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「最初はすごく嫌だった」同じ企業に入社した双子がお互いに運命を受け入れ、ツイートが大バズりするまで

研修事業をメインとするNEWONEに、「双子」の新入社員が新たな仲間として加わることになりました。双子が同じ企業で働くことについて、彼ら自身はどう考えているのか。二人の本音に迫ります。

左から 三浦琳斗さん、新卒対応の加茂さん、三浦杏斗さん

■「双子」ツイートがバズった二人の内定者
——すみません、まずはどちちがどちらなのか確認させてください。

杏斗さん:向かって右が杏斗(あんと)です。

琳斗さん:左が琳斗(りんと)です。

※取材時の席順

——ありがとうございます。双子でNEWONEに入社することになった経緯を聞く前に、杏斗さんが投稿したツイートがとてもバズったって聞いたんですが。

杏斗さん:そうなんです。「双子で同じ会社に入社するなんて思ってなかったけど、双子の運命すらも2人で乗り越えたい‼️」というツイートをしたら、いいねが4.7万件くらいついて。通知が全然とまらず、最後は携帯が熱くなって動かなくなるほどでした。まさかこんなにバズるとか思っていなかったので、とにかくびっくりしましたね。

採用担当の加茂さん:私が普段使っているTwitterのおすすめにも杏斗君のツイートが出てきたんですよ。「双子…?あんと…?あれ、今度入社してくれる子だ!」って気づいて。

——おお、すごい。リプライもたくさん来たんじゃないですか?

杏斗さん:双子の方からの反応が多かった気がします。「私たちもそうです」といったものや、「双子で大変だと思うけど一緒に乗り越えていってね」という温かい言葉もいただきました。でもたまに、「双子で同じ会社ってキツくない?」っていうのもありましたけど(笑)。

■同じ会社に入社する双子は仲が良いのか?
——(笑)。でも、そこは気になるポイントだと思うんですよ。そもそも昔からお二人は仲が良いんですか?

琳斗さん:仲は良いと思います。まず学生時代のクラブや部活が全部一緒でした。小学校の時は剣道と水泳のクラブに一緒に参加していましたし、二人とも中学校では野球部、高校では陸上部に入っていました

——それって二人で話し合って決めるものなんですか?

杏斗さん:小学校時代の水泳は親に強制されたといいますか。二人とも全然泳げなかったんですよ。そしたら父親に「そんなんじゃ将来子供ができたときに救えないぞ」って言われて。でもおかげで、バタフライまで泳げるように上達しました。もうひとつの剣道は、二人とも体験してみて楽しかったから一緒に入りました。

琳斗さん:中学と高校の部活も二人で話し合って決めたわけではなく、それぞれ選んだものが結果として同じだったという感じです。

——お互いにライバル意識とかはあるんですか?

杏斗さん:二人とも比べられるのが嫌なので、それは極力しないようにしてきました。だからというか、テスト期間中は絶対に仲が悪くなっていたんですよ。

琳斗さん:数字で出ちゃいますから。テスト返しがひと段落するまでずっと険悪(笑)。

杏斗さん:でも、仲が悪くなるのはそれくらいで、学生時代はいつも一緒に遊んでいたと思います。

琳斗さん:いまもそうですけど、昔から服もお互いに着回していますしね。

■社長が掲げるひとりの人間としてのビジョンに惹かれた
——そして今回、お二人ともNEWONEへ入社するのも一緒ですよね。

琳斗さん:最初にNEWONEを受けたのは杏斗なんです。

杏斗さん:そうですね。僕は2021年9月ごろから選考に参加し始めました。その少し前に、社長と学生をマッチングするイベントが開催されていて、そのうちの一社として参加していたのがNEWONEでした。

その時、どの社長にも会社のビジョンだけでなく、一人の人間としてのビジョンも質問していたんです。「それは会社のビジョンに含まれている」と答える方が大半だったんですが、一人だけ僕の質問に誠実に答えてくれたのが、NEWONEの社長である上林さんでした。

「自分の部下から10人の経営者を出したい」。僕もいつか起業したいと考えていたので、その言葉を聞いて一気に興味が湧いて。それで選考に参加することにしたんです。

——ちなみに、琳斗さんはどのタイミングで同じ会社を受けていることを知ったんですか?

琳斗さん:2021年の11月頃だったと思います。「今日NEWONEっていう会社のセミナーを受けてきたんだよ」っていう話をしたら、杏斗が「俺も受けてるわ〜」って言っていて。そこで初めて、同じ企業を受けていることを認識しました。

■それぞれが入社を決めたワケ
——杏斗さんのほうが先に選考が進んでいて内定も早かったわけですが、最終的な入社の決め手はどこだったんですか?

