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【松井証券】人事総務部長のチームビルディング方法をご紹介します!

新しい期の始まりは人事異動や組織の体制変更が多く、

チームを牽引する立場として、初めてチームビルディングに挑戦する方もいらっしゃると思います。

しかし、チームビルディングといっても、たくさんの方法がありますよね?

今回の記事では、松井証券の人事総務部長のチームビルディングをご紹介します!

大切にしていることや具体的な取り組みなどからヒントが得られるかもしれません。

インタビュイー:人事総務部長

2021年1月に 現在の投資メディア部に中途入社、

2023年より人事総務部に異動し、同年12月より人事総務部長を務める。

はじめに、入社から人事総務部異動までの経緯を教えてください。

2021年1月に(現)投資メディア部の動画制作担当として中途入社しました。当時、松井証券はFX事業を強化したタイミングであったこともあり、前職でのFXの知見を活かし入社直後はFX関連のコンテンツ制作をしていました。コンテンツを作りながらも、同年8月には投資メディア部の管理職になり、チームのマネジメント業務をしていました。そして、2023年1月人事総務部に異動、同年12月に部長に就任しました。


メンバーの管理や評価をする、いわゆる「管理職」の役職に初めて就いたとき、不安はありましたか。

それはありましたよ。役割のイメージはついていましたが、「自分に務まるのか」という不安はありました。ただ、過去にお世話になった管理職の方々から教わったことや、参考になる振る舞いを普段から意識していたので、自分自身の立ち振る舞いで迷うことはあまり無かったと思います。


現在は人事総務部の管理職としてチームを牽引していますが、チームビルディングの観点で意識していることや大切にしていることは何ですか。

「働きやすい環境作り」を意識していますね。「働きやすい環境」とは、話しやすくて、恐れがない、(自律的に)一歩踏み出せる、といったイメージです。

私が行っている具体的なアクションとしては、以下の4つを意識しています。

  • メンバーの言動の変化に出来るだけ気づき、フィードバックする。
  • 1on1面談での対話を大事にして、雑談を交えながら、インサイトとなる部分まで話を聴く。
  • 状況に応じて、可視化して、一緒に考える。
  • 立てた計画はやり遂げる。

一方で、ただの優しい上司、良い人だけなく、場合によっては議論を重ねることや、指摘するケースもあります。メリハリをつけながらも、働きやすい環境作りを大切にしています。

また、一見、最後にある「立てた計画はやり遂げる」は、チームビルディングと距離があるように見えますが、チームでしっかりとアウトプットしていくことが一体感を醸成するには必要と考えています。


「働きやすい環境作り」に向けたアクションを実践する中で、どんなときにやりがいを感じますか。

先日、メンバーから「部長と話していると、不思議と頭の中が整理されて次の行動が見えてきます」とコメントをもらい、それはすごく嬉しかったですね。これは、昨年携わったコーチングプログラムで得た「問いかけ」が、相手に良い影響を与えていることを実感しました。このプログラムで得た「コーチング」の知見は、自信に繋がり、日々の仕事の中でも活用しています。他にも「部署が良くなった」とか「(私ではない)●●さんは、ポジティブに変化したよね」とコメントをいただくことは嬉しいですね。思考や行動変容をしているのはメンバーなので、もちろん、全て自分の影響だと思っていませんが、チームが良くなっているということはプラスに考えていますね。


プライベートではバレーボールのコーチをされています。先日の大会で優勝したと聞きましたが、チームの能力を引き上げるために意識していたことは何ですか。

さきほどのチームビルディングの話と似ていますが、私自身が能力を引き上げたなどは思っていません。選手がチームとして力を発揮したと考えています。個々のスキルは元々高いですが、成功体験を積むことで「勝ちたい」といった一体感が生まれ、最終的には「チームとして力が発揮できた」ことが大きいと考えていますね。あくまでも主役は選手で、実際に対応するのも選手、という原則は忘れないようにしています。その上で、客観的な視点から、チームの強み、短期的と中期的な課題などを整理して伝え、練習に組み込むことを意識しています。


会社におけるチームビルディングとバレーボールのチームビルディング、似ている部分はありますか。

私の考えとしては、「主役はメンバーであり、実際に対応するのもメンバー」であることは共通していると思います。ただ、仕事においては私自身も役割があり、個人、部署、会社といった各視点でのミッションがあるので、自ら率先して対応することや、状況によってはメンバーと一緒に考えて対応することもありますが、チームという観点では主役は皆さんだと考えています。


本気で取り組んでも成果が出ないこともあると思います。目標通りにいかなかったとき、メンバーに対してどのようなアクションをとりますか。

まずは「対応してくれてありがとう、お疲れ様でした」と声を掛けますね。本気で対応してくれたうえで成果が出ない、目標に達しなかったときはやっぱり悔しい思いもあるだろうし、もしかしたらどこかで責任を感じているかもしれません。チームで対応している以上、その気持ちは分かります。なので、まずは感謝を伝えることが多いですね。そのうえで、目標との乖離に対して、事実は事実として受け入れるようにしています。感情を入れたところで結果は変わらないので、そこは認めて、メンバーと一緒に仮説を立てながら振り返りをします。想定より良過ぎた場合も立てた目標の精度を見直すようにしています。振り返り結果は共有して、次回の取り組みに活かすケースが多いです。


これからチームビルディングを始める人にアドバイスをお願いします。

チームは人の集まりなので、人が変われば、チームも変わりますよね。チームの規模感や置かれている状況、メンバーの構成(経験・知見など)によって、マッチしたやり方があると思います。まずは、どのような人の集まりなのか、個々で話すときと集団で話すときの違いなど、様々な観点で観察しながらアクションしていくことが良いと考えています。私は、いきなり持論をぶつけるようなことはしないです。過去の考えが目の前のチームに適合するとは限らず、今一緒にいるメンバーと創り上げる最適なチームビルディングを探求しながら実行していくことです。自分1人で考えても先入観やバイアスが掛かるので、メンバーと対話を重ねながら関係性を築き、アクションをしていくことが大事だと思います。

関係性の構築はある程度の時間が必要です。焦らず、一歩ずつで良いと思います。

アクションを重ねていき、目標に向かってチームの一体感が出たとき、

結束力や推進力はとても強く、結果もでます。

チームで目標を達成した時は「最高」の一言に尽きます。



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