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「圧倒的成長ができる環境」「最速での成長を追い求められる環境」
そんな言葉を、私と同世代ぐらいで就活していた方なら一度は耳にしたことがあるんじゃないかなと思います。(23卒です)
私はこの言葉に魅力を感じていたタイプで、その意味を次のように理解していました。
- 挑戦を奨励してくれる文化がある
- 自分で意思決定を行える機会が豊富にある
- 若手のうちから裁量が与えられる
つまり、「機会があって、自分で何かをやり続けられて、挑戦し続けることができれば、自然と成長できる」。そんな単純な図式として捉えていたのです。
現場で直面した「成長」の本質
しかし、実際に働き始めてみると、その認識が大きく覆されることになりました。
確かに、私の会社には挑戦の機会が溢れています。
私はディレクターとして仕事をしていますが、プロジェクトの運営から、クライアントとの直接のやり取り、新規施策の立案、ブランディングなどのクリエイティブワークなど、やる気さえあれば若手でも大きな仕事を任せてもらえます。
でも、その環境の中で、私は何度も壁にぶつかりました。
プロジェクトの進行管理がうまくいかず、納期に追われる日々。自分の力量以上の仕事を抱え込んでキャパオーバー。「自分がやらなきゃ」という思いが空回りして、チームの力を活かせないまま質が低下。
そんな失敗を重ねる中で、私は次第に気づき始めました。
本当の意味の「圧倒的成長ができる環境」とは
単に挑戦の機会が用意されていることが、「圧倒的成長ができる環境」な訳ではないんだなと。
挑戦の機会だけではなく、その環境を生かすことができる個人のマインド・行動が組み合わさることで、ようやく「圧倒的成長ができる環境」になる。
そんな、人によっては当たり前すぎることに、私は1年半かけてようやく気づいたのでした。
- 挑戦の機会が与えられることを当たり前だと思わず、一つひとつの機会を最大限活用しようと努力すること
- 自分が未熟ながらも機会を与えてもらっていることを自覚し、驕らず、成果で応えようとすること
- 失敗も、本来は許されないことではあるが、失敗から学べることの大きさから許されているだけだと受け止め、その分全力で次の機会へと生かそうとすること
そうしたマインドが欠如したまま、「機会を与えられること」「挑戦する背中を押してもらえること」に私は慣れきってしまっていたんだなと思います。
ようやく変わり始めた視点
会社は私たちに、失敗しても再び挑戦できる機会を与えてくれます。
しかし、それは決して当たり前のことではありません。むしろ、その一つひとつの機会が、成長のための貴重な糧なのだと2年弱働いてようやく私は気づくことができました。
失敗しても再挑戦できる機会を与えてくれる会社。その機会を謙虚に受け止め、全力で活かそうとする個人。この両輪が噛み合って初めて、本当の意味での「圧倒的な成長」が実現できるのだと思います。
プライドや見栄を捨て、一つひとつの経験から謙虚に学び、着実に前進していく。
そんな姿勢で、この環境を最大限に活かしていきたいな〜〜〜!!!と思う今日この頃でした。