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Contrea株式会社でインターンをしている吉田 琳奏です。
私が所属しているMedical teamでは「シン動画プロジェクト」という新たな動画説明のあり方をインターン生が考えるプロジェクトに2ヶ月取り組んできました。
今回は、その最終成果物をコンペ形式で発表した結果、優勝したCチームのインターン生2人で、そのPJでの学びや裏側、Contreaでインターンをする魅力について対談しました。
インタビュイーには、最終発表のプレゼンも聞きに来てくださった経営企画室でインターンをされているコムさんにお願いしました。
▼対談記事第一弾はコチラ
https://www.wantedly.com/companies/company_6229577/post_articles/557972
▼対談記事第二弾はコチラ
https://www.wantedly.com/companies/company_6229577/post_articles/868102
▼スーパーインターン★コムさんのインタビュー記事はコチラ
https://www.wantedly.com/companies/company_6229577/post_articles/541284
Contreaは「医療にかかわる全ての人に安心を」というミッションを掲げ、「安心」を大切にしている医療系スタートアップです。そのミッションを達成するために、テクノロジーで患者さん中心の医療を実現できるよう「MediOS」という医療者と患者さんのインターフェースとなる基盤プロダクトを提供しています。
MediOSで現在提供しているメインコンテンツ「動画説明」は、患者さんに病態や検査方法・治療法・合併症について医師が説明する際に用いるツールです。2人がインターン生として所属しているMedical teamはそのコンテンツ制作を主に担当しています。
しかし、今後のContrea・MediOSの発展、一つの組織としてのValue発揮という視点で考えたとき、単なる動画制作という役割から拡張していかなければならないタイミングでもあり、そこで始まったのが「シン動画プロジェクト」でした。
インターン生の視点から、それぞれが自身の殻を破り、MediOSというサービス・Contreaという組織に向き合い続けた2ヶ月間を振り返りました。
第三弾も、みなさんよければ最後までお付き合いください。
ーーまずは自己紹介からお願いします。
竹原さん
徳島大学医学部 4年の竹原 優です。Contreaには2年生の12月にエントリーシートを出した記憶があるので、 もう丸2年ぐらい働かせてもらってます。
コーヒーを淹れるのが好きで、カメラを持って外に出かけるのが趣味です。
吉田さん
日本医科大学医学部 5年の吉田 琳奏です。私は4年生が終わる3月に入ったので、ジョインしてからは9ヶ月ぐらいです。
趣味は、中学の時から続けているチアリーディングで、学外の社会人チームに所属しています。
シン動画PJの優勝チームの二人
ーー今回は、シン動画PJの優勝チームということでの対談ですが、はじめにシン動画PJがどんなものか教えてください。
吉田さん
このPJの始まりは、代表の川端さんが会社の方針として掲げている「術前外来×多機能領域」でPMFすることです。その目標を達成するために、MediOSのメインコンテンツである動画説明が、導入のボトルネックにならないための新しい動画説明のあり方をMedical teamのインターン生で考えていこうっていうのが概要です。
私たちが所属しているMedical team(以下 Med)は、Contreaの中だとそのコンテンツに1番近くで関わっているチームだからこそ、今あるものをもっとよりよくできるんじゃないかっていうので始まったものです。今回、竹ちゃんと私でチームを組んで、2ヶ月間一緒に企画を考えました。
▷▷▷河瀬さんの記事でも「入社後半年の個人と部門の役割の変化」の部分でシン動画PJについて言及しています
ーー2ヶ月間、具体的にどういう過程を踏んで企画を考えたのか教えてください。
竹原さん
やっぱり自分たちも急に投げられても、全くの0から1個のプロジェクトを考えてプレゼンするいわゆるビジコンみたいなものをほとんどやったことがなかったので、その部分をMedの河瀬さんとか西尾さんがフレーム化してくれて、それに沿って進めていきました。
毎週1時間半は、必ずミーティングする時間を作ってました。その中で、ちょっとあの部分足りなかったから、2週前にやった内容だけどもうちょっと深くやっていこうみたいな形で、2ヶ月っていう期間をうまいこと時間配分しながら進めていくって感じですかね。
ーーシン動画PJを進めていく中で、一番学びになったことは何でしたか?
