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【社員インタビュー】共同創業者の変わらぬ想いと目指す未来とは

和田さん/共同創業者/技術開発部部長

―和田さん、今日はよろしくお願いします!まずは自己紹介をお願いします。

僕はLiberawareの共同創業者で、今は技術開発部の部長を務めています!

―和田さんには、どうして会社を創ったのかや会社のこれからなど、想いの部分を是非熱く語っていただけたらと思っています!まずは、社長である閔さんと出会った経緯や会社設立をしようと思った理由などのお話を伺ってもよろしいでしょうか?

閔さんとは大学の研究室でたまたま知り合いました。15年以上の付き合いになるとは思いませんでしたね(笑)

僕は大学時代、千葉工業大学でロボット関係や機械関係を学んでいました。元々、物を創るのが好きで。大学で学んでいく中で、やっぱり物を創るのは楽しいなと感じました。ロボットといえば、二足歩行のロボットだったりドローン、警備ロボットだったりいろいろ思い浮かびますよね。ですが実は、ロボットで使われる技術ってエアコンやパソコンなど、いろいろな場所で使われているんです。ロボティクスは、人を支える根幹にある技術ということを大学で学んでいく中で感じていました。

大学卒業後は大学院やドクターコースに進み、より深い技術に触れていく中で、社会の根幹になる技術を創っていくのがとても楽しくて、さらにいろんな人に触れてもらえるということに充実感を感じました。僕がドクターコースの3年生だった当時、閔さんは千葉大学の研究員としてベンチャーの株式会社ACSLという会社とドローンを創っていて、一緒にドローンを創らないか?と声をかけてもらいました。そこで大学を飛び出して、ドローンを創る株式会社ACSLに就職しました。そこは産業用のドローンを創っていて、人の社会を創っていく上でドローンを用いて点検をしていくことを主としていました。ドローンを創って技術を磨きながら、私自身は研究員という立場だったので、いろいろな技術に触れ、取り入れ、検討しながら活動していました。そんな中、会社の方針として宅配用のドローンをやりたいという話が出てきたんです。

基本的に、スタートアップやベンチャーは事業を取捨選択しないといけません。一気に収入が見込めないことや今後の発展性がないことに関しては、リソースを割いたり投資したりすることができないのです。その時点では、もともとあったインフラメンテナンスの産業用のドローンはやめるということになりました。でも、コンシューマーに対するサービスの面が強かった宅配は、自分がやりたい分野ではなく、「社会の根幹となる地盤を支えていく部分」に携わりたいという自分の想いとは少し違うな、と感じたんです。その時、閔さんも同じ思いを持っていたので一緒に、自分たちで事業を立ち上げることに決めました。

僕たちの想いの根幹にあるのは、「どういう風に社会を支えていくのか」「社会をどういう風に創っていくのか」「どういうものが提供できるのか」「それをどういう技術で解決できるのか」というのを考えて実現したいということです。この想いをずっと大切にし続けてきました。



―ありがとうございます。ドローンの会社、と聞くと「なぜドローンなのだろう」と思いますが、「社会を創る」「人を支える」ということが根幹にあるのですね。2016年に創業してこれまで苦労された事や、印象的な事はありますか?

実は、創業当初は、ドローンをやらないという方向だったんです。その時やっていたのは、1番簡単に始められる車輪型のロボット。その中で車椅子ロボットの受注を受けたのですが、自分たちは今後も受託開発の会社としてやっていくのかという岐路に立たされまして。それだけでやっていくとなると、やはり「自分たちが創りたい物」を実現できるのは先になるな、という話になりました。じゃあ、その時にどういうことをやっていこうか、と当時のメンバー6人で議論して辿り着いたのが、「自分たちの技術にはドローンがある。それを使って社会を支えていきたい」ということだったのです。それでまずドローンの事業をすることに決定しました。

―なるほど。最初はドローンではなかったのですね!現在の事業に至るまでのお話をもう少し詳しくお聞かせいただけますか?

まず、ドローン自体を一般的に知られているような大型にするか、今Liberawareで扱っているIBISのような小型にするか、という話になりました。その当時、小型の方が正直低コストだよね、という意見がでたのと、かつ、小型のドローンを1から創っているところは日本になかったのです。その時、小型のドローンが開発できて、いろんな会社がそれを取り入れてくれることが現実になると、「社会の根幹から支える」という目標にぐっと近づくことができるなと考えたんです。そのように小型のドローンを創り上げて、社会の根幹となるところに食い込んでいくことを決めたのが1、 2年目です。

しかし小型のドローンといえども、どんどん開発費がかかります。なので、ベンチャーキャピタルという、これから成長が期待される未上場企業に出資する投資会社から調達をしながら、色々なカメラやモーター、プロペラ、バッテリ等の開発をしていました。また、それらをやる上で自分たちエンジニアだけでは解決できない領域に関しては、バックオフィスまわりであったり、営業のフロント、企画などを採用して、今の人数規模までなんとか成長してこられました!

