株式会社Remindの吉川涼さんは、物心ついた頃から美容師になることを志し、新卒で美容室に入社しました。その後は、その経験をもとに、美容師を目指す学生と美容室のマッチングに従事。
現在は、製造業の倉庫内作業の経験を武器に、Remindの製造業に特化したキャリアアドバイザーとして活躍しています。
自らが経験したからこそ、見えてくる課題があると話す吉川さんは今、次の目標に向かってRemindで新たな挑戦をしています。
そんな吉川さんのこれまでと、今後挑戦したい事業についてお話を伺いました。
吉川 涼 / 人材事業部
2022年1月、株式会社Remind入社。製造業に特化したキャリアアドバイザーとして、これまでに多くの求職者と企業のマッチングを行う。自身の経験を元にし、求職者へ深く寄り添ったサポートを行うことが定評。現在は、企業の外部人事的な役割を担う事業の推進に邁進している。
夢を追い、叶えた先で見つけた新たな道
――どのような学生時代を過ごしましたか?
小学校5年生の頃、髪の毛を伸ばしたり、友人のヘアアレンジをしたりしたことがきっかけで、将来は美容師になることを志していました。
その後、中学生、高校生となり、学校では体育祭の団長をするなど、人前に立って話すことが比較的得意な青年期を過ごしていました。卒業後は夢を叶えるために美容専門学校へ進学。とにかく夢に向かってまっしぐらにスキルと経験を積んでいました。
――ファーストキャリアについて教えてください!
幼い頃からの夢であった美容師になりました。そこで約2年間働き、さまざまな人と出会い、自身の技術の向上に努め、カット、カラーを競う美容コンテストではモデル部門で準優勝を獲得するなど、美容師としてのやりがいを噛み締めていました。そんな大好きな仕事を辞めることにしたのは、給与面での不安を拭うことができなかったから。それでも、「美容師」という職に何らかの形で関わり続けたいと感じていた私は、美容室の退職後、美容関連の採用サポートをする求人の仕事に就きました。
――美容関連の求人業務とは、具体的にどんなことをされるのですか?
美容室と、美容を学ぶ学生とを繋ぐサービスを展開する企業で働いていました。具体的には、大型の美容系イベントを開いて自社のプラットフォームを利用してもらい、美容室と美容学生のマッチングをサポートしていました。また、求人広告営業も担当しており、数十社の美容室のオーナーの採用に関する課題や悩みを伺い、求人原稿へ反映。それぞれのオーナーが抱える課題は多種多様で、お話を伺うことで自らの見識が深まり自己成長に繋がっていました。そんな中、もっとオーナーの力になりたい、美容業界を盛り上げたいという想いが強まり、自分にできることはないか?を考えた末、個人で活動する美容師や美容学生とオーナーを直接引き合わせるなど、業務外のプラスアルファの行動を推進していました。その結果、「吉川くんに担当してもらってよかった」「頼りにしています」といった嬉しい感謝の言葉をいただく機会も増え、美容業界の役に少しは立っているのではないかと、喜びに満たされていました。
――退職の理由は何ですか?
端的にいうと、会社との方向性の不一致です。オーナーからはとても感謝されてやりがいを感じている中で、自分自身の中でもっといろいろなことに挑戦したい!という想いが強くなっていったんです。ただ、会社のフェーズの問題で、新しい仕事に挑戦できる環境にありませんでした。
――裁量を与えてもらえないことに不満を感じてしまったのですね?それからRemindへ入社を?
Remindの入社はもう少し後の話になります。実は美容の求人の会社を退職後、しばらく派遣社員として食品関連会社の倉庫内軽作業の仕事に就いていたんです。そこでの経験は、のちにRemindへ入社して、現在の仕事にも活かせるものとなりました。そこで約1年ほど勤めたのち、たまたま知人に新しい仕事がないかと訊ねたところ、廣田社長と知り合うことになりました。
その後、直接廣田社長からRemindの会社についていろいろと教えてもらい、もともと私も人材関連の職に就いていたということもあり、入社させてもらえることになりました。廣田社長と知り合ってから会社のホームページを見る機会があり、調べていくうちに、環境的にも廣田社長の考え方「大切な人を大切にできる自分でいられる会社へ」にも共感できてとても良い会社だと感じていたため嬉しかったです。
最善の道を選んでもらうため、求職者に寄り添ったサポートを
ーーRemindの業務内容について教えてください!
