就職活動の場面で「大手か、ベンチャーか」という二択に悩む学生は少なくありません。
しかし実は、その間にある “スケールアップ企業” という選択肢があることはご存じでしょうか。
スケールアップ企業は、一定の事業基盤を持ちながらも、まだ組織や仕組みを自分たちでつくっていける成長フェーズにあります。
挑戦だけじゃなく、安心できる基盤もある。そんなバランスの取れた環境だからこそ、思いきって一歩を踏み出せる人が多いのかもしれません。
この記事では、大手・ベンチャー・メガベンチャーすべての人事責任者を経験した当社CHRO清家良太が、スケールアップならではの魅力と、どんな人がフィットするのかを具体的に解説。
さらに、 スケールアップに向いているかが分かる適性チェックリストも紹介します。
「安心も挑戦も両立させたい」と考える就活生に、ぜひ読んでほしい内容です。
【清家良太】
大学時代は体育会フィギュアスケート部で主将を務め、部の存続と成長に尽力。この経験を通じて、「人に向き合うこと」を仕事にしたいと思い、人事職を志望。新卒でAGCに入社し、2,000人規模の工場で総務・労務などを含む人事業務に携わるなかで、「人はロジックではなくハートで動く」という信念を培う。その後、アクセンチュアで人事・組織コンサルタント、DeNAではHRビジネスパートナー、ビズリーチでは人事企画部長と事業推進室長を勤めるなど、多くの一流企業の経営陣とともに組織作りや事業推進を経験。現在はパートナーズで、CHROとして人事戦略の最前線をリードしている
スケールアップ企業とは?
就活の場でよく耳にするのは「大手」か「ベンチャー」。
しかしその間に位置し、近年注目され始めているのが「スケールアップ企業」です。
「市場からの確かな信頼を得たプロダクトや実績を持ちながら、組織や事業としてはまだ開拓の余地が多く、急速な成長を遂げているフェーズにある企業」、「築き上げた実績」と「これから切り拓くべき領域」が共存しており、その両方を活かしながら、自身のキャリアを一気に加速できる環境を指します。
スケールアップ企業の特徴
- 安心の土台
- プロダクトや事業が市場に受け入れられている。
- 一定の売上・顧客基盤があるため、ゼロからの不安定さは少ない。
- 挑戦の余白
- 事業は軌道に乗りつつも、業界や組織はまだ発展途上。
- 固定化されていない役割や仕組みを、自分の手で創り上げられる。
- 意思決定の近さ
- 経営層との距離が近く、提案がすぐに実行フェーズに進むスピード感。
- 成果が事業全体に直結するため、手応えが得やすい。
就活生にとって、このフェーズの魅力は「安心と挑戦を両立できること」です。
何もかも自分で背負う挑戦ではなく、役割が細分化されすぎてもいない。“役割の空白”に飛び込むチャンスが、手の届く場所にあるのがスケールアップならではの環境です。
例えば当社パートナーズの場合
東証グロース上場のGAテクノロジーズグループの一員として、当社が売却部門を担っているRENOSY※は、投資用不動産市場で売上No.1※を獲得。さらに50万人を超えるユーザー基盤を持つ、業界最大級のプラットフォームを誇ります。
また、お客様に選ばれ続けた結果、創業以来14期連続の増収増益という「安心の実績」を積み重ねてきました。
一方で、不動産取引の現場はいまだに紙やFAXが中心で、オンライン化率はわずか1%。驚くほどレガシーな状況が残されており、ここには大きな「変革の余白」が広がっています。
組織においても、上場グループの体系的な育成の仕組みを持ちつつ、20代で統括部長に抜擢される社員や、若手が戦略プロジェクトをリードする機会も珍しくありません。
確かな土台があるからこそ、大胆な挑戦ができる。それが、スケールアップ企業のリアルな姿です。
パートナーズについて詳細を知りたい方は「大手の基盤と、ベンチャーの裁量を。──スケールアップ企業で、人生を加速させるという選択。」の記事をご確認ください。
※RENOSYは、株式会社GA technologiesが運営しています。当社はGA technologiesのグループ企業です。
