株式会社iimonの星です!
実は先月の終わりから本日までの4本を「選考」というテーマで作って行っていました。
なので、面接対策の内容であったり、面談中に聞かれることを多く扱っていたという裏話があります。
そんなテーマで行っていた4本目の最後は、僕が今まで面接や面談でフィードバックをしていた内容を
記事にしていきます!
ありがたいことに本格的な新卒採用初年度にも関わらず多くの学生さんにご応募いただいている中で、
徐々に丁寧に選考の合間に毎回面談を行うことが難しい状況にもなってきました。
(嬉しい悲鳴です...)
ただ僕は選考の場は学生さんにとって「成長になる機会」とも考えています。
面接はいわば、自分の考えを伝えて、それに対して質問が来る、この繰り返しで思考をどんどん深掘りし考える習慣がつく機会です。
だからこそ、1回1回の面接の機会を無駄にしてほしくないと思いますし、もったいないと感じてしまう学生さんもいます。
もちろん、選考なので採用・お見送りという結論は出ます。
お見送りには価値観の違い、やりたいことの違いといったギャップが生じたものもありますが、
多くは「話し方」や「自己分析」の甘さといった準備の段階での変えられるもったいないものです。
確かに、準備不足の状態で望んでもいいと思われてしまった場合は、熱量を上げられなかったのは弊社の課題です。
しかし本気で「iimonが第一希望です!」と本気で向き合ってくれている方もいるからこそ、今回の記事を書きます。
1、受け身だと受け取られてしまう話し方
2、自己分析が甘いと感じ取られる内容
この2点を例を出しながらお話していきましょう。
1、受け身だと受け取られる話し方一覧
①環境のせいにする
例)今は就職活動とアルバイトと大学で忙しくて~
②他人の責任にする
例)○○さんに言われて~
③前置きが長い
例)~で、~で、~だと考えていたのですが、○○でした
④質問がない
例)逆質問で特にありません
当てはまる項目はありますか?
面接でよく聞くのは「環境のせい」と「前置きが長い」という点です。
身に覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
上記について、ひとつひとつ学生側の気持ちと面接する側の受け取り方のギャップについて、
解説をしていきます。
①環境のせいにする
講義にアルバイトに就職活動と「忙しい」と感じるのはとても分かります。
僕も同じく就職活動をした身としては、「やることが多い」と思っていたことも実際ありました。
意識が変わったのは大学のキャリアセンターで仲の良かった方に言われた言葉です。
「それってやりたくないだけじゃない?」
心にグサリと刺さりました。
言ってしまえば知っていたけど、見て見ぬふりをしていた弱い自分が表に現れた瞬間でもありました。
本当は重要だと感じていても逃げたくなることって多いと思います。
・自己分析
・プログラミングの勉強
本気で後悔のない就職活動、その先の社会人人生の始まりを考えたらやらない理由がないことです。
このように言ってしまうと、「あとでやるつもりでした」「就職活動が終わったら行うつもりでした」と返事がくることも想像できます。
ただそのように答えてしまうと面接が終わってしまいます。
「ああ、後回しにするぐらい熱量はないんだな」、と。
熱量がなければ主体的な行動は起こせないからこそ、うちの会社ではないね、と結論付けられます。
また社会人になった時のことを考えて欲しいのですが、学生時代は授業を受けている時間はインプットの時間でしたね。ということは1日の大半はインプットの時間だったわけです。
これが社会人になるとアウトプットの時間が大半へと変わります。
ではインプットはいつ行うことになるのでしょうか?
業務で調査をしたり学びを得ることももちろんあります。
+α、成長したい!と思うのであれば、個人的には他人がしない時間にどれだけ行うかだと考えています。
伝えたいのは、「忙しい」という言葉を口癖にしてしまうと逃げ癖になるので注意をしていきましょうね。
②他人の責任にする
他責思考の方は2つの意味で採用したくないと人事は考えます。
・自責思考でないと言い訳ばかりで改善行動がないため成長がない
・言い訳に他人を使うことが多いので、組織に良い影響を与えない
成長がないのは会社にとってマイナスではないので、100歩譲っていいとしても、
他人を下げるネガティブ発言を周囲に発散するのは組織にとって害にしかならないです。
大きな組織ならまだしもiimonのような小さい会社の場合だと、簡単にネガティブな雰囲気が広がって組織崩壊の危険性も出てくる。
なおさら採用はできないと考えておきましょう。
③前置きが長い
結論から話しましょう。これはキャリアセンターでもOB訪問でもどこでも聞きますよね。
でもこれが難しい。なぜ前置きを話してしまうのでしょうか?
