で全部決めたり進めちゃうところがあったので、チームの一員として周りに相談したり、任せながらタスクをこなしていくところは今までとは違うところなのかなとは思いますね。まだ培えてはいないと思うので、これからも伸ばして行きたいと思う部分ですかね。
com
確かに。あとは将来に繋がることでいうと、会社の仕組みが理解できたのもありますね。
例えば、請求書の作り方や契約書のレビューなどバックオフィス業務を一通り経験できることですね。例えば、自分が将来起業するとなった時のコーポレートの下地作りを学べたこととかは、将来に繋がるなと思いますね。
sae
私の場合、元々起業したいという明確な目的があって経営企画室のインターンを始めたわけではありませんでした。ただ、経営企画室のインターンがとても面白く、もっと理解したいと思い簿記の資格も取得しました。医者になる上では簿記の知識が役立つことは少ないかもしれませんが、社会やビジネスに関心をもち、視野を広げることができていると思います。
com
いいこと!(笑)
sae
あとは、医学部に入ると医学生と過ごすことが多くて、そのまま病院で働き始めちゃうことが一般的じゃないですか。そうすると「なんで病院ってこんな非効率な機能があるんだろう」とか思うことがあっても、ただそれを受け入れるしかなくて。でも、経営企画室で会社の裏側の実態を経験したら、病院の中に対しても理解が増すんじゃないかなと思っています。例えば、請求書はこうやって作られているんだとか、法律的にまず契約しないといけないんだとか。その中で効率が悪いとか、違和感があるところに対して、じゃあどうしようかという風に考えられるようになるんじゃないかなって思ったりしますね。
ーーお二人とも医学部と大学院生として学業に励みながらも、簿記の資格を取ったり、個人でビールを作ったりしていると思いますが、Contreaでインターンをしながら上手く両立する秘訣は何でしょうか?
sae
私の両立の仕方は簡単で、大学の出欠をうまく数えてます(笑)。でも最近は病院実習が始まり、以前のように時間が取れなくなったので、それは今後の課題でもありますね。今は1日の中でインターンに集中する時間を作り、両立できるように頑張っています。
ただ簿記とかもそうですが、やらなきゃと思うよりも、「これを勉強したら今まで見てたマネーフォワードの表もわかるようになる!」って考えるとか、いかに自分が楽しめるかが大事な気がしますね。
com
なるほど。僕は両立ってことはあんまり考えていなくて。
でも、さえちゃんが言ってたのは本当にそうだなと思います。そもそも楽しいことしかやらないっていうマインドセットを持ってて。それこそ自分のビールの製作も自分が楽しいからやっていて、大学院での勉強も研究も自分が思う面白そうなことに飛びついて取り組んでいる感じなので、両立できているかはわからないです。なので、自分は学業に関わらず全力で楽しみながら動けていると思います!
sae
でもそれは、本当に西尾さんが興味をベースに仕事を割り振ってくれてるっていうのも環境としては大きいですよね。
com
割り振るタスク以外でも、コミュニケーションもその人に合わせてやってるなっていうのも感じていて。そういう風にしっかりと西尾さんは考えているし、やってくれているからこそ、自分たちはストレスなく働けているなって思いますね。西尾さんにその分ストレスを与えてしまっているかも知れないですけど(笑)。
sae
あとは、Contreaの中で何かを学ぶと皆さんが「すごーい」みたいな雰囲気になるのもモチベの一つになってるかもしれないですね。
com
確かに。モチベーションの維持はかなり大事。
ーーそれこそcheersも、人のモチベーションになっているのかもしれませんね。
▷cheersについてはこちらのあむさんの記事をどうぞ!
sae
確かに、送らなきゃ!
あと、Contreaに入って一番にびっくりしたのはSlackでのスタンプの多さでした。今までは入ってる研究室とかのSlackで教授がOK!とか押しているだけだったのに比べたらすごく暖かく感じましたね。
com
そうだね、みんなが称賛しあえる環境が大事ですね。
ーーインターンでの経験を活かして、将来やりたいことはありますか?
sae
私は特に特定の何かがある訳ではないんですけど、インターンをする中で「自分で現場の課題を見つけて、解決するために勉強したりして、解決策を考えること」は身につけていけるかなと。多分、将来医者にはなると思うんですけど、医者になる上でも頭を使わない医者になるよりも、こうしたらいいんじゃないかなとか考えながら患者さんや病院と向き合えるといいなと思いますね。
あとは、自分のContreaでの働き方でいうと、今までは経営企画室の中で完結する仕事をメインでしていたので、これからは他の部門の方の意見を聞いてさらに経企の力をパワーアップさせたいです!