竹原さん
自分たちの強みと弱みを知れたのが、1番の収穫かなと思ってます。
っていうのも、このチーム編成も、かなり社員の西尾さんと響さんと河瀬さんが考えてくれて、普段の仕事とかコミュニケーションを見て、自分たちの思考特性っていうのを見極めた上で、配置してくれたので。例えば、僕と吉田さんだったら、考えを発散させるのが得意っていう風に言ってくれたんですけど。
だから、いろいろなアイディアがあれもこれもいいんじゃないかって出るけど、じゃあ、それらをこのプロジェクトとして1つにまとめるってなった時に、一貫性があって、そこに論理の飛躍がなるべくないようにするのは、元々どっちも苦手なタイプだったんです。だからこそ、お互い苦手な分ちょっと頑張って、どうやったらこの自分たちのアイディアの妥当性っていうのをしっかり示せるかみたいなのを考えながらスライドを作りました。
吉田さん
過程でいうと「そもそもイシューが何なのか」っていうのを重点に置きながら進めてきました。
PJが始まって1ヶ月経たないぐらいのときに中間発表があったんです。各チームの進捗を発表する会で、響さんに「イシューツリーが粗い」と指摘されて。それまでは、箇条書きみたいな感じで立てたようなイシューツリーというか、最終的にアウトプットするものを目指しすぎて、そこに終着させるようにイシューを立てた感じだったんです。その指摘を受けて、イシューの階層構造を理解し直し、根本にあるイシューが何なのか向き合い続けました。
その原点であるイシューへの立ち戻り方というか、議論の途中で「でも、そもそも結局これってこういう問題があったからこの話になったんだよね」と気付けるイシューベースの議論の進め方を自分の身をもって学べたなと思いました。
(中間発表が始まりそうな空気)
ーー優勝するに至ったこの2ヶ月間でのブレイクスルーポイントは?
竹原さん
一番の課題だったのは、自分が今知れてる情報ってslackやnotion上でしかわからないので、なかなか実際にセールスに行ってる人の現場の所感とか、開発する側の感覚、どういう人と喋っていて、その中でどういうものに需要があって、逆にどういうところに課題意識があるのかっていうのが全然わからない状態で。本当に机上の空論から始めるみたいな感じだったので、まずはそこをなくすために、社内の人にヒアリングをしていって「実際はどんな感じですか」っていう現場の課題感を初めにキャッチアップすることができたのが良かったなと。それによって、MediOSの解像度がすごく上がりました。
たぶん今までだと、こういう動画を作りましょうってなったら、下調べして、動画の原稿作って、絵コンテ作って…みたいな感じで仕事をしてたところが、今回のPJを通じて、社内のいろんな人とコミュニケーションを取ることによって、じゃあそもそもMediOSってどういうサービスで、何に需要があるから今こういう動画を作ってるんだみたいなところで、何をゴールにしてるから、今こういう形で策略というか戦略を練って取り組んでるっていうのを、間接的ではあるかもしれないんですけど、これまでのMediOSの成長過程を通じて学ぶことができたのは、すごい良かったなと思っています。それができたのが、やっぱり1個のブレイクスルーポイントなのかなっていうのはありますね。
吉田さん
今まで社員さんが、本当にたくさんの時間と自分の生活までも懸けてContreaの進んでいく先に向き合って考えてきたけど、今の現状は結局これだから。社員さんがやれてるところはここまであって、それの上でじゃあインターンの私たちができることがそれだから、そこに価値がある!っていうのを軸に議論を進めてきました。
最終的には、私たちは産婦人科領域にフォーカスしたプロダクトっていうところに落ち着いたんですけど、その決断をする直前に「そもそも単なる新しい診療科の提案でいいんだっけ」と私の中で疑問が湧いた時があって。それを竹ちゃんに投げかけた時に「なんで産婦人科で行くのか」っていうのを理論立ててこれまでの過程も踏んで、すごい細かく説明してくれた回があって。その時に私も「これで絶対大丈夫だ」って思えたのがブレイクスルーではないかもしれないけど、決断のタイミングというか。だから、私はちょっと竹ちゃんに乗っかっちゃったかなって思ってる部分もあるんですけど、そこでなんか1段ギアが上がったというか、産婦人科の方向で尖っていくぞと決心がついたみたいなところは ありました。
竹原さん
僕たちが考えたものは、社員の皆さんを始めいろんな人が考えたけど、考えた結果やっぱりなしになったプロダクトがすごく多くて。そういう今までの会社の軌跡みたいなのを0から追う形で思考できたのは、すごくよかったですね。それができたからこそ「その道筋は1回なしになってるけど、まだこの部分の可能性を全部考えきれてないから、もうちょっとこう考えたらありになるんじゃないか」みたいなのを考えることができて、ブレイクスルーするきっかけになったかなと思ってます。
最終発表の空気感
ーー当日は、どんな心情で本番を迎えましたか?
