皆さんこんにちは!Marvel株式会社 広報の渡邊です🌸
さて今回は、いつも弊社のストーリーをご覧いただいている方なら、お久しぶりに感じるかもしれませんが、私がITパスポート試験の勉強した内容をアウトプットさせていただく内容となっています🔥
企業が守るべき法律について、今までも何度かアウトプットをしてまいりましたが、今回も法律に関して『【令和5年】いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集』をベースに、AI検索エンジンも用いて学習していきました💡
復習や知識を深める手立てとなれば嬉しいです!
1|コンプライアンス
コンプライアンス(法令遵守)とは、企業が社会的規範や法令を遵守し、公正・公平に業務を行うことを指します。単なる法令遵守にとどまらず、倫理観や公序良俗などの社会的規範にも従うことが求められています。
企業がコンプライアンスを遵守するために以下のような取り組みが必要です。
- 規則やマニュアルの作成
- コンプライアンス研修の実施
- 最新の法改正や社会的倫理観に関する情報収集
- 従業員への周知徹底
■ 実際の出題例
例題(ITパスポート 平成21年春期 問25より)
【問25】コンプライアンス経営を説明したものはどれか。
選択肢:
ァ|株主に対して企業活動の正当性を保持するために、
経営管理が適切に行われているかどうかを監視し、点検する。
イ|株主やそのほかの利益関係者に対して、経営活動の内容、
実績に関する説明責任を負う。
ウ|企業倫理に基づき、ルール、マニュアル、チェックシステムなどを整備し、
法令や社会規範を遵守した企業活動を行う。
エ|投資家やアナリストに対して、投資判断に必要な正確な経営情報を適時に、
かつ継続して提供する。
ぜひ、皆さんもご一緒に考えてみてください👀
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■ 正解
ウ
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■ 解説
ア|コープレート・ガバナンスを説明している文章であるため✖。
コーポレート・ガバナンス(企業統治)
会社が、株主をはじめ顧客・従業員・地域社会等の立場を踏まえた上で、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うための仕組みのこと。(引用:https://jicpa.or.jp/cpainfo/introduction/keyword/post-60.html)
イ|アカウンタビリティの説明をしている文章であるため✖。
アカウンタビリティ
経営者が、株主・投資家に対して、企業の状況や財務内容を報告する義務のこと。企業から他の利害関係者に状況を説明する責任を指す場合も多い。(引用:https://www.nri.com/jp/knowledge/glossary/lst/aa/accountability)
エ|ディスクロージャーの説明をしている文章であるため✖。
ディスクロージャー
企業が自らの財務状況、業績、経営戦略、リスク要因などの重要な情報を公開することを指します。
(引用:https://biz.moneyforward.com/ipo/basic/5041/)
コンプライアンスは企業全体が、社員一人一人の意識を高めるために取り組むべきものであり、常に最新の基準に基づく必要があります🔥
2|個人情報保護法
個人情報保護法は、個人のプライバシーを保護し、個人情報の取り扱いを規定するための法律。
個人情報保護法では、個人に関する全ての情報が保護されているのではありません。
■ 個人情報保護法で守られている個人情報
- 生存する個人に関する情報であって、以下のいずれかに該当するもの
- 特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合でき、それにより特定の個人を識別できるものを含む)
- 個人識別符号が含まれるもの
具体的には、以下のような情報が個人情報に該当します👀
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 顔写真
- 個人番号(マイナンバー)
- 旅券番号
- 運転免許証番号
- 健康保険証番号
- DNA情報
- 指紋や顔認証データなどの生体情報
- 個人が識別できる映像や音声
また、特に配慮を要する「要配慮個人情報」も定義されており、以下のような情報が含まれます。
- 人種
- 信条
- 社会的身分
- 病歴
- 犯罪の経歴
- 犯罪により害を被った事実
- その他本人に対する不当な差別、偏見その他の不利益が生じないようにその取扱いに特に配慮を要する記述等
◎匿名加工情報
匿名加工情報とは、個人情報を特定の個人を識別できないように加工し、さらに元の個人情報を復元できないようにした情報。個人情報とは異なり、本人の同意なく第三者にその情報を渡すことができる。
■ 実際の出題例
例題①(ITパスポート 平成26年秋期 問21より)
【問21】個人情報保護法における“個人情報”だけをすべて挙げたものはどれか。
a.記号や数字だけからなるハンドルネームを集めたファイル
b.購入した職員録に載っている取引先企業の役職と社員名
c.電話帳に載っている氏名と住所、電話番号
d.取引先企業担当者の名刺データベース
選択肢:
ァ|a,b
イ|a,c,d
ウ|b,c
エ|b,c,d
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■ 正解
エ
_________________________
■ 解説
a.のハンドルネームでは個人を特定することができないため、個人情報ではない。
正解できましたか?