現在は製造業に特化したキャリアアドバイザーとして、企業と求職者のマッチングをサポートしています。私自身、倉庫内作業の経験があるため、求人内容に踏み込んだ中身の詳細を求職者に伝えることができるため、過去の経験は自身の強みと捉えています。これまでにも美容師を経験後、美容関連の人材をするなど、自分自身が経験したからこそより深みのあるサポートができると感じており、介在価値の高さを感じています。
ーーどんなことにやりがいを感じますか?
求職者の一人ひとりの課題や希望する仕事へのこだわりが違うからこそ、様々なバックストーリーを持つ方々にとって、最適な求人を提供する可能性は無限大だと感じています。一人ひとりの「キャリアの選択」という大きな決断に、私自身が何か力になれることがあると感じられると嬉しいですし、「吉川さんだからよかった」といった声を求職者さんからもいただいています。
ーー印象的なエピソードを教えてください!
鹿児島県の求職者を担当した際、その方はヒアリングの中で現在教員免許を取りたいと話されていました。その際は、製造業の仕事に応募していたため、畑違いの業界でなぜ働きたいのかを尋ねました。するとその方は、シンプルにお金を稼げるからとのこと。私はその回答に対し、素直にその想いを受け止めていたのですが、加えてこのような提案をしました。
「2~3年以内に教員を目指されているからこそのご提案ですが、今のお仕事選びを、少し長期的に考えてみませんか?製造業の中には、仕事を一つずつ覚えていき、できることが増えていくと、1年目でも年収500万円ほど稼ぐこともできます。そうなると、周りの方への教育担当に就くことができ、、仕事をしながら教育のノウハウを学ぶことにも繋がります。ぜひ教員を目指すにあたり、このようなキャリアを歩んでいくのはいかがでしょうか?」
その方は実際に鹿児島県の大企業への派遣入社を遂げて、現在も教育を学びながら、仕事に邁進されております。このように、ただ仕事を紹介するのではなく、求職者さんの目的や将来までをきちんと見据えた提案とサポートをするのが私たちの役目だと考えています。また、求職者さんの描く将来像と紹介できる求人が合わない場合、求人を紹介しないケースもあります。それは、私たちが目の前の利益よりも、求職者さんを大切に、心から寄り添いたいと考えているから。今後もこの姿勢を大事にし、「大切な人を大切に」仕事に励んでいきたいです。
ゆくゆくは新規事業の事業部長として活躍したい
ーーRemindはどんな会社ですか?
役職がなく、フラットな環境です。会社全体として、新しいことにチャレンジする風土が根付いており、言い換えれば、変化に柔軟に対応できる社風であると感じています。
ーー教育体制について教えてください!
Remindの教育体制は十分に整っていると思います。入社後はまず、当社の教育担当の研修があり、その後も毎週月曜日の午前中にロープレが徹底して行われています。毎週?と聞くと頻繁に感じる方もいるかもしれませんが、これは廣田社長のこだわり。基礎的な営業力をつけるため、毎週の定期的なロープレ研修は個々の知識やスキルの維持、向上に欠かせません。また、体系的な研修のほかにも、個人に合わせた研修も充実しています。それぞれの弱点部分と向き合い、それらをカバーできるような研修内容を個人に合わせて用意しています。
ーー廣田社長はどんな人ですか?
廣田社長は、初めて会った日から本日までイメージは変わらず、「気遣いに長けた人」だと感じています。社内では、社員同士のトークに耳を傾けていてくれて、随所で細かなフィードバックやアドバイスをくれるんです。また、社員の士気や団結力を高めるために、自ら企画立案した社員旅行を実施してくれます。社員が楽しめる工夫を取り入れたツアー内容となっていて、毎回心から楽しんでいます。
ーー今後の目標は?
現在任されている事業を、自分が中心となって拡大していきたいです。具体的には、仕事をいただいている派遣会社の外部人事的な立ち位置を確立し、求職者の面接官といった内部的な仕事も一任されるようになりたいです。派遣会社としてはそういった部分を私たちに任せることで、長期的に見て採用時のコストの削減や効率アップを図ることができますので、より貢献度の高い仕事ができるかなと。そして、ゆくゆくこの事業が大きくなったときは、私が事業部長として事業の推進を担いたいです。
ーーRemindはどんな人に向いていると思いますか?
仕事に対する姿勢も大切ですが、大きなポイントは人間性の部分が大きいです。とにかく、素直で愚直な方は周りが協力してくれますし、仕事の吸収率も高く、成長できると思います。あとは、廣田社長が掲げる理念に共感できること。Remindは本当に学歴や職歴に関係なく、高い位置へ向かえる環境が整っています。ぜひ、何事にも前向きに挑戦できる方と一緒に働けることを楽しみにしています。