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株式会社WARC(以下「WARC」)のCo-WARC事業部は、スタートアップ・ベンチャー企業の経営管理に対して、徹底したハンズオン支援を行うサービスを提供しており、監査法人出身の公認会計士だけではなく事業会社での実務経験が豊富なコンサルタントが数多く在籍していることが特徴です。
今回は、大手グループのシェアードサービス会社を経て2023年にWARCに入社した中村さんに、コンサルタントに転身した理由や入社後に感じている手応えなどについて話を聞きました。
プロフィール
中村 勇貴(Nakamura Yuuki)
Co-WARC事業部 シニアコンサルタント
北海道大学会計専門職大学院を卒業後、2015年大手グループの経理・給与計算シェアードに入社し、グループ会社の経理・税務・給与計算・社会保険労務に従事。その後関係会社に出向し経理業務基盤の構築や業務効率化等を実施。また、グループ会社の経理業務BPO化プロジェクトに参画し、20社ほどのBPO化を実現した。2023年当社入社。
趣味は釣り。WARC入社早々に釣り部を発足させ、積極的な活動と強引な勧誘により勢力を急拡大させる。釣りが本業でコンサルタントは副業であると公言して憚らない。 クライアントコミュニケーションでは、業務外の話をきっかけに場の雰囲気を和らげてから本題に入るよう心がけている。
グループ会社内での業務改善プロジェクトで「やりがい」を感じ、コンサルタントへの転身を決意
- はじめにWARC入社前のキャリアについて聞かせてください。事業会社ではどのような業務を経験されたのでしょうか?
大手グループのシェアード会社に就職しアカウンティング業務部に所属していたのですが、入社して1年は経理ではなく給与計算や社会保険の手続きなど労務業務をしていました。その後2年間はグループ会社が約200社あるうちの20社について記帳のお手伝いや担当者が計上した仕訳のチェックをしました。
その後グループ内の関係会社に出向し、経理・税務・労務業務全般のほかに業務効率化等の業務改善活動にあたるという経験をしました。これをきっかけに、グループ全体で推進していく経理業務のBPO化プロジェクトにも参画することになり、外部コンサル会社と一緒に20社ほどのBPO化を実現しました。
- Co-WARC事業部で行うようなプロジェクトを事業会社で経験していたのですね。コンサルタント業に興味が湧いたきっかけを教えてください。
経理や労務は「正しくやって当たり前」という性質があるのでなかなかやりがいを感じづらいなと思っていたのですが、社内プロジェクトとはいえ業務改善活動は成果を出すことで周りから感謝されるので、とてもやりがいを感じました。
ただ、大きいグループでしたので、少し誤解を招く表現かもしれませんが特有の動きづらさみたいなものはありました。変化を好まない保守的な方もいらっしゃるので、改善アクションを取りづらかったり。
そんな経験から、既存の業務を変革をしたい、課題をなんとか解決したいという企業発信のニーズに対して自分の知見を提供し価値貢献したい、という思いが強くなりコンサルタントへの転身を考え始めました。
伴走型支援を行うCo-WARCは、実務経験をコンサルタントとして生かせる環境だった
- 会計領域のコンサルタントというとWARC以外にも数多くの会社が存在しますが、なぜWARCを選んだのですか?
コーポレートの転職に特化しているということでWARCが運営するSYNCAに登録したのですが、そのなかでコンサルタント職に興味があるということを自己アピールしていたところ、当時SYNCAのCSをしていた栗田さんに声をかけられCo-WARC事業部を紹介してもらいました。
正直に言うと、業務内容自体は他のコンサル企業と大きな差は感じなかったのですが、伴走型でクライアントを支援するというスタイルにとても惹かれました。私は実務経験が強みですから、会計士であるメンバーと肩を並べて活躍するには伴走してハンズオンで支援するというスタイルが適していると思ったからです。
それから余談かもしませんが、面接プロセスでの体験がすごく良かったのもあります。面接のステップは決して多かったわけではないのですが、色んなメンバーと会ってみませんか?と提案してくれて、面接以外で多くのメンバーと話す機会がありました。他に採用候補者がいっぱいいる中のひとり、のような扱いではなく、自分に向き合いながらとても時間をかけてくれた印象があり、求められていると感じました。
- クライアントサービス未経験でコンサル業界に飛び込むことに不安はなかったのでしょうか?
