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【中途社員に聞く】あなたはどうしてNTTデータFTへ?〜「自由」で「チャレンジング」な働き方に迫る〜

こんにちは!株式会社NTTデータフィナンシャルテクノロジー(以下、NTTデータFT)決済イノベーション事業部です。

今回は、テックリードとして活躍する李 鵬さんと、上長である森永 浩史さんへのインタビューをお届けします!

2019年に中途入社した李さん。中国出身で、日本に来る前は中国で国家公務員として働いていたそう。

そんな李さんがNTTデータFT社に入社した理由や入社後の活躍、今後のビジョンなどについて語ってもらいました。ぜひご覧ください!


李 鵬

決済イノベーション事業部 課長代理

キャリア採用入社。決済サービスの開発、および社内環境改善の双方でフルスタックのリードエンジニアとして活躍。現在は生成AIを活用した社内コミュニケーション環境の改善に取り組んでいる。



森永 浩史

決済イノベーション事業部 プロフェッショナル

キャリア採用入社。データベースエンジニア、インフラエンジニアとして活躍後、NTTデータに出向しSREとしてデジタル開発組織の立ち上げに関与。現在はデジタル部門のリードアーキテクトとして決済システムのアーキテクチャ統制、クラウド戦略策定、社内環境DXに取り組んでいる。



入社の決め手は「新しい技術にチャレンジできる環境」と「自由な働き方」

――今回は中途入社して活躍する李さんと、上長の森永さんにお話を伺ってまいります!
まずは李さんが入社した経緯を教えてください。

李:私は中国出身で、2017年に日本に来ました。中国では国家公務員として12年ほど働き、主に輸出入に関する業務を担当しました。業務用のシステム開発にも少し携わりましたが、仕様まわりの仕事がメインで実際の開発は経験していません。
家庭の事情で日本に移住した際に、自分の趣味であるプログラミングを活かして仕事をしたいと考え、IT業界を志望しました。

森永:ユニークな経歴ですよね。

李:来日後、最初はNTTデータFT(当時はNTTデータ・フィナンシャルコア)のパートナー企業(以下、BP)に入り、2017年8月から4か月ほどNTTデータのプロジェクトに参画しました。
その後、2018年に日中間の輸出入を取り扱うベンチャー企業に転職したのですが、アプリの開発は主に中国側のチームが行い、日本側は在庫管理やシステムの保守が主な業務で……。
自分の今後のキャリアについて悩んでいたときに、BPの頃に一緒に仕事をしていた方から連絡をもらって。その方に誘われたことがきっかけで2019年に入社しました。現在は入社して5年目です。

――今後について悩んでいた、ちょうど良いタイミングで誘われたのですね。

森永:李さんを誘った人はヘッドハンティングが得意な人で(笑)。実は私も同じ人に誘われて15年前に入社したのですが、その人が李さんのことを「すごい勢いでモノをつくってくれるエンジニアがいる」と賞賛していました。李さんがBPの頃に、社内だけで通用するオリジナルの仮想通貨のPoCを担当したんですよね。しかも短期間で。

李:2か月ほどでしたね。中国の大学院でビットコインの基礎を学んだ経験があり、その知識をベースに新たにブロックチェーンの技術を取り込んで開発しました。

森永:直接会う前に李さんのアウトプットを見たので、「これをつくった人が入社するんだな」と入社後の活躍を期待していました。

――李さんが入社した理由・決め手は何ですか?

李:主に3つあります。

一つ目は、新しい技術・仕事にチャレンジできる環境があること。もともと新しい技術を学ぶことが好きですし、新しい技術なら過去の開発経験が少なくても勝負できると考えました。
二つ目は、給料が前職より高いこと。
三つ目は、自由度の高い働き方ができること。私はフレックスや私服勤務可能といったある程度裁量のある働き方をしたいと思っていたんです。中国での仕事は制服で、帽子もあったんですよ。もう堅苦しすぎたんです(笑)。自由な働き方も大きなポイントでした。

――先ほど森永さんも中途入社とお聞きしましたが、転職したのはなぜですか?