杏斗さん:どの企業に入社しようか、ずっと迷っていました。でも、NEWONEの最終面接を受けてみて、「この会社に入りたい」と思ったんです。他の企業の面接では自分の能力やポテンシャルの部分をすごく評価してくれていたんですけど、上林さんは僕の人間性の部分にも注目してフィードバックをくれた。

僕は大学で学生団体を立ち上げて活動していたんですが、周りのメンバーに任せないで、自分でなんでもやってしまう時期があったんですね。その話を最終面接の時にしたら、「自分のことを本当に認められない人は、他の人のことも信頼できないんだよ」と言われて。そのメッセージがすごく刺さったんです。

もうひとつ、上林さんだけは将来的に独立したいと考えている僕の背中を押してくれました。他に内定をもらった企業からは「まずは組織に合わせてもらわないとダメだよ」といった反応だったのに、上林さんは「どんどんやったらいいよ」と言ってくれた。

そういったところから、僕はNEWONEへ入社することを決めました。

——では、琳斗さんの入社の決め手は?

琳斗さん:僕も最終面接ですね。上林さんと話す中で「まだまだ考え方に偏りがある」っていうのを面接の中で見抜かれて、しかもそこを変えるにはどうすればいいのか、アドバイスまでくれたんです。「これからは柔軟な発想を持った人ともっと一緒にいるべきだ」って。

話の最後には、「君はまだまだ人間的な成長ができるから」とも言ってくれた。その言葉がずっと印象に残っていて。もともと選考が進んでいた他の企業と横並びくらいの志望度だったんですけど、そこで頭ひとつ飛び抜けました。

■最初は双子で入社したくなかった
——お二人とも、双子で同じ企業に入ることに抵抗はなかったんですか?

琳斗さん:僕はあんまり気になりませんでした。一緒なら一緒で頑張ろうかと考えていましたね。

杏斗さん:正直、僕は最初すごく嫌でした。やっぱり双子で入社すると、いろいろと比較されるじゃないですか。

——そうすると、二人での入社にあたっては杏斗さんの気持ちの変化が大きかったわけですね。何かきっかけがあったんですか?

杏斗さん:琳斗とは学生団体も一緒にやっていましたし、二人でTikTokとYouTubeをやっていた時期も少しだけあります。その時のことを改めて振り返ってみたら、お互いの個性や違うところがよく表れていたなと思ったんです。

これまで双子で比べられるのが嫌だと思っていたけど、それぞれ違うのは当たり前だし、むしろその個性を伸ばしていけばいいんじゃないかなって。双子の可能性に気がついたというか。そう考えられるようになってからはもう、「一緒の企業で頑張るか」と前向きになっていました。

——せっかくなので聞かせてください。お互いに良いところってどこだと思いますか?

琳斗さん:杏斗は視野が広いし、細かいところにもすぐ気がつける。シンプルに自分にないものを持っているので、そういうところはいつもすごいなって思っています。

杏斗さん:自分は割とバランスがいいタイプというか。何かひとつに突出してるタイプじゃないんです。その点、琳斗は思考体力こそないけど、頭の回転が速かったり、瞬発力がずば抜けています。あとは、根本的に琳斗の方が性格が明るい(笑)。そういったところはすごいですね。

加茂さん:当時の面接資料を見返していたんですけど、本人たちがお互いに評価していた部分は、まさしく私もそうですし、社長の上林も良いところだとずっと感じていました。双子だからはなく、個々でちゃんと評価すべき点があったから、私たちもお二人に内定をお伝えしたんです。

■将来、双子でやりたいこと
——これからNEWONEで働くにあたって心境はどうですか?

琳斗さん:上林さんは「君たちの代に賭けている」と言って、期待してくれています。NEWONEはこれから伸びていく会社ですし、そこで自分たちがどれだけ頑張るかで会社の成長も決まってくると思います。新規事業にもどんどん手を上げてチャレンジしたい。これからが楽しみです。

杏斗さん:僕も、若手に期待してくれている部分は嬉しいです。先輩社員に話を聞いてみても、入社3年目ですでに新規プロジェクトを任されている方もいる。会社とともに自分もすごいスピードで成長できるかもしれない環境があるのは貴重なことだと思います。

それに、大企業のような仕組み化がまだできていない部分もあると聞いていて、僕にとってはそこもすごく魅力的ですね。仕組みができている組織に入るより、自分でイチから作る方がワクワクします。

あと、どんな人でも受け入れてくれる会社の雰囲気もすごく好きです。面接の時も感じたんですけど、ありのままの自分を受け入れてもらえるというか。落ち着いている方もいますし、全然タイプの違うとにかく明るい方もいます。

——最後に、これから二人でやりたいことはありますか?

杏斗さん:地方に対してもNEWONEの研修事業を広げていきたいです。今は大手企業のクライアントが中心なんですけど、いずれは中小企業にも研修を提供する機会が増えていくと思います。そのタイミングで、僕たちがそういったプロジェクトに携わることができたらいいですね。

琳斗さん:地方でも効果的な研修が受け入れられるようになったら、きっとそこで働く社員さんにも良い結果をもたらすでしょうし、それによって地方の企業全体も活性化させることができるんじゃないかと思うんです。

加茂さん:本当に二人には双子とか関係なく、それぞれの強みを生かしてうちで活躍してほしいです。一方、二人でいるからこそ相乗効果でもっと強くなっていけるところ、あるいは二人の中でしかわからない強みというのもきっとあると思います。今回せっかくこの会社に一緒に入ってきてくれたので、ゆくゆくは双子ならではの強みを活かして、NEWONEに新しい風を吹かせてほしい。期待しています。

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