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【from WARC AGENT vol.16】株式会社クラシコム 原田さん

この連載では、ハイクラス人材紹介事業を行う「WARC AGENT」メンバーが、過去に転職のご支援をさせていただいた「ベンチャー企業で活躍するコーポレート人材」の方々にインタビューをしています。ベンチャー企業へ転職をした理由や実際に働く上でのやり甲斐など、「ベンチャー企業で働くリアル」に迫っています。今回は、株式会社クラシコムにてご活躍されている原田さんにお話を伺いました。

■プロフィール
<話し手>
株式会社クラシコム 管理部 原田 真澄
2015年、株式会社インフラトップに入社し、管理部門の立ち上げを実施。2019年、DMM.comへの株式売却を経験、デューデリジェンス担当者として従事。その後、2020年3月にクラシコムへ入社。法務を中心とし、管理系業務を幅広く担当している。
<聞き手>
WARC AGENT 執行役員 加藤 健太
2011年より、JAC Recruitmentにてインターネット業界専任の組織立ち上げに参画し、ベンチャー・スタートアップ領域特化のチーム責任者として従事。 HR系スタートアップの取締役COOを経て、2018年当社入社。WARC AGENT事業の立ち上げ後、プレイングマネージャーとしてハイクラス人材のキャリア支援に従事。

▼目次
スタートアップで受けた衝撃と感動
小さなことから確実にコツコツと押さえていくのがクラシコムの流儀
「現状是認」が良い管理部門を創る

スタートアップで受けた衝撃と感動

加藤:本日は宜しくお願い致します!まずは自己紹介からお願いいたします。

原田さん:ファーストキャリアで教育系のスタートアップ企業に入社しました。そこで管理部門全体の立ち上げを経験し、最終的に会社自体がDMM.comに株式売却をすることになりました。一通りベンチャーでのキャリアを経験したので、今度は新しい環境に飛び込みたいと思い、2020年の3月に現職のクラシコムに入社しました。入社してから1年半経ち、今は管理部で法務の仕事をメインに担っています。

1社目の教育系スタートアップ企業に入社したきっかけは、中学校の同級生が声をかけてくれた事でした。ちょうど大学院を卒業し、資格取得に向けての準備期間で仕事もしておらず、自由に時間を使えたので自分で中学校の同窓会を企画した際に、久しぶりにその友人に再会しました。友人は、"教育を変えたい"という想いでスタートアップ企業で働いており、一緒に働かないかという誘いを受けました。そこから継続してオファーをいただき、27歳の時にインターンを始めることになりました。

そこで様々なバックグラウンドを持った方が熱意をもって切磋琢磨しながら働いている姿を見て衝撃を受け、スタートアップでの仕事が面白いと思うようになりました。

加藤:前職でバイアウトした際に、代表の方々と一緒に動き、責任が大きい仕事を担った事もベンチャー企業が面白いと感じたきっかけでしたか?

原田さん:「バイアウト」というのは結果に過ぎませんが、その過程で、いかに会社にバリューを付けるかなど、常に社長と直接話し合いながら進めていた日々は私にとっては本当に良い思い出であり、エキサイティングな経験でした。そしてバイアウトが決まり、自分のキャリアはどうすべきか考える余裕やタイミングができ、改めて今後について考え始めることにしました。

その際に、御社にご支援していただいたのですが、ビジネス領域にこだわりがなかった為、加藤さんを困らせてしまった事を覚えています(笑)というのも、どちらかというと“どういった環境でどういった人と仕事をするか”が大事だと常々思っており、転職を絶対にしたいとも思っていなかったからです。

加藤:キャリアの歩み方や考え方もクラシコム社と合いそうでしたので、ご提案させていただきました。縁とタイミングもあったと思いますが、実際に入社を決断された決め手はなんですか?

原田さん:きっかけは代表の青木にすごく興味を持ったことです。加藤さんから紹介を受けてから色々な青木のインタビュー記事を読んでみると面白くて。「自分はこう考えてる、良いと思っている」と明確に外に発信されているところに強く惹かれました。社長がこんなふうに面白いなら社員の皆さんも面白いだろうと思ったことが入社の決め手になりました。

特に私のフィールドは管理部門なので、青木のビジネスや組織の作り方だけでなく管理部門にまつわることにも美学やこだわりを持っている点に共感しました。他の会社も検討しましたが、自分がその中に入るイメージが湧かず、カルチャーフィットとはこういうことなのかなとも思いました。

小さなことから確実にコツコツと押さえていくのがクラシコムの流儀

加藤:入社前後のギャップはありましたか?

