今、シャープの研修・育成チームが面白い!社員の好奇心を掻き立てる様々な仕掛けとは? | シャープ株式会社
『人を活かす経営』を経営方針として掲げ、人事制度改革を進めているシャープ。その中で、「社員の成長を支援する仕組みづくり」に取り組んでいるのが、研修・育成チームです。今回はチームを率いる竹原さんと...
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多彩な経験を活かして自己実現を目指す方に、広く門戸を開いているシャープ。遠く離れた場所から入社した社員も少なくありません。『人事部の研修・育成チーム』で活躍する馬場さんも、その一人です。東京から大阪へ。シャープへの転職を決めた経緯や取り組んでいること、チームへの想いなどを聞きました。
――入社までの経緯を教えてください
私はこれまでに2度転職をしています。新卒で入社したのは、石油関係の会社。ここで事業企画業務に携わっていました。その中で“人材育成”に興味を持ったことが、今の仕事につながっています。
というのも、産学共同のプロジェクトに関わった際に大学生と接する機会があり、彼らが成長していく姿を見るのがとても嬉しくて。「人の成長を支えられる仕事に就きたい」と強く思ったのです。
次に考えたのは、誰を支えていくかです。やるからには、自分の価値を存分に活かしたいと思いました。そこで、ビジネスの現場を知る自分ならば、高校生たちに“社会で本当に役立つこと”を臨場感をもって教えられると考え高等学校で働こうと思いました。
実際に高校教師として5年間、日々やりがいを感じながら子どもたちに接してきました。ただ、どうしても拭えないジレンマがあったことも事実です。教師という仕事には、一人の生徒の成長に3年間しか関われないという“時間制限”がある。この時間制限を取っ払いたい!と思い、2度目の転職を決めました。
――なぜ、シャープを選んだのですか?
“時間制限”なく人材育成に取り組むために、企業の人事部門に絞って転職活動をスタートしました。シャープに興味が湧いた理由は、どこよりも“挑み甲斐”があると感じたからです。というのも、シャープは経営危機を経験している。構造改革を図る中で、いろんなことを変えていける。ありとあらゆることにチャレンジできると思いました。
そして何より、シャープの「研修・育成チーム」そのものに心惹かれました。最初のカジュアル面談で、自分たちのミッションやそこに掛ける想い、私にやってほしいことなどを明確に話してもらえたし、何より魅力的な人たちだった。「この人たちとなら一緒にやっていける!」と直感で入社を決めました。
――関西で働くことに壁はありませんでしたか?
私はずっと東京に住んでいましたから、大阪に来ることに不安がなかったわけではありません。しかも、勤務地は「堺」。正直な話、妻には最初反対されました。心配もされました。でも考えてみれば、リモートワークが当たり前になった今の時代、“働く場所”はあまり関係ないんですよね。世の中的にも、どこでやるかよりも“何をやるか”や“誰とやるか”の方が重要視されている。ならば、場所ではなくて「やりたいことに没頭できる仕事」、「一緒に働きたいと思える人がいる組織」を選ぶべきなんじゃないかと思いました。
もうひとつ、シャープはワークライフバランスがしっかり整っている会社。休みが取りやすい点も魅力でした。我が家は共働きなので、落ち着くまでは単身赴任になりますが、土日は毎週東京に帰ることができます。有給も取りやすいし、有給以外に多目的休暇があって家族の誕生日なども休みを取れます。遠隔地への転職でもそれほど壁はないことを話すと、妻も背中を押してくれました。
――研修・育成チームで任された仕事は?