吉田さん
私たちのチームは本当にギリギリすぎて(笑)。結局竹ちゃんと最後話して最終版のプレゼンが完成したのが本番30分前とかで、その後発表練習をしたら、言いたいこと全部言いすぎて20分かかっちゃって(笑)。そこから10分で言う/言わないを取捨選択して、発表の場に行きました。なので、私は内容というより時間が不安すぎて、もう10分以内に終わるか心配みたいな感じでした。ドタバタすぎて、緊張も何もあんまりなかったんですけど、竹ちゃんはどうでしたか。
竹原さん
僕も本当に時間内に終わるのを1番の目標にしてたんで、結構端折ったところもあったんですけど。
でも、心持ち的には、やっぱり2人ですごい頑張ってやってきて、やるからにはしっかり勝ちたいなって思いながら作ってたのもあったので、めちゃめちゃ緊張っていうよりは「ようやく出せる!」みたいな感じの思いの方が強かった気がします。
ーー最終発表には、社員の方や他のインターン生もたくさん参加してくれていましたが、当日はどういう雰囲気でしたか?
竹原さん
当日の雰囲気は、正直オンラインだったので、あまり普段のミーティングと変わらない空気感があったかなって感じですかね。オフラインだったら、めちゃめちゃ緊張してたかもしれないので、そこはちょっとオンラインでよかった部分かもしれないです(笑)。
吉田さん
まず、発表順をルーレットで決めたんですけど、私たちのチームが3チーム中2番目だったんですね。
最初のAチームは、池田くんと山﨑くんっていういわゆる古参メンバーで、そこの発表は「大人だな、めちゃくちゃ仕上げてきてるな」っていう印象でした。内容については、私たちのような新しいコンテンツの提案というよりは、今ある機能のグレードアップというか、さらにより良くするためにみたいな提案で、全然違う方向すぎて私は「やばい、プロジェクトの趣旨を間違えてたかもしれない」ってちょっと焦ったぐらいでした(笑)。でも、確かにそういう切り口もあるなっていう風に、上からっぽいんですけど感心というかちょっと悔しいというか、普通にこの機能あったらめっちゃいいよねって思いました。
自分たちの発表の後、Bチーム・松田さんと石井くんの発表を聞いたんですけど、プレゼンで観客を引き込む力が本当にすごくて 「いや、もうこれは負けたかも」って思っちゃうぐらいでした。
竹原さん
どっちのチームも悔しいけど負けたなって一瞬思っちゃうぐらい内容もいいし、とにかくプレゼンがうまくて。僕たちは全然プレゼンは練習してなくて、本当にコンテンツを考えることに時間を使ってきたので、もっとたぶん上手なプレゼンの仕方があるんだろうなと思いながらもそこまで考える余裕はなかったですね。
まあそう思いながらも、うちのCチームは他の2つとは結構毛色が違うっていうか、王道・ド正面で行ったみたいな感じの「シン動画プロジェクト」というか。その「動画」に関しての診療科の提案というところで、しっかり王道を行ったので採用してもらえるかもっていうのも気持ちとしてあったりしました。
吉田さん
このPJの結構面白いところだなって思ったのは、最初の情報として与えられたMediOSの売上とか今のContreaを取り巻く状況みたいなベースの始まりはどこのチームもみんな一緒だったのに、その分析の仕方とか課題に対する思考の進め方によって、結果がすごく違うものになったっていうところでした。
でも、3チームとも自分たちの強みを完全に理解していて、そこに懸けてきたものがあるから、私たちはこれを持ってきたんだぞ!っていう確固たる負けない自信があって。それを堂々と見せてるみたいなところは、どこのチームにもあったんじゃないかなって思いました。
ーー他の2チームとは少し提案の方向性が違ったという話がありましたが、チームの優勝要因となった評価者に刺さるポイントがあれば教えてください。
竹原さん