※株式会社東京商工リサーチによる「投資用不動産物件における売上実績調査(2025年3月調べ)
スケールアップとメガベンチャーの違い
「大手とベンチャーのいいとこ取り」と聞くと、多くの人がメガベンチャーを思い浮かべるかもしれません。
これはあくまで私自身の経験からですが、スケールアップはメガベンチャーとそもそもの立ち位置が異なります。
- メガベンチャーは「仕組みが完成しつつある“拡大型”」
→事業も制度も枠組みが整い、数千人規模で標準化された成長を経験できる。 - スケールアップは「仕組みがまだ固まりきっていない“変革期型”」
→事業は軌道に乗りつつも、役割の空白や仕組みの未完成さが残っている。
つまり両社の違いは「会社にとって未開拓の余白がどれだけ残っているか」。
こんな違いがある
- キャリアの設計図
- メガベンチャー:既に用意されたキャリアラダーを登っていく。
- スケールアップ:キャリアの“設計図そのもの”を一緒に描いていける。
- 意思決定との距離
- メガベンチャー:承認フローが明確で安心感がある。
- スケールアップ:経営に近く、提案→数日で決裁というスピード感がある。
- 役割の広がり方
- メガベンチャー:既存の役割の中で専門性を深めやすい。
- スケールアップ:まだ決まっていない役割を“手挙げ”で獲得できる。
大事なのは「どちらが正しいか」ではなく「どちらが自分に合っているか」。
もしあなたが自ら開拓していける環境にワクワクするタイプなら、スケールアップは強力な選択肢になります。
スケールアップに向いているのはどんな人?
「自分に合っているのかな?」と思ったら、ぜひ次のチェックをしてみてください。
1つでも当てはまれば、スケールアップの環境と相性がいいかもしれません。
✅ ルールがまだ決まりきっておらず、自分で創れる裁量があることにワクワクする
たとえば「新しい部署が立ち上がったけど、まだ細かいフローは未整備」という状況。
自分でルールを形にする余白があるからこそ、仕組みを一緒につくる経験ができます。
✅ 「挑戦には、支える土台と広げる余白の両方が必要だ」と思う
売上実績やユーザー基盤といった“安心の土台”があるからこそ、大胆な提案にも踏み出せる。
「守りがあるから攻められる」と考える人にフィットします。
✅ 自分の仕事の成果が数字や組織に影響することにやりがいを感じる
たとえば、営業が工夫して提案した資料がそのまま組織全体の標準化ツールに採用されたり、マーケ施策がすぐに売上に跳ね返る。
「やったことがそのまま会社を動かす」実感を味わえる環境です。
✅ 「まずやってみてから考える」タイプだ
正解がまだ存在しないテーマでも、試行錯誤しながら動く人が評価されます。
実際に、入社1年目から全社プロジェクトを任されるケースもあり、スピード感を持って挑戦できる人にフィットします。
私たち人事が採用や育成の現場で感じるのは、スケールアップで成長する人に共通するのは“スキルの多さ”ではなく“スタンス”です。
- 「完璧に整った環境」より「一緒につくっていける環境」を楽しめる
- 「守りがあるからこそ攻められる」という考え方ができる
- 「まず動いてみる」ことを恐れない
この3つのマインドを持っている人は、想像以上のスピードで伸びていきます。
こうした特徴にピンときたら、スケールアップはまさにあなたの力を発揮できる舞台かもしれません。
最後に
就活の場では「大手かベンチャーか」という二択で考えがちですが、その間にある “スケールアップ” という選択肢は、まだ知られていないかもしれません。
でもここには、安心の土台を持ちながら、自分の手で未来を切り拓ける余白 があります。
大事なのは「どのフェーズの企業が正解か」ではなく、「自分がどう成長したいのか」。
もしこの記事を読んで少しでも「ここなら自分らしく挑戦できそう」と感じたなら、それはきっとスケールアップの環境にフィットするサインです。
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