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ネガティブをポジティブに転換する
2023年もあと10日ほどで終わろうとしています。今年はどんな1年でしたか?私にとってこの1年のキーワードは「課題」でした。会社の課題、自分の課題、案件の課題、社員の課題…。いろいろな意味で課題に溢れた1年でした。ですが、私、課題は嫌いではありません。課題は伸び代であり、成長にとっては宝だと思うからです。でも、一般的には自分の課題は見たくもないし、人から言われたくもない、できるものならフタをしておきたいと思っている人は多い…と、先日ある人との会話の中でそんな話が出ました。そうかもしれません。さらに言えば、ネガティブ思考やネガティブ感情は良くない、ポジティブな思考や感情は良い、そう思ってい...
時には、しつこく
しつこい人。どういう人でしょうか。ネットでは、しつこい人の行動として、こんなものが出てきます。何度も同じことを聞いてくる。こちらの温度感を考えない頻度で連絡してくる。LINEの文章が長い。とにかく細かい。おせっかい。心配性。自分勝手。思い込みが強い。うーん、通常、嫌われてしまう行動ですよね。エスカレートしてしまうこともありますし。心理カウンセラーによるしつこい人の対処法、なんかもあったりして、しつこくされる人、困っている人が少なくないんだなと思います。では、しつこい人はなぜしつこくしちゃうのかを考えてみました。心配性で気になると確認せずにいられない、とか、私がやってあげなければという思い...
どこを使っているか、意識していますか?
自分は今、どこの筋肉を使って動いているのか。そんなことに興味があります。こんな話をすると「ほほー、筋肉好きですか?」と言われたりするんですが、いわゆる筋肉好きというわけではないと思います。仕組み好きっていうんでしょうか、これとこれがつながって、ここに力が加わってるのね、ということが気になるのです。今は放送していないみたいですが、昨年までNHKで放送していた『筋肉アワー』という番組が好きでした。筋肉といえばこの人、谷本先生がアスリートやアーティストなどをゲストに迎え、「この動きにはこの筋肉が関係しています」「さすがこの筋肉が発達していますねえ」などと語り合う番組です。ショパンコンクールで2...
ハンドルを握るということ
自分がハンドルを握って車を運転しているときは、道をしっかり覚えるのに助手席に乗っていると覚えていないということ、ないでしょうか。 私はあります。よく、あります。 「こんな道、通ったことある?」「え? いつも通ってるよ」 自分が運転しないとなると、途端にお客さま気分になり、全然見ていない(笑)。なので、助手席に乗っていることが多いルートだと、道がまったく頭に入っていない。その後、運転しろと言われても、どこをどう通ってきた? となります。 これと同じことが起こるのが駐車場。自分が運転したときは、「2階のAの23。写真も撮っておこう」くらい覚える気があるのですが、家族が運転しているときはちっと...
すべてに全力投球をしない!?
先月の勤労感謝の日、私はカレンダー通りお休みでしたが、なんと朝10時から表参道の「ブルーボトルコーヒー」でお茶をしていました。以前当社にいた人と、前日の夜に急に盛り上がってのことです。いろいろ刺激をもらった影響から、今日は、仕事での「アウトプット」をテーマに考えたいと思います。仕事では、インプットのプロセスはあるものの、つまるところアウトプットがゴールです。それをどう捉えるかによって、自分の成長も変わるし、一歩間違えると、プレッシャーを感じてメンタルに影響が出ることもあります。私が、自分のアウトプットに対して行動基準や判断基準を確立したのは、多分30代だと思います。昭和バブル体験を通じて...
本当に求めるものは?
今年も1カ月を割り、年末が近づいてきますと、 残る1カ月で、今年本当はやりたかったことがやり切れるだろうか? このままできずに終わったらイヤだな…と、そんな焦りの気分に見舞われます。「できなかった」はセルフイメージや自己肯定感を下げかねず、ますますゲンナリ。。。と、なりそうになるのですが、思考は自分でコントロール可能ですからね、私は「待て待て。モチベーションは自分でなんとかせい」と言い聞かせています。というわけで、今日のテーマは「モチベーション」。ちょっと広すぎるテーマですが、改めて何なのだろう?と考えてみたので、共有させてください。言うまでもなく、この言葉は日常的によく使われます。最近...
英語フレーズにご用心
私程度の英語力で、英語の話をするのは僭越なのですが、言葉に関わる者として、なんだかなーと思うことを今日は書こうと思います。きかっけは8月15日の終戦記念日でした。「"No More Hiroshima!(ノーモア・ヒロシマ)"というスローガンは、"広島なんかいらない"という意味になるのに、わざわざアルファベットで書いて、それを世界にアピールするのは謎…」というようなツイッター(あ、今はXですね)を見かけました。「これ、重要!」と思ったので、改めて調べてみました。「No More Hiroshimas!」と複数形にしたら、広島の惨劇は繰り返すなと伝わるようですね。たとえば「No more ...
「私にやらせてください」の威力
台風の影響を受けている皆様には心からお見舞いを申し上げます。私は、台風5号が去り、6号が来る直前に、休暇で訪れていた石垣島から帰ってきました。4日間の滞在のうち前半2日は雨、後半2日は晴れで、最初はアンラッキーだと思っていましたが、今にして思えば幸運でした。台風シーズンが終わるまで、被害が出ないことを祈るばかりです。さて、石垣島を訪れた理由は、一緒に行った友人のお嬢さんが現地で暮らし、この春、独立してショットバーを開いたことにありました。年齢29歳で一国一城の主です。会計のことや法律的なことを独学で勉強しながら開業したのは、とても立派だと思います。こういう若者がいるなら、日本もまだ大丈夫...