ブランディングというか、社会貢献みたいなところの事業で関わることができる診療科っていうのが、1つよかった点だったのかなと僕は思っていて。それって、結構ヒアリングとかインタビューの中で、経営の人たちがどういう形で会社を変えていこうとか、自分たちが何を課題に持ってるかみたいなところを、ちょこちょここぼしてたっていうのもあって。ちょうどその時にやっぱりContreaという会社自体のブランディングに根本の問題があると僕たちも思っていて、今の経営の人たちと同じ課題を持ってたっていうのが、刺さるポイントとしてはあったのかなっていうのが1つですね。
吉田さん
ブランディングがうまくいってないっていうのは、一番最初の話し合いの時からずっと出ていて、最終的な私たちのイシューツリーでも「動画を作るだけの会社だと思われてる」っていうのを1番最初のイシューに置いて、そこからどんどん派生させてこの周産期にたどり着いたっていう感じでした。
これだけ聞くと、なんか偶然産婦人科が思いついた感じに見えちゃうかもしれないですけど、そんなことはなくて。常にイシューに立ち戻ることを意識していたので、このPJの根本の目的である川端さんの目指す「術前外来×多機能領域」という領域からは外れないように、それまでのワークを丁寧に進めてきた過程の結果、導けた1つの領域・答えなのかなと思っています。
竹原さん
それがあって、なおかつ、やっぱり医療業界だったら、ただお金のためにみたいな感じを嫌う性質があるので、そこを実際「周産期」という社会的に課題に抱えている領域に踏み入れることで社会貢献になるっていうのもあるし、お母さんの悩み解決みたいなところにも繋がるっていうのは、やっぱり患者さんの医療に対する安心感が上がるのと、医師の働き方改革における業務時間削減っていう、この2つだけじゃなくて、もう1個その先にある患者さん・お母さんの課題っていうのも救い上げることができるなって。MediOSがあったら、そこまでケアすることができるっていう風にコードを作ることができたのが、選んでもらえた理由なのかなと思っています。
吉田さん
社会性でいうと、競合分析として自治体の産後ケア事業についても調べたりもして。MediOSを使うことで病院にいないときでも患者さんとのタッチポイントを作れるっていうところを実現したい想いはあったので、そこが刺さったのもあるかもしれないです。
あとは、河瀬さんから「評価軸をちゃんと理解して進めていった方がいいよ」と言ってもらうこともあって。最終発表では、川端さんと響さん、西尾さんの3人に評価していただいたんですが、評価項目が5つ設定されていて各項目について点数をつけてもらう形式でした。5個全部とは言わないけどバランスよく、評価のポイントをおさえながら進めたのもまた1個の要因かなと。
竹原さん
それでいうと、結局ペルソナのところは、ほぼりんりんに丸投げになった気がして。でも、そっちの方がいいなって思ったんですよね。
だから、産婦人科領域に行くことによって拡がる今後のルートというか戦略みたいなところは、僕が色々スライド作ったりとかしたんですけど。結局、僕の中でペルソナはなかなか独自性に振るのか決めきれなかったので、そっちはりんりんにいい塩梅で独自性を保ちつつ実現可能なところをしっかり落としとつけてくれたなっていう感じでした。
吉田さん
ペルソナ設計のところは、中間報告の時のBチームが今までの病院との面談情報から、どういう人がChampionだったとか、決裁者として契約したとかをすごい細かく調べてたのに対して、私たちは言っちゃえば夢物語みたいな感じで。実際このペルソナに該当する人はどれぐらいいるんだみたいなことを言われた時に「いや、いないかもしれない」となって、ここはちゃんと実現可能性ってところに振らなきゃいけないんだなって気づいて。
私自身オフィスに行くことも多く、他のセールス関係のお仕事とかもたまにやらせていただくこともあったので、学んできたことを活かしてそこは私がちゃんとやらなきゃと思って頑張りました。
ーー性質が少し似ている二人という話もありましたが、実際にチームを組んでみて見えてきたお互いの新たな強みはありましたか?