入社前に上司から、「シャープの次世代を担う、幹部候補の教育・育成を任せたい」という話をいただいていました。けれどこれは強制ではなくて、他にもたくさんの選択肢がある中でのこと。やりたいことに何でも挑めるという、私のことをすごく尊重してもらえる環境だったんです。
だからこそ期待にしっかりと応えたいと思い、このミッションを受けました。この時点ですでに、知らない土地で働くことやキャリア入社に対する不安は一切なくなっていましたね。「このチームで、自分の価値を存分に発揮したい」という思いだけが、どんどん強くなりました。
とはいえ、「次世代幹部の育成」はかなり難しいテーマです。10年15年先に求められるリーダー像など、現時点では知り得ないこと。経営のトレンドはものすごい速さで変わっていますからね。
そこで私は、どんな状況でもリーダーとして力を発揮できるよう、“状況に応じて自分を変えていける「自己改革力」”を習得するための施策を考えることにしました。同時に、学んだことを確実に活かせるよう、アウトプットの機会をつくりました。つまり、研修の中でタフな課題を出すことにしたんです。いわゆる疑似アクションラーニングですね。研修はまだ始まったばかりですが、候補生の方々からは「修了したときにどれだけ成長できているか楽しみだ」との声をもらっています。
――チームの魅力を教えてください
「この人たちと働きたい!」というのが、入社の決め手だと言いましたが、その想いは強くなるばかりです。チームを率いるのは、マネージャーの竹原。明るく穏やかな方で、もともと商品開発の第一線で活躍していたエンジニアです。「退屈な研修じゃなくて、本当に成長できるワクワクするようなものをつくりたい!」という熱い想いで人事部に来られたと聞きました。
だからメンバーにも、それぞれが活躍できる場所をちゃんと提供してくれている。これまでの経験を最大限生かせるよう、“スタンドプレー”も大歓迎。本当に、自分の持ち味を発揮できる環境があります。
スタンドプレーというと、まとまりがないように聞こえるかもしれませんが、実際はその真逆です。私はこのチームに来てから、「チームワークは作るものじゃなくて、生まれるもの」だということを体感しています。これまでの職場とは、次元が違う感覚ですね。
――職場の雰囲気はどうですか?
東京で働いていた頃との大きな違いは、人間関係がとことん自然体だということです。これは大いに“関西人のコミュ力の高さ”が関係していると思いますね。キャリア入社だろうが全く関係なし。入社早々、ずっとここで一緒に働いていた仲間のような距離感で話しかけられたのには驚きました。一瞬ひるんだ私ですが、すぐにそれが心地よくなって。今では本当に居心地のいい職場です。
自分を飾る必要がないので、仕事がやりやすいことも魅力ですね。たとえば、何でも質問できる。キャリア入社なので最初は分からないことだらけでしたが、「聞いたらダメかな」という空気が一切ないんです。いい意味でおせっかい。関東出身の方にも、ぜひこの雰囲気を味わってもらいたいですね。
――今後、力を入れていくことは?
まず取り組むべきは、「次世代幹部の育成」を着実に進めていくことです。企画した研修が100%上手くいくとは思っていないので、持ち上がった課題を一つひとつクリアしながら、より良いものを創り上げていきたいと思います。
その先に考えているのが、中間層である“課長・部長クラスの育成”。現状、中間層は50代が圧倒的に多いので、近い将来、マネージャーの平均年齢が一気に若返ります。そこを見据えた若手管理職のマネジメント能力向上が、会社として大きな課題になってきます。次世代幹部の育成という高いレイヤーだけでなく、現場を回すリーダーの強化にも本気で取り組みたいですね。
――どんなことにやりがいを感じていますか?
シャープは今“第二創業期”。もう一度輝くために、或いはさらに輝きを増すために様々な仕組みを新しく作り上げている最中です。そういうフェーズだからこそ、ものすごく面白い。ゼロベースから物事を考えて、課題が見つかればどんどん手を打っていける仕事に大きなやりがいを感じています。しかも活躍の場所は、シャープという巨大な企業ですから、成果を出すにしてもスケールが違う。挑み甲斐のある環境です。もちろん、構造改革途中ゆえの難しさはありますが、だからこそ大きな醍醐味を味わえるのだと思いますね。「何かを成し遂げたい」という方、ぜひ一緒に挑戦しましょう!
※記事内の部門名、役職名、内容はインタビュー当時ならびに掲載当時のものです。