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どこを使っているか、意識していますか?

自分は今、どこの筋肉を使って動いているのか。


そんなことに興味があります。

こんな話をすると「ほほー、筋肉好きですか?」

と言われたりするんですが、いわゆる筋肉好きというわけではないと思います。

仕組み好きっていうんでしょうか、

これとこれがつながって、

ここに力が加わってるのね、

ということが気になるのです。


今は放送していないみたいですが、

昨年までNHKで放送していた

『筋肉アワー』という番組が好きでした。

筋肉といえばこの人、谷本先生がアスリートや

アーティストなどをゲストに迎え、

「この動きにはこの筋肉が関係しています」

「さすがこの筋肉が発達していますねえ」

などと語り合う番組です。


ショパンコンクールで2位に輝いた

ピアニストの反田恭平さんが

ゲストで出演した回では、

ピアニスト独特の筋肉として、

親指の付け根の筋肉が紹介されていました。

「短母指外転筋」というそうで、

反田さんの親指の付け根は

見たことのないほど盛り上がっていました。

それだけ、親指を細かくコントロールして

動かしているということですね。


短母指外転筋の発達は、

ピアニストならそうなんだろうなと

思えますが、あ、そこもですか?

と思ったのが「広背筋」。背中の筋肉です。

激しい曲を弾くときに必要というのは

わかるのですが、

必ずしも大きな音を出すときでなくても

使うようで、背中から力を伝えると

深い音になるんだとか。

実際、反田さんが深い音を出したいときは、

手が鍵盤を通り越して深いところまで

届くようなイメージで弾くと語っていました。


なるほど! と思って、ピアノを弾くときに

(ねこふんじゃったレベルですが)、

背中を意識して、鍵盤を深く押してみましたが、

あら不思議、深い音になっている(気がする)。

意識すると結果って変わるんだよなあ

と思いました。


そう、これ。

私がここでお話ししたかったのは、

筋肉についてではなくて、

何をやっているかを意識すると変わる、

という話でした。

筋肉話で終わるところだった・・・


意識しないとスルーしちゃうこと、

無意識に行ってしまうことって、

仕事でも結構ありますよね。

ルーティン業務だととくに。


でも、目的を意識したり、

ここを習得しようを意識して動いていると、

今までスルーしていたことが、

インプットされるようになって、

改善策を思いついたり、

いきなりコツを掴んだりするんだと

思うんです。


同じことでも、意識するのと、しないのでは

結果が変わるのだと思います。

意識すれば、習得も早くなるし、

それに伴って成長も早くなりますよね。


WBCの日本優勝で盛り上がる野球界。

野球でも、日々のキャッチボールで

何かを意識して習得しようとしているか、

ただのウォーミングアップで

終わらせているかで、

成長が大きく変わると聞いたことがあります。


元オリックスの選手で、

現在は少年野球チームの監督をしている

筧裕次郎氏は、

「まずは投げるときも受けるときも

一球、一球を意識すること。

そのうち、相手がリリースするときの

僅かな動きの変化がわかるようになり、

投げてくる場所を予測できるようになる」

と話しています。


ほおおー、それはすごい。

キャッチボールでも意識して行っていれば、

そんなこともわかるようになるのかあ、

と思いました。


こんなことを書きながら、

私も、日々スルーしていることあるだろうなと

振り返っている次第。

そこに気づくかどうかで、

成長が変わるんだろうなあ。

伸びしろいっぱいだなあ(ポジティブ)。

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