私ではなく、むしろ家族や友人、同僚が心配していました。やはり「コンサルは大変」という印象があるので、シンプルに「大丈夫か?」と。
私自身でいうと、実はあまり不安はありませんでした。ひとつの事業会社に在籍していながら、先述のBPO化や記帳代行含めグループの約50社を見てきた中でいわゆるベストプラクティスのようなものを持っていたので、ある程度自信があったんです。
妻はWARC自体がベンチャー企業であることに不安もあったようですが、事業内容としては決して新しいことをやっているわけではなく、既に市場がある「財務会計コンサル」という領域でプロダクト開発などテクノロジーを活用しながら勝負していく組織で、安定性と将来性があると思ったので大手企業ではないことへの不安もなかったですね。
- ある程度自信があったということですが、Co-WARCでは実際にどんな業務をされているのでしょうか。自信は確信に変わりましたか?
管理部長業務の実務支援や業務改善系の案件が比較的多いです。
最初にアサインされた案件で、会社の課題について自分でいくつか解が浮かびました。コーポレートの人員が急激に減ってしまい「どうしていいか分からない」という状態だったのですが、伴走型というWARCの支援スタイル自体と自分がこれまでの経験から得た知見が組み合わさり、すごくハマったと思います。
CFOからも評価していただき、自分の動き方が間違っていなかったと思えましたし、感謝される仕事がしたかったので本当に嬉しかったです。
- 事業会社での経験が生きているのですね。
そうですね。前職での実務経験はもちろんのこと、当時のプロジェクト活動は、グループ内とはいえあくまで社外とのやり取りだったので、そこで営業や商談スキルとか折衝の仕方とかは学んでいましたし、WBSを作ったり定例Mtg.で進捗管理をしたりということもしていましたので役に立ったと思います。
ただ、自信があったと言っても、コンサルのいろはや細部についてはやはり分からなかったので、事業部長を始めとした先輩方と一緒に仕事することで学んでいます。
貢献と経験の両立。CFOを目指して未経験領域にチャレンジする日々
- WARCに入ったことで新しくチャレンジできたりスキルアップできたことはありますか?
業務領域の幅広さの点でも、学ぶことは多いです。
前職での経験は決算・申告周りだけでしたが、Co-WARCではIPOコンサルやIR支援などもあります。事業会社では例えば経営戦略策定などもそれぞれの担当がいて通常他の人間が関わることはないので、そういう意味でも領域は圧倒的に広がりました。
学生の頃から将来は事業会社のCFOをやりたいとずっと思っているので、領域が広がること、知らないことを知っていくことを個人的にすごくポジティブに捉えています。
未経験領域にチャレンジできているので、これからもどんどん色んな案件に首を突っ込んでいきたいです。
- どんな方がCo-WARCに向いていると思いますか?ご自身の経験を踏まえてメッセージをお願いします。
コンサルタント適性という観点では、色んな領域に興味をもって勉強している方、多くのクライアントに価値提供して社会貢献したいというマインドの方は向いていると思います。そこに資格の有無は関係ないです。
会計コンサルタントというと会計士じゃないとダメなんじゃないかと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
伴走型支援を掲げるCo-WARCでは実務経験も重要で、会計士メンバーに自分がアドバイスすることもありますし、私以外にも会計士ではないメンバーが何人も活躍しています。
経験してきたことの差はそれぞれの強みであり、色んな強みをもつメンバーがそれぞれ補い合い、高め合っている組織です。
キャリアの観点でいうと、私と同じように事業会社から将来CFOを目指す方におすすめです。特にベンチャー企業のCFOは「なんでも屋」の要素もあるので財務や経理の経験だけだと足りない部分もあると思いますが、Co-WARCでは手を挙げれば色んな領域に関われ守備範囲を広げられるということが魅力です。
また、WARCには事業会社で上場準備を経験したメンバーやCFO経験者も在籍していて、一緒に仕事をすることで幅広い情報をインプットできる環境があります。
私が入社してからも案件は右肩上がりで増えていて人手が足りないくらいです。メンバーが増えればWARCのサービスをもっと広く世の中に提供できて社会貢献できるはずなので、同じ志を持つ方にどんどんご入社していただきたいです!
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