こんにちは!ENERGIZE(エナジャイズ)で内定者インターンをしている栗本啓史です。
突然ですが、皆さんは「魅力的な学生」ってどんな学生だと思いますか?
就活をしている方、もしくはこれから就活を控えた方なら一度は対峙する問いだと思います。
一体企業の人事の方は、学生のどんな点を見ているのでしょうか?
どんな学生を「魅力的」だと思うのでしょうか?
今回はそんな問いに答えるべく、ENERGIZE人事を担当している加藤洋輔(かとう ようすけ)さんに「就活」について聞いてきました!
就職活動をしている方、これから就活をされる方にとって、とても参考になるお話をお聞きできたので、ぜひ最後まで読んでみてください!
▼加藤洋輔(かとう ようすけ)
2004:IT系のベンチャー企業でテレアポ業務
2007:会計の専門学校に2年間通う→会計事務所就職
2013:ENERGIZE(エナジャイズ)にジョイン→主にコンサルティング業務を行う
2018:バックオフィス(人事、財務など)業務に移行
ーー洋輔さんが思う「魅力的な学生」とは、どのような学生ですか?
裏表のない学生かな。"TRUE"な学生
自分の思っていることを素直に発言できて、嘘をつかない学生は魅力的だよね。
仕事していく上で自分の意見を発言できるかどうか、素直に思ったことを言えるかってすごく重要なんだよ。それができている学生さんは魅力的だし、面接や面談しているときも常にそこを見てる。
仕事では、出来ないことを「出来ない」、分からないことを「分からない」といえるのが大切。
背伸びして嘘をついてしまうとお客様の信頼を損なってしまうからね。
そういう意味で"TRUE"かどうかがとても大切。
ーー逆に魅力的ではない学生とは、どのような学生ですか?
まずは嘘をつく学生かな。
少し話を盛るくらいならいいと思うんだけど、根本から嘘をつく学生さんは魅力的じゃない。
当たり前だけど嘘をつく人は信頼できないよね。メンバーからの信頼もそうだしお客様からの信頼もそう。
あとは他責の人。何か自分の経験や失敗を、周りの人、環境のせいにしている人は魅力的じゃない。
成長するためには自責の考え方がすごい大事で、周りの人のせいにしたり、言い訳したりしてしまうと、その時点で成長が止まっちゃうんだよね。
だから学生さんと話してる時も、ちゃんと「自分の人生の主導権を握っているかどうか」「人のせいにしていないか」を見ているかな。
ーー入社後に活躍しそうな学生の特徴は何ですか?
「コミット力」っていうのかなぁ。~すると決めてそれを貫く力。環境に左右されない力。
例えば「クライアントに貢献すると決めている」でもいいと思うし、「成長すると決めている」でも何でもいいんだけど、その「~すると決めている」というのが大事。これが出来ている人は軸がぶれないし、成長が速い。
だから面接でも、アルバイトでの経験や部活での経験を聞いて、「この学生さんにはコミット力があるのかな?」とか見てるかもしれない。
ーー学生のうちに磨いておくべき能力は何だと思いますか?
インプレッション、第一印象かな。
会社にとって、新卒で入る子がクライアントに気に入られるかどうかって結構大事なんだよね。
あの子いいね、とか、こんないい学生さん採れるんだね、とか。そう思ってもらうためにも、インプレッション、第一印象がとても大切。
具体的に言うと、例えば素直に話せるかどうか、気持ちよくコミュニケーションをとれるかどうか、ちゃんと人の目を見て話せるかどうかなど、そういうヒューマンスキルみたいなものはすごくみているね。
ーー仕事において第一印象が大切な理由は何だと思いますか?
仕事をしてると、個人の印象が会社の印象になるから、かな。
お客様にとっては取引をしている社員がその会社の印象だから、社員って歩くブランドなんだよね。
その子が気に入られるということは会社が気に入られるということで、会社が気に入られればサービスの提供がしやすくなるし、サポートしてもらえる可能性も高くなる。だからその子が与える印象はとても大事。
よく就活でロジカルシンキングや結論ファーストが大事って言われると思うんだけど、正直こういうのは全然重視してない。こういう能力は会社に入ってからいくらでも身につければいいから。そんなことはどうでもいいんだよ。そこじゃないんだよね。
ーーグループワークやインターンシップでは学生のどんな点を見ていますか?