―そんな経緯があったのですね!これまでを振り返って、1番やりがいを感じたエピソードはありますか?

実は、今展開しているIBISの前に、IBISと同じような形の黒いIBISを創っていて、日本製鉄さんの施設の中で飛ばしたときのことです!狭くて飛ばしづらい場所で、自動で飛ばしたんです。それを実現するというところに辿り着くまでに、みんな本当に頑張って、毎日必死に開発していたのですが、それを乗り越えて完成したものを実際に日本製鉄さんの施設の中で飛ばして「自動で飛んで帰って来ました!機体も壊れていないです!」という連絡をいただいたときは本当に嬉しかったです!!

―苦労された部分や思い出に残っている部分はベンチャーならではですね!これから成長していく中でも忘れたくない部分だと感じました。現在は人も増えてきて第2成長期に入ってきていると思うのですが、現在どのようなフェーズで、これからどのような未来に向かって成長していきたいかをお聞かせください!

今1番ネックになっているのは、エンドユーザーはある程度獲得できている一方で、爆発的な普及には未だ至っていないということです。そこに対してのアプローチとして、技術で全てを解決できるとは思っていないので、事業サイドの企画を創っていく中でどのようなプロダクトであればお客様の理想が実現できるのか、課題を解決する上でどのような技術が必要であるのかを掘り下げていくことが必要だと思っています。ここは技術開発部だけではなく全社含めて議論していかなくてはいけない部分であると思っています。そのためにも、外部の発展している技術や話をどんどん取り入れられるような環境を作っていくことがとても必要だと思っています。その中で、新しい技術を創っていくこと、そして次のプロダクトを創っていくことを合致させることによって、次の市場の攻め口が見えてくる。ここをまずはやらないといけないと考えています。

―今まで縦に伸びてきた技術を軸として、今後はそれを横にどのように広げていくかが今後の成長のカギになってくるのでしょうか。その可能性がこれからどんどん広がっていくと良いですね!

そうですね。みなさん「ドローン」って聞くと、ドローンってなんでもできるよね、という一昔前のAIのような考え方をする人が未だ多いです。今まで培ってきた技術を持ったその上で、幅を横に広げていくために何が必要になるのかを掘り下げていかなくてはいけないなと感じています。

―こういう人と働きたい、これから先こういう企業を創っていきたい、という想いについてもお伺いしてよろしいでしょうか?

型にハマりすぎない人と一緒に働きたいですね。型にハマってしまう人の場合、任された仕事だけをしたり、部を跨いでする仕事をどこまでやっていいのか気にしてしまったりする方が多いように感じています。Liberawareには、そういうところに対しても積極的に人との繋がりを創っていけるような方が必要だと思っています。そのような人の繋がりの中で、今その人がどういうことを思っているのかを吸い上げたり、考えが出来上がっていくのかが第一段階にあって、そういったものをどんどんつき詰めていくと、将来的には社会は何を求めているのかというところが見えてくる。そして、それがもともと僕たちがやりたかった「社会を支えていく」というところに繋がっていくのではないかなと思っています。

―そのような方たちが集まって、最終的には根幹となる部分を創っていくのが目指すLiberawareの未来なのですね!ちなみに、仕事の後や休日はどのように過ごされているのかお聞きしてもよろしいでしょうか?お忙しかったりもすると思うのですが…

悠々自適に過ごしています!土日もしっかり休めていますし。仕事に関しては、僕はこの仕事がとても好きなので、仕事だと思ってやっていないというのが正直な想い。なので、それをやりつつも、ずっとやっているともちろん疲弊していくのでオンオフを切り替えながら楽しんでいます!

―最後に、これから一緒に働くであろう方々に熱いメッセージをお願いします!

「社会を変えていきたい!」と考えている人と働きたいですね!人との繋がりを積極的に創っていったり、自分をアピールしたり(アピールしすぎるのもよくないですが(笑))

中に閉じこもらず、オープンに色々アイデアを出していただける方をお待ちしています!

―社会を根幹から支え、創っていくという熱い想いがとても伝わってきました。貴重なお話をありがとうございました!

次回の記事もぜひお楽しみにお待ちください!

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