吉田さん
このチームを組むまで、竹ちゃんと1on1したりとかそこまでがっつり喋ってこなかったので、竹原さんってそもそもどんな人なんだろうみたいな感じでPJが始まりました。
竹ちゃんは領域を問わずとにかく物知りで、ベースとなるものをたくさん持っている分、そこから発想させるアイディアも独創性に長けてて。
しかも、興味を持って調べるというところまでは普通の人でも行くと思うんですけど、竹ちゃんのすごいところは、さらにその点同士を結びつけて新たなアイディアに発展させられるところですね。そのインプット⇔アウトプットの双方向性とスピード感がずば抜けていて、毎回の議論がなんだかんだ滞りなく進んでいたなという印象です。
今回のPJは自分の力でちゃんと考えて進めていかなきゃいけないからこそ、仕入れなきゃいけない量もたくさんあって。その中でも、竹ちゃんの豊富な知識があったから、助けられた面もたくさんあったなと思います。
竹原さん
りんりんは、やっぱりまとめ方のうまさみたいなのは感じますね。さっきまでに話したことを気づいたらnotionとかスライドにささっとまとめてくれてて、それでいて自分でも思ったり考えたりしたことをしっかり言えるので。逆に、僕が結構いろいろ考えを言ったりするので、りんりんじゃなかったら、もしかしたら自分のアイディアばっかりが先行して分け道に逸れるみたいなのがあったかもしれないですけど、各々の考えを出し合ってディスカッションしたものをうまくまとめてくれて、また1週間後とかに振り返って「やっぱりこれってなんか違うんじゃない」とか「こっちの方がいいよね」みたいなのを言い合えたのは、りんりんのこの裁きのうまさみたいなのがしっかり活きてきたからなのかなっていう風には感じました。
ーー竹ちゃんがめっちゃ発散をして、りんりんが出してきたものをまとめて。一つのチームとしてめちゃめちゃ機能してるなと思いました。
Medical team インターン生の素顔
ーーシン動画PJに2ヶ月間取り組んできたと思いますが、普段のMedical teamはどんな雰囲気で、どんな仕事をしているのでしょうか?
吉田さん
Medical team、略してMedってみんな呼んでるんですけど、Medicalっていう名前の通り、メインの仕事は患者さんが実際に見る動画コンテンツを作るチームです。具体的には、動画の原稿を考えたり、絵コンテを作ったりしています。
編成としては、Contreaの中でも一番多くのインターン生が所属しているチームで、現時点では医学生のインターンが5人と、社員の河瀬さんと西尾さん、あとは梅本さんっていう整形外科の先生もいらっしゃいます。
竹原さん
チームの雰囲気でいうと、みんなそれぞれ自分の軸を1個持って別の活動もやったりすることが多いので、キャラとしてはたぶん全員違う気がします。
あとは、みんなやっぱりコミュニケーション能力が高いなっていうのはすごい感じますね。
基本的に、オンラインでミーティングすることが多いんですけど、この前初めて神奈川の方で合宿をして、初めて対面で会ったとは思えないぐらいすごく仲良かったので、キャラクター的には、明るくて元気でやる気があるみたいな人たちが多いのかなっていう印象です。
ーー他のチームだとリアルで集まったりとかしてるんですけど、遠隔でやってる中でもしっかりとコミュニケーションできてるのは、そもそもMedってみんなコミュニケーション能力が高くて、その上でこまめに進捗共有したり連絡してたりと、単純にみんな仲がいいのが僕の中でのインターン生の雰囲気だなと思いました。
ーーMedのインターンはこれからどう進化を遂げて面白くなっていきそうですか?