リスキリングよりも意識の成長
4月のブログでも「教える」を取り上げました。最近の私のチャレンジテーマは、十人十色の教え方ができるようになることなので、「教えること」や「人の成長」について考える機会が多いです。今回も「教える」側の視点から、あれこれと考えてみたいと思います。というのは、スキルや知識を教えることだけが教えることではないと考えているからです。さて、まずは最近の注目ワード「リスキリング」の話題から。2020年の世界経済フォーラム(ダボス会議)で「2030年までに地球人口のうち10億人をリスキリングする」と発表され、経団連の「新成長戦略」の中でもリスキリングの必要性に触れられています。「リスキリング」は「Re-...
自分を自由に操縦する!?
ゴルフや筋トレ、ドラムなどをやっているとき、ふとこんな感覚に陥ることがあります。自分のボディを操っているのは操縦席にいる自分なのに、自分をうまく操縦できていない、と。「操縦」とは「自分の思いのままに操ること」です。元々は乗り物を意のままに動かすことを指したのでしょうけれど、そこから転じて、人を操るという意味でも使われます。他人を操りたくはありませんが、自分も誰かから操られたり、何かに支配されたくありません。自分のことは自分で操縦したい、そう思いませんか?でも、日常生活では自分で自分を操縦しているなどと感じることは滅多にありません。ボディの操縦はもちろん、マインドの操縦に関しても、操縦して...
「ふんわり」の功罪
ChatGPTなどのAIに注目が集まっているためか、私たちの「言語化能力」がこの先どうなっていくのか、という問いが頭の片隅に常駐しています。もしかしたら、このような関心は時代特有のものかもしれません。たとえば、1冊10分で読める書籍要約サービス「flier(フライヤー)」のアクセスランキング(2023年1月1日~31日)にもその傾向が表れています。年代別ランキングで、30代の上位にあったのは1位「言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える」(樺沢紫苑/幻冬舎)2位「リーダーは話し方が9割」(永松茂久/すばる舎)7位「東大教授の考え続ける力がつく思考習慣」(西成活裕/あさ出版)各書籍の切り...
「構造化思考」はなぜ重要? ~新人向け説明にチャレンジしてみた!
4月に新卒で入社したばかりの方も、もう社会人3カ月です。でも、このメルマガの読者には、新卒入社したばかりの社会人は少ないのではないかと思います。むしろ部下や後輩を育てる立場にある方が多いのではないでしょうか。新卒社会人に学んでもらうための知識・情報・コンテンツは各社いろいろとあると思いますし、学ぶ時期に関する見解も各社各様だと思いますが、社会人何年生で何を学ぶのかはともかく、「物事を構造的に理解する」ということに対し、多くの企業では遅かれ早かれ学ぶことを促しますよね。会社によっては、採用段階で構造的思考力をチェックするということをやっている場合もあります。当社でも、構造化思考は重要視して...
教える仕事は得意ですか?
多くの企業で期が変わり、人事異動などもあって、この時期はいつにも増して誰かが誰かを教えるというシーン、多いのではないでしょうか。私も社長ではありますが、人材育成は常に重要視しているので、私自身が社員の育成に絡むことは少なくありません。でも...果たして教えることが上手か?と自問すると、必ずしも自信を持って「はい」とは言えません。私に限らず、これはよく言われることですが、自分がプレーすることと、人に教えることはまったく別のことです。自分ができる、イコール教えられるではありません。そんな私ですが、「教える」について小さな成功体験もあります。たとえば学生時代の家庭教師のアルバイト。当時、ご近所...
「課題」という言葉の不思議
4月は新入社員が入ってくる時期だからか、上司部下間の面談が多いシーズンなのではないでしょうか。最近は1on1と呼ばれる日常的な面談を導入する企業も増えており、面談はコミュニケーションの一環として日々行われるようになりました。その面談でよく出る話題が「課題は何か?」です。この課題という言葉、言うまでもなく上司・部下間の面談用語ではありません。企業の経営課題、今年度の取り組み課題、社内風土的な解決課題等、いろいろなシーン、いろいろな文脈で使われる言葉です。さて、ここで質問です。「課題」と聞いて、この言葉の語感やイメージはあなたにとって良いもの、言い換えるとポジティブなものですか?それともどち...
AI時代に欠かせない「自問力」~chatGPTを使ってみた!
今日は今、世界的に話題になっている「chatGPT」を使ってみて、私なりに気づいたこと、感じたことをご紹介します。この動き、人間とAIがどういう関係なるのかという意味で、絶対押さえておいた方が良いと思います。「chatGPT」は、OpenAI社が開発した自然言語生成モデルで、対話形式で質疑応答が出来るチャットボットです。https://openai.com/blog/chatgpt/と聞くと小難しく感じますが、ブラウザからログインし(現時点では無料)、質問すると答えを返してくれるしくみです。大学入試レベルの問題を解いてしまい話題となり、すでに大学の宿題で利用禁止されるというぐらい「スゴす...