話がまとまっていないからこその防御姿勢
話を深くツッコまれたくないときに人は要らない情報も含めて話をしてしまう生き物です。
聞いている側からすると、何を言っているんだ?と聞く気を失せてしまうような状況です。
面接の場というのは、会社のことを知るよりも自分のことを知ってもらう場所です。
そんな時に防御姿勢をとっていたら何もわからず、結果、「○○さんという人が良く見えない」という理由で見送りになってしまいます。
悲しいですよね。これが最終面接で起きたら本当に後悔が残ってしまいます。
実際に内定承諾をしてくれた学生さんに聞くと、
「両親にも驚かれるぐらい本気で自己分析をした」
「自分のことを知ってもらう為に整理をしていた」
上記のような準備に本気で取り組んでくれたかどうかは話したら分かります。
ここまででいいや、と曖昧な言葉を話して相手に理解を求めるようなことは止めにしましょう!
④質問がない
主体的にこの会社で働いたら〜と考えると質問は自然に出てくるはずです。
例)・質問をするときはどのような点に気を付けていますか?
・自分はこう考えた、という意見を伝えることができていますか?
逆に質問を考えてこない、用意してこなかったというのは、あまり興味がないのかなと相手に受け取られてしまうので注意が必要です。
2、自己分析が甘いと出てくる落とし穴
自己分析が甘いと面接官にどのように思われるかは簡単です。
「あなたが見えてこない」ここに尽きます。
例えば以前出した記事でもお話をしましたが、
僕らは皆さんの自己PRやガクチカのエピソードを聞きたいわけではありません。
聞きたいのはエピソードの中に出てきた課題に、
・どのようにして出会ったのか?
・課題と向き合ったきっかけは何だったのか?
・課題に対し、どのように考えてどのように乗り越えようと考えたのか?
・そして実際に行動をして結果はどのように変化をしたのか?
ここに貴方だけの人間味が出てくるのだと思います。
例の話をしていきましょう。
幼いころに僕は父からDVを受けていました。
だからこそ離婚後も僕は父が怖い、父の面影が視界をさえぎる男性が怖くて仕方ありませんでした。
ずっと怖い状態が変わり始めたきっかけは大学の講義で「DV」について学んだことです。
今までは何となく怖かった部分が暴力を受けていたこと、他の人にも暴力を受けるのではないか、
と思うことが怖かったことが分かりました。
そこからは簡単で勉強している中で加害者、被害者と認識をするのではなく、加害者側にもバックグラウンドが存在している。そして本当に父は僕に暴力を振るっていただけだったのか?と考えることによって解き放たれていました。
父は自分の家庭環境がそうで父としての在り方を知らなかった。そして父として愛情をくれていたことを思い出したことによって、男性への漠然とした恐怖を乗り越えることができた。
ここから純粋にあの頃、笑顔が出なかった僕を無くしていくこと。
「子どもの笑顔を作る!」と行動を起こせるようになりました。
僕の行動指針が分かりますよね。子ども達の笑顔のため、にというのが見えてきます。
ではそれがなぜ今の仕事に繋がってくるのか?をさらに深掘りをしていきたいと思います。
幼少期の僕は父にDVを受けて表情の変化がない子どもでした。
しかし両親が別居してからは母方の祖父母や親戚から愛情を受けて徐々に笑顔を取り戻していったという経緯があります。
だからこそ幼少期から僕は「子どもの笑顔」をテーマに行動を起こしていて、
大学ではボランティアサークルに所属し、親子が一緒に工作を行うイベントの企画開催を行っていました。またアルバイトも児童館、塾講師と一貫をしていたと今振り返ると思うほどです。
ここから見えてくることは僕の行動原理です。
誰に?→子どもに
何を与えたい?→笑顔を与えたい
だからどうしたいのか?→子どもを育てる親御さんの働く環境を笑顔にする
それができる仕事だからこそ僕は人事をしていますし、
この想いに株式会社iimonの想いがリンクをしたので入社をしています。
ここまでくると、
・なぜこの仕事なのか?
・なぜこの会社なのか?
を理解していくことができますし、相手に自分という人を伝えることができる。
自己分析はここまで行うことでようやく相手に伝わる。
ここまでを求めているからこそ内定を勝ち取った方々は本当に想いが強いと感じています。
スタートアップに行くんだ!と思っている方々はここまで準備をして面接で会いましょう!
こんな想いを持っている方々だからこそ業務経験がなくても信じよう!
絶対に伸びる!と信じられます。
本日は今まで面談の際に、学生の皆さんにお話をしていた内容を不公平なくお伝えをするために文章に起こしてお届けしました。
記事を読んで準備の方向性が決まったら嬉しく思います。
では今度は皆さんと面接でお会いできるのを楽しみにして終わりにしたいと思います。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!