竹原さん
1年前とかに比べて、やっぱり考える機会が増えたなっていうのはすごい自分の中では感じてて。制作に結構いっぱいいっぱいの時期もあったんですけど、もうそこのとにかくコンテンツをいっぱい作るところから1回抜けたフェーズではあるので、その分、頭を使ってどういうことをすればいいんだろうと考えることに割けるところがでてきました。
Contreaにもちろん関係あることで、なおかつ自分の興味があるとかチャンジしたいことに対して「じゃあやってみなよ」みたいな感じで言ってくれる環境であることは間違いないので、そういう自分がやりたいことと掛け合わせることができるっていうのは、めちゃめちゃいいかなって思ってます。
吉田さん
一緒にやっていく中で、お互いの強みみたいなのはなんとなく理解はしてるところはあったんですけど、シン動画PJでいうと、みんなそれぞれ自分の強みと課題にたくさん向き合った時間でもあったので、これを経て仕事の振り方とかも変わってくるかなって思います。
元々、Medってインターン生が多くてみんな忙しくしているから、前提として仕事をする上での効率性を重視するチームで、いかに効率よく無駄なく作業できるかっていうのを響さん中心にみんなでその軸を大事に頑張ってきたっていうバックグラウンドがあるんですけど、そのベースを元にさらにレベルアップして頑張っていけるかなと。ここまでMediOSというプロダクトと向き合ったからこそ、新たな価値を生み出すactionをみんなで起こせるんじゃないかなと思っています。
インターンから見たContreaに所属することの魅力
ーーContreaでインターンをしようと思ったきっかけについて教えてください。
吉田さん
大学生なんて最後の学生生活なので、学生のうちに経験できることはちゃんとやり切ってから社会人になりたいなっていうのが根底にあって。医者になったら医者の世界に浸りっぱなしだし「スタートアップとかでインターンっていうことをしてみたいな」って思っていたのが最初でしたね。
やるなら医療系スタートアップの方が今後のためにもなりそうだなと思いながら調べていたんですけど、完全に自分の希望にマッチするようなところがなかなか出てこなくて。そしたら、奇跡的に2023年の2月初旬ぐらいに「代々木 インターン」で調べたら、Contreaがヒットして(笑)。HPをよくよく見てみたら、医療系スタートアップでICとか書いてるし、募集職種にインターンも書いてあって「もうこれは応募するしかない」って直感でフォームを送ってました。
竹原さん
自分でもやっぱり、医師の労働環境っていうこれから自分が働く環境はすごい危惧してて。もちろん医者ってだけで魅力的な仕事だし、まあたぶん楽しいんだろうなとは思うんですけど、じゃあ、その楽しいだけで50年生きていけるかと考えたら、たぶんそうじゃないなと思っていました。でも、そういう風に思っている中で、ちょっとインターンやってみようかなとちょうど考えたタイミングで、Contreaの存在をたまたま知りました。自分の学生時代の1つの活動としてそのプロジェクトに関わることができたとして、じゃあ自分が医者になってから10年後とかに、もう全国では当たり前になってるみたいな感じになってくれたら、めちゃめちゃありがたいじゃないですか(笑)。それって、おそらく自分の頑張りもちょっとは反映されたりしてる可能性はあるので、そういうのに学生の自分が関われるのはいいなと思って始めました。
ーーContreaでインターンをすることの魅力とは?