com
そもそも経営企画やコーポレートって、専門性が高いものが複数乱立している特殊なチームだと思ってます。その中で目の前の目標として、自分は一つ一つの領域を学んでいきながら専門性の幅を広げて行きたいなと思っています。会社としても成長しているフェーズの中で、経営企画として貢献できるって中々ないと思うので、吸収できるものは吸収していきたいと思います。
今自分は将来何をしたいかは決まっていないのですが、例えば誰かと一緒に起業したり、アーリーフェーズのスタートアップにジョインした時にContreaで経験したことを元に、起こりうる失敗やリスクに対する予防策が打てると思っています。予防策を打つことで会社自体も成長が早くなり、他の会社にもナレッジシェアをしてアクションを起こすことで日本のベンチャー全体がもっと活発になって、結果的にスタートアップのエコシステムも良くなるというように…(笑)。ちょっと壮大なんですけど、最終的には自分が学んだことをエコシステムにうまく還元できたらいいなと思っています。そのために自分はまだまだ成長して経験を積んでいかないとなと思います。
ーーお二人が感じる経営企画の魅力を教えてください!
com
一般的に経営企画のポジションってある一定の経験を積んでいる人たちが多いと思うので、そもそもそういう立場でインターンをできているというのも魅力かなって思います。当事者として会社の色々な背景を知れるのは中々ない経験だと思いますね。あとは、やっぱり色々な専門領域がある中でそれぞれ学べるのはすごく魅力的だなって。よくいうトップダウンな形式だけではなく、専門的なことを自分で学んで自分がオーナーシップを持てるのは、今このフェーズのContreaでインターンしてるからできることだと思います。
sae
「未知との遭遇」ですかね。知らなかったことを学べたと思います!会社の裏側の事情だったり、新鮮なものに出会い続けて心がときめくという感じですかね。チームの魅力としては、自由でいさせてもらえることですかね、西尾さんのストレスと引き換えに(笑)。
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あと、経営企画室はチームとしてすごくプロフェッショナリズムがあると思います。なっちゃんさんは初代ステント賞を獲得して、背中でそれを見せてくれていますし、西尾さんは執行役員に役職が変わっても今まで通り自分たちのやるべきことを一緒に考えてくれています。それぞれの人が今までの経験を元に専門分野があるという環境は魅力があるのかなって感じますね。
sae
確かに。自分が勉強したらそこのプロフェッショナルになれるというのは、中々ない機会ですよね。
com
特に、このフェーズじゃないとどうしても上の人に教えてもらってっていう状態だと思うので、自分の上の人が正解で、とかってできちゃうと思うんですけど。そんな中Contreaでは自分がやらなきゃっていう考えになりますね。もちろん困っている時は社員さんをはじめとしてセーフティーネットはありますので安心してください。
ーー最後に、どんな人にConteraのインターン生として来てもらいたいか教えてください!
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まずは、Contreaの実現したいVisionに共感してくれる人ですね。根底の事業への共感があれば働く中で困難があっても乗り越えて一層成長できると思ってます。
あとは、好奇心旺盛な人ですかね!日々会社の環境が変化していく中で、適応しながら貪欲に学ぶことができるか。経企だと特に好奇心というのは必要なのかなと思っています。
sae
経企目線で言うと、医療だけではなく色々なことに興味がある人が向いていると思います!経企では幅広い範囲の業務があるので、新しいことに挑戦することが好きな人はとてもワクワクすると思います!
編集後記
同じインターン生とはいっても、経営企画室は業務の性質上、クローズドなものが多く、お二人が具体的にどのようなところで壁を感じたり、それに対してどのように乗り越えてきたのか。そういった話をこれまで聞く機会がなく、Medとはまた違った視点がたくさんあって、とても興味深かったです。
また、インターンという役職にとらわれずに、巻き込まれ、自身の役割を拡張させながら、自分なりのValueの発揮の仕方を模索できること。これが、Contreaでのインターンの特徴であり、「Contreaで」インターンをする良さだと改めて実感することができました。
それも、かずさん始め会社全体として積極的にインターン生を採用してくださっていること、それによりお互いに高め合いながら仕事をさせてもらえて、成長し続けられる環境が作られているからだと思っています。その環境を享受するだけではなく、Contreaが常に成長し続けられる組織でいられるように。その中のMedも進化し続けるチームとしていられるように。継承していきたいものを他のインターン生に伝え、自分が入ったときよりもさらに良いteamにしてContreaを卒業できるように3月まで、目の前のことに1つ1つ向き合い仕事をしていきたいと改めて思える対談になりました。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!