【アナログな関係が大事だからデジタル化を進める|吉田章の想い②】
ストーリーをご覧いただきありがとうございます。
野々市運輸機工株式会社の吉田章です。
前回は私たちが大切にしている「和」への想いと「探求心」についてお話ししました。
今回は野々市運輸機工株式会社でも力入れている「デジタル化」についてお話いたします。
本題の前にちょっとだけ前段にお付き合いください。
実は私、今年40歳になりました。
日本では男性の平均寿命は81.47歳と統計で出ています。
自分が40歳に近づくにつれ、折り返し地点であることを意識するようになりました。
そして後半戦、今までとは全然違う人生を生きてみたいと思ったのです。
人生1度きりだけど、折り返し地点を意識することで2回生きるくらい、自分の人生・魂を擦り切れるくらい使ってやろうと思っています。
この想いの源泉にあるのが私のアイデンティティでもある探求心です。
昔から、
物を手に入れるなど刹那的な喜びより、追い求める楽しさが自分の幸せでした。
それは今でも変わりません。
たとえば、最近では英語の勉強と体質改善にハマっています。
この二つに終わりはありません。まさに沼。
英語の勉強では、毎朝オンラインで世界中の人たちと会話することが日課となっています。
これまで日本しか知らなかった自分でしたが、これまで50か国の人と話をしてきたことで改めて世界の広さと近さを体感しています。
また体質改善では、グルテンフリーなどを取り入れて自分の身体のパフォーマンスがどうなるかを人体実験している感じです。お陰様で体内年齢は25歳です。
そして身体が健康になるにつれ、自身のパフォーマンスがどんどん上がっていることを実感しています。
この探求心から来る、「チャレンジすること」「変わっていくこと」が私だけではなく、野々市運輸機工株式会社の価値観・アイデンティティに繋がっているように感じます。
さて「デジタル化」についての本題ですが、
野々市運輸機工では、旧態依然である運送業界の中にあって、デジタル化を積極的に進めています。
スマートフォンが世の中に登場して10年以上が経ち、世界は激変しました。スマホ登場以前の私たちが今の社会を見たら相当驚くでしょう。スマホの登場によって世の中のスピードは間違いなく年々加速しています。業種を問わず、ビジネスにとってスピードは非常に重要な要素です。
私たちはどうすれば効率よく仕事ができるのかを考え、情報技術を取り入れながら圧倒的に効率のよい組織を目指しています。
例えば、当社ではドライバーも含め、全員にスマートフォンを配布して、連絡はすべてオンラインで取り合っています。当社内で行っている「ありがとうカード」の運用も今ではオンラインで送りあっています。
また、運送業界内では珍しいのですが、配送の受注にもシステムを導入しました。これまではFAXと電話で受けていたため、対応が遅くなったり、抜け漏れなども発生していました。
しかし、デジタル化を進めたことでこのようなトラブルも少なくなってきました。
物流の流れも人間関係もどんどん複雑になっていく、この時代では情報を整理して滑らかにしていく必要があると思うのです。
情報をなめらかにすることで、人間関係がなめらかに。
人間関係をなめらかにすることで、物流がなめらかに。
これまでの社内改革でも、現状や情報を整理し、経営者と社員の想いを互いに共有し、みんなで一つずつ取組んできたことで、会社が良い方向に成長してきました。
だからこそ、デジタル化によって業務を効率化できることは推し進めていきます。
その結果生まれた時間を活かし、アナログ部分の強みである「人」と向き合う時間を大切にしています。
私たちにとってデジタル化はあくまで「仲の良い組織になるために、もっとウェットな部分でのアナログなコミュニケーションに時間を持つための時間を生み出す」手段なのです。
その結果が自分たちのビジネスモデルを支えているのだと思います。
そして止まらない物流を実現し、お客様の求める期待を超えて感動を運ぶことが出来るのだと信じています。