竹原さん
まず、医療のことについていろいろ知ることができますね。学生の立場だけだったら、医療を提供するにあたって病院の経営まで深く考えることないし、それって結構貴重な経験だなと。このまま知らずに医者になったら、たぶん一生考えることなく過ごすことになると思うので、 そういうのに学生のうちから触れることができるっていうのも自分の将来のキャリアの選択肢にも繋がってくるなって思います。
でも、何よりも、将来自分が使うであろうプロダクトを自分で作れるってのは、僕は結構いいなと思って。学生って実習前だと特に、患者さんの前に立つこともほとんどないんですけど、その中でも自分が関わったものが患者さんが安心して医療を受けるために使われてるっていうので、その安心とか感謝に間接的に関わることができるってのは、普通の飲食バイトとか塾講師だったら学生でなかなか経験できないところではあるので。そういうところを感じながら働くことができるっていうのは、一つ魅力なのかなって風には思います。
吉田さん
あとは、インターン同士でも、インターンと社員さんっていう関係性であっても、その壁を感じないぐらいContreaには本当にオープンな空気というか、フラットな関係性があるなと感じてます。
今回のシン動画PJでも、社員さんへのヒアリングも快く承諾してくれたり、オフィスで1回だけ竹ちゃんと一緒に作業した時も川端さんがひょっこり顔出して質問に答えてくれたりとか、本当にあたたかい会社だなって感じてます。
あとは、そういう関係性をたぶん社員さんも築こうとしてくださってるからこそなんですけど、インターンの私たちがこういう風に思ったからこれをやりたいとか、こういう風にやった方がいいと思うみたいな提案も、相談する形じゃなくて行動に移した方がいいよと言っていただけるみたいな自分たちが主体的に動ける環境っていうのがContreaにはあって、すごくありがたい環境だなと思います。
ーー確かにめちゃめちゃオープンフラットな組織ですよね。誰が言うかとかそういうのを気にせずに「何をしたか」で評価してくださったりとか、やっぱり僕自身もインターンをしていて、そこがContreaでインターンする魅力なのかなっていう風に改めて思いました。
ーーContreaで、今後どんなことをやっていきたいですか?
吉田さん
それで言うと、今回のシン動画PJで自分たちが提案したことが、自分がContreaにいる間に一つの形として世の中に出すことができたらすごく嬉しいなって思いますね。元々は優勝チームのプロダクトだけを実現させる話だったんですけど、みんなの発表がすごく良かったと川端さんを始めいろんな社員の方々に言っていただけて、全チームの案を実現にもっていけるように進めていく方針を出してくださったので、今のこのMedのメンバーがいる間に、ちゃんとそれが実装できるように走っていけたらいいなっていうのあります。
竹原さん
それはアツいですよね。
あとは、今Qから始まって僕がリードを持っているものだと、SEOですかね。最近ようやく勉強し始めて、どういう風に対策していくかを今は考えているところです。
SEOってなんなのかを端的に言うと、いいものをしっかりと作って、それをちゃんといいものとして綺麗に見せること。例えば、ご飯屋さんでも、どれだけ味が良くても見栄えが良くなかったら味って評価してもらえないので、しっかり綺麗な状態でパスタを提供して、食べてもらって「美味しい」って思ってもらって、買ってもらうみたいなプロセスですかね。
そういう風に、中身をしっかり作りつつ、ちゃんとその箱も整備して、その情報を求めてる人(MediOSでいうと、働き方改革とか医療現場にそのDX動画やITを導入するにはどうすればいいのかっていうのを知りたい人たち)に対して、情報を提供するような感じですね。
実際、スタートアップの中で足りてないものとか場所とかがすごく多い中で、マーケティング部門っていうのがないところを社員さんから振ってもらってMedでやらせてもらうことになったので、それはこれからの楽しみですね。
吉田さん
最近の自分の話で言うと、今の社内では広報記事を積極的に出してて、その一部の対談記事を任せてもらっています。それに続いて、MediOS導入事例の記事もやらせてもらったり。それも、MediOSを知ってもらうきっかけに繋がることだと思うし、直接現場に行ってMediOSを売り出しているセールスの方々とは比べ物にならないけど、その一助になれていると思うと嬉しいし、やりがいもあるなと感じます。
Medって、元々は動画のコンテンツ作りっていう役割だけだったのが、そういう自分からいろんなところに巻き込まれにいくことによって、新しいことを任せてもらえたり、新たな世界を知ったりすることができるなって感じられる環境にいさせてもらっているので、今後も臆せずいろいろなことにチャレンジしていきたいなと思います。
▷▷▷MediOS導入事例はコチラから!https://medios.guide/case
竹原さん
動画制作でいうと、質のいいものが今はやっぱり評価される時代で。質が悪かったら病院でもなかなか入れづらいので、質のいい動画をしっかり作って、それを多くの人に知ってもらえるようにっていうのが前提として大事だと思っています。
自分が在学中に、多くの病院に入ってくれる方が僕はやっぱりいいなって思うので、もっと広がるように、もちろん僕なんて現場で実際に売っているわけじゃないので、そこは無理ですけど、それ以外の戦略だったりコンテンツだったり、その要因とか社員さんたちだけでは足りてないところを自分たちでもってこれるような活動がしたいなと思っています。
ーー最後に…どんな人がMedのインターンに向いていると思いますか?