原田さんチームや会社のスタッフの雰囲気はイメージ通りというかそれ以上でした。優しくて色々な場面に気を配りながら、先回りをするという気持ち良い仕事をしている人たちだと感じました。前職と比べクラシコムは事業フェーズとして進んでいたので自分の仕事があるかどうか少し不安を抱えながら入社しましたが、蓋を開けてみると、まだまだ手をつけられそうなテーマがあったという点が、事前のイメージとは違ったところでした。

最初は経理担当として入社し、月次決算など一通りの業務を教えてもらいながら、変更した方がいい点などをチームに共有しつつプロセスの改善をしていました。その後は経理の関連業務の一環として、資本政策も担当しました。入社初日に「情シスプロジェクトのメンバーと気が合いそうだから、原田くんもやってみる?」と言われて、セキュリティソフトの導入など情シスの仕事にも一部携わっています。

クラシコムの管理部門の特徴として、何でも大きく始めるよりも最低限の小さなところから確実に押さえていくというやり方を好みます。それでも長い目線で見た時にはやっておいた方がいいよねということは、私が引き受けていきました。

加藤:コーポレートはその会社の型みたいなものがあると思いますが、原田さんのこれまでのやり方と会社のやり方を合わせるために、工夫したことや努力したことはありますか?

原田さん:とにかく気になったことは話すようにしていました。前職や一般的なやり方との違いを踏まえて、なぜ今の方法を選んでいるのか?といった質問をしていました。その問いに皆さんきちんと答えてくださるので、常に気になったことは聞くようにしていました。そういったコミュニケーションは今でも大事にしています。

必要か不必要かをすぐ判断するのではなく、どういった理由でそうなっているのか情報を収集した上で経験と照らし合わせるというプロセスを踏んでいました。そんなふうにクラシコムの進め方をよく観察したことで、メンバーとの距離も縮まったと思います。

加藤:培ってこられたものが上手く活きていますね。入社されてからエキサイティングだなと感じた経験、楽しんでいるお仕事はなんですか?

原田さん:現在進行形の話ですが、今年の春から本格的に法務機能を立ち上げようという話が進んでいます。法務体制を立ち上げると言っても、0からスタートさせるわけではなく、既に運用されていたものをアレンジしていくという進め方が多く、変えるところは変え、変えなくていいところは今あるものを活かすというクラシコムの方法はとてもエキサイティングです。

現状のルールや運用のことは考えず、全て変えてしまうこともできますが、それは管理部のエゴであり、結果的にその場しのぎになってしまうこともあると考えています。現在の状況をいかに維持しながら、1つ上のステップに進むためにどうすればいいか、管理部門や現場のスタッフとコミュニケーションを取ることを意識しています。

「現状是認」が良い管理部門を創る

加藤:クラシコムで働く中でどういった管理部門が良い管理部門だと思いますか?

原田さん:先ほどの仕事内容の話とも通じますが、クラシコムの管理部門でよく使うのは、『現状是認』という言葉です。これは、「今の状態が素晴らしいというところから始めましょう。今のままでも問題ないが、より良くしたい場合に、良いところは変えずに小さく進めましょう」という意味です。
この考え方の良いところは、現場の負担が少ないことだとと思っています。
スクラップアンドビルドの精神も一理ありますが、とりあえず挑戦して、だめなら辞めて、また次挑戦するということを繰り返すと、もともとあった良いものも残らなくなってしまいます。事業がある程度進んでいるフェーズでは、今あるものをより良く磨いていきながらアップグレードするというやり方がベストだと思います。

加藤:スクラップアンドビルドはスタートアップっぽいですが、結構タフですよね。原田さんは、今後どういったキャリアやチャレンジをしていきたいですか?

原田さん:現在のミッションである法務体制の構築を、現時点でイメージしている状態に近付けるようにしていきたいです。法令遵守はもちろんのこと、法令の範囲内で最大限できることを法務だけでなく、会社のスタッフ全員が感覚的に理解できる状況にしたいです。管理部門の仕事は受動的なスタンスになってしまうことが多いので、自分から仕事をとっていく姿勢でいたいです。事業を進める上ではこういったリスクがあるという情報交換や対話が活発にある管理部門っていいですよね。

そのためには、気軽に相談してもらえる体制が重要です。聞きやすい窓口となると共に、法務と一緒になって出来るような適切なアイディアを出せたらいいなと思ってやっています。

よく「何かあったら相談してください!」と法務関係の人は言いますが、それだけでなく私は新入社員のオリエンなども必ず出席するようにしたり、いざというときに相談しようと思えるような関係づくりを心掛けています。

加藤:そういったコミュニケーションをとられているからこそ、事業も伸びていき原田さんも出来ることが増えているのですね。ベンチャーの管理部門はやはりコミュニケーション頻度が大事ですよね。最後に原田さんのようにベンチャーにチャレンジしようとしている人に一言いただけますか?

原田さん:それぞれ価値観があり、大事なポイントは違うので、必ずしもこうだとは言えませんが、自分にとってはベンチャーの仕事はとても面白いです。それは、体制ややり方が固まりきっておらず、これからビジネスや組織が大きくなる過程で変わっていく可能性に満ちているからです。そのような変化や可能性に興味がある方は是非チャレンジしてほしいです!クラシコムは優しくて個性溢れる人が揃っています!

加藤:ありがとうございます。参考になりました。

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最後までお読みいただきありがとうございます!私たちはまだまだ小さな組織で、これからもチャレンジを継続し、事業・組織とも拡大させていくフェーズです。

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