個人情報保護法はITパスポート試験でも頻出問題なので、もう一問解いてみましょう💡
例題②(ITパスポート 平成25年春期 問27より)
【問21】個人情報保護法における個人情報に該当するものだけを全て挙げたものはどれか。
a.顔がはっきり写った防犯カメラの映像
b.従業員名が記載された人事考課表
c.話者が判別できる通話履歴の音声
選択肢:
ァ|a,b,c
イ|a,c
ウ|b
エ|該当なし
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■ 正解
ア
3|個人情報の取り扱い方について
■ 個人情報取扱事業者
個人情報を一つでも取り扱う企業のことを個人情報取扱事業者という。
個人情報取扱事業者の義務
- 利用目的の制限通知された利用目的の範囲内でのみ個人情報を取り扱うことができる。
- 第三者提供の制限原則として、本人の同意なしに個人データを第三者に提供することはできない。
- 安全管理措置個人データの漏洩や滅失を防ぐための適切な措置を講じる必要がある。
■ 本人の同意なしに個人情報を取り扱うことが可能なケース
■ 実際の出題例
例題(ITパスポート 平成26年春期 問10より)
【問10】個人情報取扱事業者が、個人情報を第三者に渡した事例のうち、個人情報保護法において、本人の同意が必要なものはどれか。
選択肢:
ァ|警察から捜査令状に基づく情報提供を求められたので、従業員の個人情報を渡した。
イ|児童虐待の恐れのある家庭の情報を、児童相談所、警察、学校などに共有した。
ウ|フランチャイズ組織の本部から要請を受けたので、加盟店側が収集した顧客の個人情報を渡した。
エ|暴力団などの反社会的勢力情報や、業務妨害行為を行う悪質者の情報を企業間で共有した。
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■ 正解
ウ
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■ 解説
ア、イ、エはいずれも生命に関わりうる場合であるため、個人情報保護法においても本人の同意なしに渡すことができる。
4|その他の法律
■ 情報公開法
行政の透明性を高め、国民の知る権利を保障するための重要な法律のこと。誰でも行政機関に対し行政機関が持つ情報の公開を求めることができる。
開示請求の対象は、行政機関が保有する全ての行政文書*が対象。
(※行政文書...職員が職務上作成・取得し、組織的に用いているもの。)
■ 公益通報者保護法
企業や行政機関などの組織における不正行為を通報した人に対して、解雇、降格、減給、その他の不利益な取り扱いがないよう、保護するための法律。
≪保護の対象となる通報≫
- 通報者が労働者であること
- 通報に不正の目的がないこと
- 法令違反行為が生じている、または生じようとしていること
- 通報内容が真実であると証明できること
■ 資金決済法
資金決済に関するサービスの利便性向上と利用者保護を目的とした法律。
前払式支払手段、資金移動業、仮想通貨交換業(現在は暗号資産交換業)などに対して規定している。
■ 金融商品取引法
資本市場の公正性確保と投資家保護を目的とした法律。
従来の証券取引法が改正されたもの。
今回はここまで!
今回はコンプライアンスや個人情報の取り扱いについて。またその他の企業が遵守すべき法律について勉強してまいりました👀💡
これらの内容は、企業として従業員全員が理解すべき内容だと思います。
特に個人情報の取り扱いにおいては、一見当然のような内容に感じられるかもしれませんが、正しい認識があるのかどうかは一人一人が確認すべきだと感じました。
私自身広報としてより慎重すぎるほどに遵守しようという再確認ができました。
今後も私が学習した内容も時々発信してまいりますので、ぜひぜひご覧いただけますと幸いです👀!
一緒に勉強していきましょう🔥🔥
最後までご覧いただき、ありがとうございました!