こんにちは!広報担当の下重です!
先日、AWS Summit Japan 2024へ行ってきました!
最近のIT業界では、AWSは需要が高まっており、大きな話題になっています。
言葉は聞いたことあるけど、詳しく知らない方多いのではないでしょうか。
今回はそんな方に向けてAWSの概要やその将来性についてご紹介します!
1.AWS(Amazon Web Service)とは
AWSとは、Amazon Web Serviceと呼ばれる、クラウドサービスの一種です。
クラウドサービスとは何かが分からないとAWSとはどんなサービスかも理解できません。
そもそもクラウドサービスとは何なのかを解説します。
クラウドサービスは一言でいえば、「インターネット経由で利用できるサービス」のことを言います。
例えば、代表的なものに「AWS」、「GCP」、「Azure」などが挙げられます。
2.従来のオンプレミスとの違い
企業がクラウド移行を検討する際、よく対比されるのが「オンプレミス」です。
クラウドサービスが登場する前まで、サーバーを利用する必要があれば自社の建物の中などにサーバー機器を設置して利用するのが一般的でした。
この運用形態のことを「オンプレミス」といいます。
オンプレミスでは、サーバー機器を購入し管理しなければならないのはもちろんのこと、設置するスペースも確保しなければなりません。
サーバー機器を購入するのにお金がかかりますし、納期が長ければ使えるまで時間がかかることもあります。
一方で、クラウドサービスは、クラウド環境を提供する会社がサーバー機器やソフトウェアを所有します。
つまり、サーバー機器やソフトウェアが不要で、設備投資の必要がないのです。
また、スペックの変更がしやすいという点もクラウドサービスの特徴の1つです。
オンプレミスの場合、サーバー機器を購入し直さなくてはならず、古いサーバーが残ります。
対して、クラウドサービスは、インターネット上でどこからでもスペック変更が可能で、古いサーバーも残りません。
サービス初期は低スペックのサーバーで、ユーザー数が増えたら徐々にスペックアップしていくような使い方もできるため、柔軟性も兼ね備えています。
そして、クラウドサービス(AWS)の料金は、サービスを使用した分だけの料金が発生する従量課金制のため、無駄なコストを抑えることができるのも特徴です。
出典:Cloud Ace「オンプレミス型とはどのようなシステム?クラウドとの違いを徹底解説!」
3.AWSの主要サービス
200以上のサービスを提供しているAWSですが、その中でも主要なサービスをいくつかご紹介します!
Amazon EC2
・概要:仮想サーバーを提供するサービス。様々なOSやスペックを選択可能。
・用途:Webサーバー、アプリケーションサーバーの作成など
・導入事例 : Pinterest
Amazon EC2を使用して大規模な画像共有プラットフォームを運営している。
EC2のスケーラビリティを利用して、ユーザーの急増に対応し、高パフォーマンスのサービスを提供。
また、PinterestはEC2を利用して機械学習アルゴリズムを実行し、ユーザーにパーソナライズされたコンテンツを提供している。
https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies/innovators/pinterest/
Amazon S3
・概要:ストレージサービス。大容量データの保存に適している。
・用途:バックアップ、静的コンテンツのホスティングなど
・導入事例 : Netflix
Amazon S3を利用して、大量の映画やテレビ番組のコンテンツを保存し、世界中のユーザーに高速で配信している。
https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies/innovators/netflix/
AWS Lambda
・概要:サーバーレスコンピューティングサービス。サーバー構築せずにプログラムを実行できる。
・用途:イベント駆動の処理、バックエンド処理など
・導入事例:Twitch
AWS Lambdaを使用して、リアルタイムのチャットメッセージ処理を行っている。
スケーラブルで低遅延のチャットサービスを提供。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/aws-is-streaming-live-on-twitch/
Amazon RDS
・概要:リレーショナルデータベース。MySQL, PostgreSQL, Oracle等をサポートしている。
・用途:Webアプリケーションなどのデータベース
・導入事例:Expedia
Amazon RDSを利用して、旅行予約システムのデータベースを管理。
信頼性の高いデータベース管理とスケーラビリティを実現している。
https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies/expedia/
Amazon CloudWatch
・概要: モニタリングと管理サービス。サービスの監視ができる。
・用途: AWSリソースやアプリケーションのパフォーマンスデータの収集と監視。
・導入事例:ANA
旅行情報アプリと国際線予約アプリの機能をかけ合わせたANAアプリの運用に使用。
Amazon CloudwatchとAmazon SNSと組み合わせた自動アラート検知機能を実装している。
https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies/ana-aws-is-how/?did=cr_card&trk=cr_card
4.AWSエンジニアの将来性
革新的なAWSは注目を集めていますが、同時にAWSエンジニアの需要も高まっており、非常に将来性が高いと言えます。
なぜこんなにも将来性が高いと言えるのかを解説させていただきます。
1.AWSは世界で最も多く利用されているクラウドサービス
Canalys社の調査によれば、2023年時点、AWSは世界で最も利用されているクラウドサービスとなっています。
AWSは他社製品との互換性が高く、グローバルに展開できる利点があるため、これからも多くの企業がAWSを選び続けると考えられます。
すでに多数の企業に採用されているAWSは、その運用や保守の分野において、今後もAWSエンジニアの重要性が高まることが期待されています。
2.企業のクラウド利用が増加
総務省の「令和4年版 情報通信白書」によると、クラウドサービスを利用している企業数は年々増加しているのが分かります。
出典:総務省「令和4年版 情報通信白書」
また、2027年の日本のクラウドサービス市場規模は、2022年比約2.3倍の13兆2,571億円になると予測されています。
日本のパブリッククラウドサービス市場規模(売上高)の推移及び予測
出典:IDC「国内パブリッククラウドサービス市場予測を発表」
クラウドサービスを利用する企業が増え、市場規模も大きくなればなるほど、当然AWSエンジニアは活躍の場が増えていくでしょう。
3.AWSのサービス内容が多様化する
将来的にもAWSは、多様なサービスを拡充していく予定です。
これに伴い、AWSエンジニアの業務量も増加し続けると予想されます。
現時点で、AWSは世界で最も広く使用されているクラウドサービスです。
AWSはサーバーに加え、分析、データレイク、IoTなど、顧客のニーズに対応する200を超える多彩なサービスを提供しています。
さらに、AWSは新機能のリリースや既存機能の改良を年間2000回以上行っており、サービスの向上と拡大に常に取り組んでいます。
これからも新たな需要が様々な場面で増加すると見込まれているため、AWSエンジニアの将来性は非常に高いとされています。
4.ITエンジニアが不足している
出典:経済産業省「IT人材の需給に関する調査」
2019年に経済産業省が発表した「IT人材の需給に関する調査」によると、2030年にはエンジニアが最大79万人不足する見込みです。
IT人材が不足していることは、AWSエンジニアの不足にも繋がっています。
実務で即戦力となる現場レベルの知識やスキルを持つAWSエンジニアは、今後ますます重要な存在となるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
AWSとは?を簡単にまとめてみました!
また、AWSエンジニアの需要も高く、非常に将来性が高いです。
弊社もAWSに関わる開発案件に積極的に携わり、AWSエンジニアを輩出していく方針です!
AWSに興味のあるエンジニア志望の方、ぜひ私達と一緒に働きませんか?