あとは特にグループワークやインターンシップで見てるのは、人の話をちゃんと「聞いている」かどうか、そしてその話を「受け入れている」かどうか。
例えばグループワークで相手の話を遮ってまで自分の意見を言う人とか、聞いているようで全然理解していない人とかいると思うんだけど、そういう場面を見ると、もっとうまくコミュケーションとれるだろうなぁ~って思う。
仕事だと、相手は何を考えてるか、どうやったらうまく伝わるか、っていう風に相手中心で考えることが大事なんだよね。だからそういう能力をみてる。
ーーENERGIZEの採用の特徴は何ですか?
表裏なく理解することだと思う。
表裏なくお互いが理解しあって、お互いがいいと思ったら一緒に働く、というコンセプトが特徴的かな。
だからENERGIZEの採用フローでは社員のほぼ全員と面談してもらうし、学生にもしっかり会社を理解してもらうようにする。一瞬話しただけじゃあ、「人」って分からないから。
企業側が「~な人だろう」って決めつけで採用してしまって、学生さんも「~な会社だろう」って決めつけで入社してしまって、途中でやめちゃうのが一番最悪だからね。
ーーこのような採用フローの難しい点は何ですか?
合格基準が一律でないことだね。
例えば1人の学生さんは「人や組織への関心が高いから合格」かもしれないし、もう一方の学生さんは「コミット力が高いから合格」かもしれないし。
ENERGIZEでは、「人事が優秀だと思うか」ではなく「メンバーが一緒に働きたいと思うか」を重視している。新入社員が一緒に働くのはメンバーだから、人それぞれ一緒に働きたい理由が違うんだよね。
だから一人ひとり合格基準が違う。
一律で合格の基準を定めていると選考も簡単なんだけど、人それぞれ合格基準が違うと、面接をする時に見るポイントも違うからそれが大変かな。
ーー働きがいのある会社、小規模部門3位の要因は何だと思いますか?
それぞれが自分の人生を決められること、じゃないかな。
メンバー各々が自分の人生でやりたいこと、人生のビジョンなどの希望を実現できる、というのが要因だと思う。
もちろんそのためには基礎的な土台が必要だから、新入社員研修や最低限取得しなければならない資格はあって、でもそれがあれば何でもやりたいことに関わっていい。
あとは、部門ごとの垣根がないこと。
ENERGIZEって事業面のことをやってる人もいれば組織面のことやってる人もいて、両方やってる人もいるんだよ。普通の会社って営業職をだったら人事の仕事はほとんどやらないし、人事の仕事をやっていたら営業の仕事はほとんどやらないんだけど、ENERGIZEの場合両方やってる人がいるんだよ。
そこの垣根がないからこそ興味関心に従ってやりたいことができる、ていうのが大きいんじゃないかな。
ーー若手の育成に関して重視している点はありますか?
いかに若手が成長できるか、早く活躍できるかかな。
会社が発展するためには、ただ優秀な人を集めて研修をしていればいいというわけではなくて、その人の成長にコミットする必要がある。ENERGIZEでは新卒で入ってきてくれた子がいかに早く活躍できるか、というところに重きを置いているんだよね。
例えば新卒の子に対して、新入社員研修が終わったらそこでサポート終了!、じゃなくて、研修が終わった後も一定の期間は伴走して、そこから少しの期間自走してもらって、また必要であれば伴走して、という風に活躍できるためのサポートをし続ける。
結果として自立して成長していける体制が整って、「働きがい」につながるんだと思う。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
ついこの前まで就職活動をしていた者として、採用の裏側を聞けとても新鮮でした。人事としての洋輔さんのリアルな考えが詰まった、非常に濃いお話だったと思います。この記事が少しでも、これから就活をしていく方、すでに就活をしていて悩んでいる方のお役に立てば幸いです。
▼ENERGIZEの組織体制の関する記事はこちら!