森永:私はデータベースのエンジニアとしてキャリアをスタートしたのですが、だんだんと自分のコア領域が固まり、データベースの仕事ばかり任されるようになって……。これをこの先何十年も繰り返すのはしんどいと思い、キャリア10年目くらいで転職活動をしました。
この会社を選んだのは、『CAFIS』という大きく安定したプラットフォームのもとで、新しいチャレンジをしながら開発できるところに魅力を感じたからです。さまざまなプロジェクトがある環境なので、現場や人間関係をリセットしなくても、新しい取り組みに関わり続けられるのがいいなと。

李:それは私もすごく感じます。BPにいたときは、3・4か月単位で次は何をやるか全然わからなくて。今後の方向性を自分でコントロールできないのは、ちょっと怖かったです。

森永:今はもう大体知った顔で、かけた年月の分だけ仕事をやりやすくなっていますね。


「社内向け」の開発で得た新しい技術・知見を、「社外向け」にも活かす 

――李さんがこれまでに担当してきたプロジェクトを教えてください。

李:私はフルスタックエンジニア寄りで、スキルや業務は多岐にわたりますが、主にフロントエンドの開発を担当しています。
入社してからの5年間でさまざまなプロジェクトに携わってきました。例えば「AIチャットボット」の開発。社内で使用しているコミュニケーションツールにAIを取り込んだチャットボットを連携して、質問すると答えを返してくれる仕組みをつくりました。
また、フリーアドレスのオフィスの中で誰がどこに座っているかわかる「座席管理システム」も開発しました。開発のきっかけは別の目的だったのですが、その後新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、濃厚接触者の特定・判別にも活用できました。

――社内向けの開発が多いのでしょうか?

森永:デジタル部門がデジタル化やDXを行う軸は2つあります。一つは「決済サービス」。もう一つは、「社内のオフィス環境」です。李さんは後者の環境改善やツールの刷新に腕を振るってもらうことが多いですね。ただ、プロジェクトの入れ替わりが結構あり、少し前まで決済サービスの開発チームに入ってもらっていました。
2つの間に明確なボーダーはなく、プロジェクトの状況や本人の希望・適性を見ながら行ったり来たりしています。

――現在はどのようなプロジェクトを担当されていますか?

李:チーム内でコミュニケーションしやすくするために、オンラインミーティングのシステムを開発しています。

森永:ただミーティングするだけならサードパーティの製品で充分ですし、私たちも利用しています。それにもかかわらず自社開発をするのは、大きな目的があるからです。
ハイブリッドワークの中では、メンバーのアクティビティが見えにくく、マネジメントが難しい課題がある。それを解決するために、ミーティング内容を分析できるようデジタルデータ化したり、生成AIを組み合わせて要約や議事録を作成したりするシステムを李さんにつくってもらっています。

――それは他社にも共通する課題ですよね。社内で使うだけではなく、商用化することも想定していますか?

森永:はい。将来的には商品化する可能性もあると思います。まずは社内向けに開発してプロダクトを練磨し、一般のマーケットで通用するレベルまで品質を高めていく。ただ、進化のスピードが早いので他社との競争になります。

――具体的にどのような技術を使っているか教えてください。

李:主にJavaScriptを使って開発しています。JavaScriptはフロントエンドにもバックエンドにも使えるので。あとはKubernetesも少しずつ勉強していて、基盤系のデプロイをやることもあります。
新しい技術も積極的に取り入れていますね。例えば先ほどのオンラインミーティングのシステムでは、フロントエンド・バックエンドの両方にReactベースのJavaScriptフレームワークであるNext.jsを採用し、最新の機能も取り入れました。

――他にも新しい技術はどのような経緯で取り入れていますか?

森永:「これを使ってみようか」と李さんが提案することが多いですね。

李:最新の技術はみんな経験がないし、リスクもありますが、チーム内で相談しながらより早く新しい技術を試して身につけることで、会社の戦力になりたいと思っています。

森永:旬な話題で行くと「生成AIとペイメントをどう組み合わせるか」といったテクノロジードリブンなサービス開発も、決済プラットフォームの中で多く行われています。そういった新しいテクノロジーはまず社内の開発で試して感覚をつかみ、いざ必要なときに使える状態にしておく。こういう意図をもって全体のプロジェクトを回していたりしますね。

――新しい技術や取り組みについて、NTTデータFTの社内やNTTデータと共有することはありますか?

