福岡営業所の立ち上げて1年が経った”なべさん”こと田邊マネージャーですが、弊社が9期目に入る2023年10月より執行役員へ就任されました!
地元 福岡で支社を立ち上げるべく、営業活動の拠点を移したなべさんですが、更地をどう開拓するか奔走し続けた1年をこのタイミングで振り返ってもらおうと思います!
自分自身に挑みつづけた1年間
ーなべさん、福岡に行かれて1年が経ちましたね。この1年をご自身としてはどう振り返りますか?
なべさん:もう1年か!!いや〜、何というか、大変でしたね(笑)
今の自己評価としては65点かな!苦しいことの方が多い気がしますが、嬉しいことも増えてきました。
でも、予想通りになれていることなんてほとんどなくて、立ち上げの難しさを痛感しているので、そういったいろんなことを含んだ65点ですね。
ー50点(半分)は超えているので、ある程度自分を認めていたり「やるだけやった」と思える側面もあるということですね?
なべさん:そうですね!福岡に帰る前から絶対にやりたいと思っていたことを、最低限は実現できましたね。僕は営業マンなので、もちろんそれは営業という視点で。
それをやり遂げるために、これまで東京にいた頃とは違うやり方に挑みましたし、手探りでひたすら突っ走ってきました。変に聞こえちゃうかもしれませんが、この1年の動きは、きっと自分にしかできないことでもあったんじゃないかな、と思ったりもします。
ーそれ、実は営業メンバーからも事前に聞いているんです。みんな「なべさんにしかできないやり方で、本当にやり遂げた!」と言っていましたよ!実際に、なべさんがやってきたことが成果として現れたのはどんな瞬間でしたか?
なべさん:聞いていたんですね(笑)
それはもう、忘れもしない、とあるクライアントさんとの契約が結ばれた時ですね。
元々、立ち上げを成し遂げるために「いただいたお誘いは断らない」を徹底していて、かつ会いたい方への執念もメラメラさせていた僕ですが、それが見事に契約へと結びついたことがあったんです。
その際、会いたいと思っていた方が僕を見るなり「キミが噂の田邊くんね」と言ってくださったんです。どうってことのない一言ですが、僕にとってあれはすごく意味があって、その流れから契約へとつながった瞬間は、シビれましたね!
会社、社会の見え方が変わった
ー東京のセールス時代は、いわゆる企業の人事担当者様と繋がることが多く、経営者との繋がりは福岡に行ってから増えたんですよね。「経営者」に対する考えの変化などはありましたか?
なべさん:経営者とのつながりが増えて、一般的なイメージである「社長=偉い・すごい」などではない、実質的な”敬意”が深まりましたね。このリスペクトはどんな経営者にお会いしてもほぼ深まる一方です。
それは、どんな決断や経営方針をとっているかではなく、会社に守られていない生き様のようなところに対するものです。
経営者によくある、”意味不明な自信・勇気”みたいなものも尊敬しますね。
それこそ、弊社の代表に対するリスペクトは特に爆上がりしました!!
ーそれはどう上がったのか、ぜひ具体的に教えてください!
なべさん:まず、古巣から出資してもらえることって、すごいことですよね。僕自身、そこの凄みは気づいていなかった部分なのですが、福岡に来て自社のことを人に話していると、多くの経営者がそこに興味を持たれるんですよね。
古巣から出資を受けるということは、在籍期間にきちんと成績も残してきて信用があるということ、辞める時なども含めて関係が良好であることが揃っているから実現していることじゃないですか。
これはすごいことなんだと、自分の周囲全てが会社外であるこの環境に身を投げ出したからこそ気付けたことですね。
言わされているでもなく、媚びでもなく、これは本気でそう思います。
だから、僕自身も今後独立することがあったら、絶対にshabellから投資をしてもらおうと思っています(笑)
同時に、投資してもいいと思わせる行動をしてやろうと思いますね。
ーなるほど〜。私もその凄みは、いま気づきました。なべさんの営業スタイル自体は、この1年でどのように変化したのでしょうか?
なべさん:東京にいた頃とは、新規の取り方などが大きく変わりましたね。
東京の頃は、電話を中心にアポイントを組めるようにアプローチしていました。福岡に来ても最初は同じように、新規獲得のために電話をかけていたんです。
でもある時、「俺は福岡まで来て何をやっているんだ」と思ったんですよね(笑)
僕の強みを活かせるのはこれじゃない!と。
それからは、コワーキングスペースなど人と直接出会える場にどんどん出向いて、まずは繋がりづくりに注力することにしました。
経営者って日中はわりと自由に過ごされていたりするので、その動きに適応できるように業務の進め方も変えてみたり。なので、日中にデスクやPCにかじり付くような動きはしなくなりました。
ー福岡に行って、頭と体の使い方が変わったんですね!
なべさん:そうですね。これまで舘石さん(弊社取締役)から「どうやったら会ってもらえるか、契約してもらえるか、とにかく考えろ!」と口うるさく言われていて、その意味があまりわかっていなかったのですが、この1年は”とにかく考えた”期間だったなと感じています。
あの時「もっと考えろ」と言われていた意味がようやく分かったというか。
こういった状況に身を置いて、本気で考えるってどういうことなのかを少し知れたように思いますね。
2年目で挑むことは
ー福岡で動き始めて2年目が始まりましたが、今、なべさんの視点はどこを見ているのでしょうか?
なべさん:先ほどのエピソードで経験した「噂の田邊くん」に僕は一種のエクスタシーを感じたんです。
shabellという会社のことを誰も知らない福岡の地で、実績を積んでメンバーを増やして、「営業所」ではなく「支社」にするために、僕にとっての大きな道筋のように考えています。
「キミが田邊ね」みたいな印象を広げていくことが、僕の開拓の道ですね。
もちろん、人によっては鬱陶しがられたり、嫌われてしまうこともあるでしょうが、そんなことは福岡に飛び込んできた時点で覚悟の上なので、このまま突き進もうと思います。
ー会社での執行役員としての役回りは、どのように考えていますか?
なべさん:福岡を「支社」にして動かしていきたいので、営業チーム全体としては東京オフィスの実務に僕が関与しなくてもいいようになる状態を作っていこうと思っています。
そのための個人的な課題は、自分の営業スキルを言語化することですね。僕は感覚で営業している部分が大きいので、他のメンバーに伝えられていないと思うんです。後輩につないでいくことを考えると痛いポイントですよね(笑)
その上で、後輩には日々の業務にかき消されずに、チャレンジ精神を持ち続けてほしいと伝えていきたいです。せっかくshabellというベンチャー企業に入ったのだから、会社を使ってどんどん挑戦しないと勿体無いですからね。それと同時に、僕自身も後輩たちの背中を押せるような人間であり続けたいです。