吉田さん
インターンって、Contreaじゃなくていろんなところでもできると思うんですけど。Contreaでインターンするならという視点でいうと、医学部生限定の話になっちゃいますが、自分たちが将来働く環境に直接関係してくるところなので、やっぱり知ってるのと知らないのとじゃ全然違うなって思うし、そういうところに興味がある人とかにはすごくおススメできるなと思います。
竹原さん
学生のうちに何かしたい、チャレンジしたい人ですかね。やっぱり学校では学べないことも多くあるし、かと言って、医学部ってそのまま医者になる人がほとんどで、なかなか社会を見る経験とかもないので、そういう社会を見てみたいなっていう人とか、スタートアップっていうのに興味がある人、そういうちょっとチャレンジ精神がある人がいいかなと思ってます。
吉田さん
あとは、納得いかないことがあった時、与えられる環境とか周りの要素のせいにしたくない気持ちがある人とかですかね。医療業界に限らず、自分がいる環境とかそこにいる周りの人のために変えたいことに対して貪欲に頑張れるみたいなモチベーションの持っていき方ができる人には向いているんじゃないかなと、他のインターン生を見てても思います。自分がどんな状況であってもそこを疑う思考を持てるかどうかでその後の選択肢の拡がりも変わってくるっていうことを、私はContreaに入ってから学んだので。
ーーMed以外にもいろんなチームにインターン生はいるので、もし興味があれば新しく仲間になってくれたら嬉しいですね。今日はありがとうございました!
お仲間募集中!
Contrea、そしてMedical チームではインターン生を募集しています!
インターン生が多く入れ替わりのある組織だからこそ、属人化させない仕組みづくりを意識しながらチームの設計を進めています。マニュアルやメンター制度・オンボーディングはしっかりしているので、チームとしての体制は盤石です!初めてのことで困ったことがあってもだれでも助けてくれるし、自分の大学や試験、実習が忙しいときには、稼働を調整させながら働くことができます。
なにか新しいことにチャレンジしたい人!学生ならではのことをやっておきたい人!
少しでもContreaに興味が沸いたら、ぜひ軽くお話してみませんか?
編集後記
いつもContreaの社員のみなさんは「インターン生がいないと成り立たないから!」とインターンも社員も違いはないようなことを伝えてくださるのですが、今回のPJを進める中で、社内でも社外でも知らないことが多すぎて所詮インターンなんだなというのが、シン動画PJを完遂したときの素直な感想でした。それと同時に、インターンというポジションだからこその発想の飛ばし方をして竹ちゃんと1つのプロダクトを提案できたことに、2ヶ月走り切った達成感もありました。
しかし、ここで終わりではなくここからが始まりだと思っています。個人的にはあと2ヶ月程でContreaに入って1年経ちます。この1年弱で、今まで触れることのなかった知識、それだけでなく1つの組織の中での自分の立ち回り方やValueの発揮の仕方、自分の強みと苦手なこと…数えきれないほど多くのことを学びました。チームとして1つレベルアップした今、チームの状況と自分の能力とを疑う気持ちを忘れずに、自身とチームの成長に繋げられるように1つ1つのお仕事に向き合っていきます。