森永:「こんな取り組みをしているんですか」「どういうふうにAIを使っているんですか」といった問い合わせや相談がよく来ますね。

李:共有会も定期的に行われています。過去のプロジェクトの中にどういう教え・学びがあるかを共有して、お互いに参考にしていますよ。


それぞれの得意な技術を教え合い、個人・チームが共に成長していく

――李さんが所属するチームについて教えてください。

森永:私が統括するチームが15くらいあり、その中の一つが李さんのチームです。

李:現在、私を含め4人のチームに所属しています。私以外のメンバーは、マネージャー、NTTデータのパートナーさん、NTTデータの入社2年目の方です。私はフロントエンドの経験が豊富なのに対し、パートナーのメンバーはクラウドの技術力が高く基盤系に強い。役割を分担しながら、それぞれの得意分野を教えて高め合っています。
技術的な課題を共有したり、コードレビューをしたり。開発しながら、個人もチームも成長できる環境かなと思います。

――複数のチームを統括する森永さんから見て、決済イノベーション事業部はどんな雰囲気ですか?

森永:基本的に、少人数でワイワイガヤガヤ開発していますね。スクラム開発が主体ですし、比較的若い人が多いので。コミュニケーションは爆速でやれているんじゃないかな。技術には所属や肩書きをあまり意識させないところがあるし、李さんは中国出身で母国語は違っても、言語の壁も感じていませんね。

李:それは確かに。技術者の間にはコードという共通言語がありますからね。

――森永さんはNTTデータに出向もされていますが、NTTデータ、NTTデータFT、パートナーの関係性をどう感じていますか?

森永:すごくフラットな関係だと思います。「NTTデータだから」「NTTデータFTだから」といった立場による違いは感じません。スクラム開発ではプロダクトオーナー、スクラムマスターといったチーム内の役割に応じて仕事を分担するので、所属する組織やその組織内の肩書を意識する場面は少ないですね。
ベンチャー企業から転職する場合は、スクラム開発のほうがマッチしやすいと思います。一方で、社内ではウォーターフォールで開発しているプロジェクトも多数存在します。以前の座談会でも話がありましたが、途中でのキャリアチェンジも可能なので、自分の適性に合わせて選んで行けばいいと思いますよ。

変革期の今、求めているのは「一般的な感覚」を持つ人材

――上長である森永さんから見て、李さんはどのような存在ですか?

森永:非常に頼もしい存在ですね。李さんが入社した当初は、マネージャーとのマンツーマンで仕事をしていたんですよ。その中でも成果を発揮していましたが、あるとき新人中心の開発チームにテックリードとして入ってもらったら、教えるのもすごくうまくて。
それからいろんなチームの中で、テックリードとしてチームの標準を決めて引っ張ってくれています。

――素晴らしいですね。李さんご自身は、今後どのような存在になっていきたいですか?

李:今後も自分の技術を磨き、スペシャリストを目指していきたいです。

森永:もちろんそこが李さんの強みでコアな部分なんですけど、教えるのが上手な李さんも見ちゃったんですよね(笑)。ぜひプロダクトのマネジメントや新人の育成にも力を発揮してもらいたい。そういった活躍も期待しています。

李:がんばります(苦笑)。


――最後に、この記事を読んでいる方、特にNTTデータFTへの転職を検討している方へのメッセージをお願いします。

李:チャレンジが好きな人や新しい技術への興味が強い人に合っている会社だと思います。NTTデータグループなので堅いと思われがちですが、実際に入ってみるとベンチャー企業のような自由さがあります。そういう環境を求める人に適しているし、技術の壁に一緒にチャレンジしたい人に来ていただけたら私も嬉しいです。

森永:CAFISというプラットフォームを堅守する守りの領域と、新しいことにチャレンジする攻めの領域がある。仕事の内容が幅広いので、自分の志向やライフステージに合わせて多様なキャリアを選択できます。
NTTデータを含め、我々はちょうど変革期にあります。NTTデータグループ独自の価値観にとどまらず、市場やトレンドなど一般的な視点を取り入れていかなければならない。テクノロジーもそうですし、人材もそうです。一般的な感覚を持ち、「ここがおかしい」とはっきり言えるような人とぜひ一緒に仕事をしたいと思っています。

――李さん、森永さん、本日はありがとうございました! 


今回は中途入社した李さんにフォーカスし、入社後の仕事内容やNTTデータFTで働く魅力を紹介しましたが、いかがでしたか?

少しでもNTTデータFTや決済イノベーション事業部について知っていただけたら幸いです。

当社に興味を持ってくださった方は、ぜひ一度カジュアル面談でお話ししてみませんか。

お会いできることを楽しみにしています!



企画構成:株式会社スリーシェイク 執筆:三谷恵里佳


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