信頼関係があるからこそ物事は動く!と私は考えています。
社員の話を聞きたい!あなたに寄り添いたい!
日々、業務を進めてくれている社員がストレスなく業務に携わって欲しい!
そんな思考になる経験を書いてみます。
学生時代の私は吹奏楽部でTubaという低音楽器を担当していました。
基本的にはソロで演奏するのは楽しい楽器では無く、他者とのアンサンブルが気持ちいい!
私が奏でる根音に仲間が乗っかって奏でる響きが心地よい!
私の基本は縁の下の力持ち的な思考なんでしょうね…
そんな私が就職時にできる事とは演奏家では無理、どうにか音楽に携わって居たいと思い楽器店に入社しました。
配属先はピアノ販売営業!
楽器屋には【音楽教室】もあり、生徒さんの家庭に販売するのかと思いきや、私が配属されたのは駅近くの店舗!
朝から晩まで店舗に居座っていても町の楽器屋に「ピアノ欲しいです!」なんて訪問してくるお客様は稀です。
会社からは地域を割り振られ「訪問販売してこい!」とだけ…
闇雲に住宅を訪問し玄関チャイムを鳴らして「〇〇楽器店で御座います」といってもドアは開くわけもなし…
次のお宅では「〇〇楽器店で御座います」に対し「間に合ってま~す」と声だけ…
楽器屋に対して間に合ってる!って何が?とは思うけど結局ドアは開かないのです。これの繰り返しです。
路頭に迷っている私にやっと先輩からの助け舟!「町には個人でピアノを教えている先生がそれなりにいらっしゃるよ」と
今度は注意しながら担当地域を回ると玄関先に【〇〇ピアノ教室】なんて看板が結構ある!
そのお宅のチャイムを鳴らしながら「〇〇楽器店で御座います」と声をかけると玄関は開くんです。
ターゲットを絞れば物事は進み始めます!
町の音楽教室の先生に「生徒さんでピアノ欲しがっているお宅はありませんか?」なんて聞いても答えは返ってくるはずもありません。
先ずはこの先生の要望を聞きまくり、サービスの提供をしっかりしよう!
雑誌一冊でも御用聞きの様に配達から始める!
先生との信頼関係が深まれば、どんどんリクエストが飛んでくる様になります。
雑誌!楽譜!譜面ノート!etc.
そのうち「手が離せないから保育園に子供のお迎えに行ってくれない?」(時代的に可能でした…)
発表会開催したいから場所の確保してくれない?じゃあプログラム印刷や当日の写真業者や録音業者の手配をします!的にどんどんお手伝いを買って出る!
そんなこんなで信頼関係が深まると「生徒さんのお宅でピアノ購入を検討しているから貴方の事を紹介しといたわよ」と先生が営業してくれるようになってました。
紹介なら普通の住宅の玄関がすんなり開くんです。
信頼関係が築けると応援者にもなってくれちゃうです。
この人(誰か)のために!で本気で行動すると信頼関係が生まれる!そうすると物事は動き始める!
これは業種とか関係なく、お客様や自社の社員に対しても、信頼関係が一番大事と考える私の基礎体験だと考えています。
だからこそ人の話をじっくり聞いて、その人に寄り添いたい!その人をバックアップしたい!と思っています。
私は社員の応援団になりたいと常に思っています。