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監査法人からの転職。未経験ながらもコンサルタントとして活躍できる理由とは?

株式会社WARC(以下「WARC」)は、成長企業の経営管理支援を目的とした様々なサービスを提供しています。中でもスタートアップ・ベンチャー企業の経理財務・資金調達など経営管理にまつわる課題に対し、事業理解の深いプロフェッショナルによる徹底したハンズオン支援を実行するのがCo-WARC事業部です。
今回は、監査法人を経てベンチャーの事業会社である当社に入社した加藤に、WARCを選んだ理由や前職の経験を生かした新たなチャレンジについて話を聞きました。

プロフィール

加藤 和宏(Kato Kazuhiro)公認会計士 / Co-WARC事業部 マネージャー新卒で有限責任あずさ監査法人へ入所。主に製造業の金商法監査などの業務に従事。2021年に当社へ入社。2022年6月からクライアントの企業へ出向。管理部長としてフルコミット中。料理が得意なYouTuberという別の顔も持つ。最近はYouTubeの登録者数が伸び悩んでいることから、メインジャンルを既存の内容から、料理へ変更しようか検討中。

好きな料理はノドグロの炙り鮨と鬼金棒のラーメン。今回のインタビューをきっかけに得意な料理を聞いたところ、ラザニアとバスク風チーズケーキと回答があり、かなりおしゃれ。社内でのニックネームはteaちゃん。副事業部長の秋山が加藤茶氏からインスピレーションを受けて名付けたが、社内にあまり浸透していない。

「人々を感動させる」ことを軸に、監査法人の経験が活かせる新たな場所へ

- なぜ監査法人から転職をしようと思ったのですか?

自分のミッションと業務内容に、次第にズレを感じてきたからです。

大学時代、就職活動の一貫で行った自己分析がきっかけで、これから生きていく上で「人々を感動させる」ということをミッションに決めました。
そのため、監査法人でも自分のミッションを意識し続け、通常の業務を行うだけではなく、監査を効率化してクライアントの負担を減らしたり、監査チームの工数を減らしたりと自分なりに様々な工夫を行ってきました。

ですが、次第にチェックリストや形式的な調書の作成が増えているように感じ、業務を通じて「今の仕事だと自分のミッションを達成できないのでは?」と考えるようになり、転職を決意しました。

- 監査法人での業務と自身のミッションにズレを感じる中で、WARCを選んだ理由はなんですか?

ミッションである「人々を感動させること」が体現できる仕事とはなにか?を考えて行き着いた答えがコンサルでした。そのため、転職活動中は職種をコンサルに絞って企業を見ていました。
良いなと思う企業は何社かありましたが、WARCに決めた理由は3つあります。

1つは、WARC自体の魅力です。勢いがあり、フラットなカルチャーも素晴らしく、「複数事業で管理部門の課題を様々なサービスで解決する」という事業体に魅力を感じました。
もう1つは、マネジメントができる環境。監査法人でもリーダーのようなポジションでマネジメントは行っていたのですが、さらにスキルアップしたいと思っていました。WARCでは「WARC MORE」という、いわゆる業務委託の公認会計士の方々とチームを組むのですが、その業務委託の方々のマネジメントを経験できるという点が魅力に感じました。

3つ目は、副業がOKということ。本業とは別で、僕はどうしてもYouTubeを使って世界中の人々を感動させたいと思っていました。面接の際に自分のミッションとYoutubeのことを話したところ「むしろガンガンやったらいいんじゃないか」と背中を押してもらい、WARCへ転職することを決めました。

- 入社後に感じたギャップはありますか?

ギャップはそこまで感じていませんが、コミュニケーションがとりやすいところが想定以上に良いなと思っています。

WARCは社内ツールとしてSlackを使っているのですが、良い意味でとてもフレンドリーな雰囲気なので相談もしやすいですし、投げた質問に必ず誰かが回答してくれます。それぞれが自発的に動いて助け合う雰囲気です。
フルリモートのメンバーもいるため、その分日々のコミュニケーションを大切にしていますし、比例して頻度も多い。

そこが監査法人と比べるとの大きな違いですが、むしろこちらの雰囲気の方が自分に向いているなと感じました。

- 監査法人での経験はどのように活きていますか?

たくさんあるのですが、"あるべき"を理解している点はかなり活きていると思います。

会計処理や内部統制、決算スケジュールや各勘定明細の作り方など、一般的な上場会社の監査から得た"あるべき"を知っているので、IPOを目指す会社を導いていく際には非常に役に立っています。

こういった知識は、WARCに入るまで未経験だった財務DD、Valuation、経理部サイドの作業についても応用することができたので、上司や先輩にサポートしてもらいながらも、ある程度アタリをつけながら作業することができました。

また、知識だけでなくプロマネの経験も活きていると感じます。作業の優先順位をつけて、メンバーへの作業分担を展開して、期日通りに終わるよう管理していく。これをマルチタスクで各クライアントに実施していきます。流れや作業は監査でもコンサルでも全く同じです。
監査法人時代、1社のセカンドインチャージと3社のインチャージを同時並行でこなしていた経験がまさに活きていると感じました。

教科書的な内容ではなく、クライアントに合ったコンサルをするために出向を志願

- なぜクライアントの事業会社へ出向することになったのですか?

WARCに入社して、コンサルの基礎や営業について色々と学ぶことができました。ただ、どうしても経験したことがない管理部門業務については解像度が低かったのです。

Co-WARC事業部のクライアントは、経営課題や経営管理体制の構築や経理財務など、いわゆる経営管理部門に対するコンサルティングを求めています。
当事者として経験がなくても勉強はするものの、回答が教科書的なものに止まっているなと感じていました。明確に実感したのは、社内でIPOやCFO経験がある先輩と話をしたときです。
管理部門の具体的な体制や仕組み、各フェーズにおける注意点など、先輩が経験に基づいて詳しく話してくれた際に「これは敵わないな」と思いました。

同時に、教科書的な内容ではなく、しっかりとクライアントにフィットするコンサルができるようになりたいとも思いました。そこから「管理部門を経験したい」と上司に相談したことがきっかけです。相談後すぐにクライアントと話を進めてくれて、出向することが決まりました。

クライアント先への出向はCo-WARC事業としても今回が初めてなのですが、実現した背景としては僕の「管理部門を経験したい」という希望はもちろん、先方の希望もあったためです。
当時、クライアント先には管理部門をまとめることができる人はおらず、管理部門に詳しい人もいませんでした。そのため週2,3日の代行というよりは、週5のフルコミットで業務をした方がより良いのでは?という結論になり、出向することになりました。

- 出向先での具体的な担当範囲や業務内容を教えてください。

役割としては管理部長をしています。業務内容は事業部間の調整、意思決定や各メンバーのマネジメントなど。マネジメントに関しては総務労務人事のメンバー全員です。
その他にはシステムの選定や構築だったり、弁護士や税理士、社労士といった外部の専門家とのミーティングもあります。会計周りの業務だと、法務上で気をつけなければいけないこともあるので、代表とやりとりすることも多いです。

また、出向先には人事担当者がいないため、スカウトを送るところから面接まで、採用業務も全て担当しています。現在だと「SYNCA」を使って、不足しているポジションの採用を頑張っているところです。

管理部長の業務を通じて、知らないことは本を読み返したり調べたりして勉強しているのですが「SYNCA」はWARCで開発・運用しているサービスなので、事業部にいる社員によく相談にのってもらったり、業務のサポートもしてくれているのでとても助かっています。

- 出向してよかったと感じることはなんですか?

WARCに入社してから20社以上のコンサルをしてきたのですが、そのとき溜まったノウハウを今のクライアントに還元できているんです。これはWARCでコンサルを経験したからこそできることですし、実際に手を動かして習得したものを実務に落としている感覚がおもしろいと思っています。

やっぱり教科書は教科書であって、会社によって考え方ややり方も違いますし、ゴールに持っていくまでのプロセスも違います。今回の経験が、他のクライアントへ還元できたらもっと良い循環になる。そう考えると本当に良い経験をさせてもらっているなと感じます。

あとは純粋に、喜んでもらえていることです。実は、つい最近契約が一度満了したのですが「まだ辞めないでほしい」と言っていただいて、継続となりました。
僕の仕事のゴールとしては、既存の業務を整備して代わりにお願いできる人を採用するところまでですが、契約が続くということは役に立っていることだと思っているので嬉しいです。最近では各メンバーからも色々と相談をもらうことが増え、やりがいを感じています。

成長し続けることで、より良いコンサルティングを

- WARCに戻ったあとに挑戦してみたいことはありますか?

まずは、出向前にやっていたように、クライアントへ向けてコンサルがしたいです。その中で、また自分自身に課題が見つかってスキルが足りないとなれば、チャンスを掴んでその課題解決にコミットしたいです。
最初に話しましたが、最終的には「人々を感動させる」ことはなにかと考えると、今はコンサルが合っていると思っているので、続けていきたいです。

人を感動させるためには、期待を越える必要があって、もっと上を目指さなければいけないと思っています。そういう意味では常に挑戦し、成長し続けていかなければならないと考えています。その過程で失敗することも多くあると思いますが、失敗から学べることもたくさんあるので、恐れずにチャレンジし続けようといつも意識しています。

- 最後に、どのような方がWARCに向いていると思いますか?

誰かをサポートしたい方や、何かの役に立ちたいと思っている方が合っているのではないかと思います。

コンサルのスキルやマネジメント能力はあとから身につけることができますし、何よりも大切なのはマインドだと思っているので、そういった想いを持った方々が集まってくれたら嬉しいです。

WARCでは、コンサルタントを募集しています

現在、事業拡大中につき新しい仲間を募集中です。

今すぐの転職をお考えでない場合でも構いません。情報交換も大歓迎です!当社にご興味のある方は、お気軽にエントリー・お問い合わせをお待ちしております!

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