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今、シャープの研修・育成チームが面白い!社員の好奇心を掻き立てる様々な仕掛けとは?

『人を活かす経営』を経営方針として掲げ、人事制度改革を進めているシャープ。その中で、「社員の成長を支援する仕組みづくり」に取り組んでいるのが、研修・育成チームです。今回はチームを率いる竹原さんと、チームのホープである柏さんのお二人にお話を聞きました。


竹原 正哲/人事部 人事グループ 参事

大学では情報工学を学び、卒業後シャープに入社。情報系商品に搭載されるソフトウェアの開発に従事した後、商品企画部門へと異動。約20年間、事業部門にて“シャープらしさ”が光る商品の開発/企画に挑む。その後、社内公募制度を利用して人事部門へとキャリアチェンジ。“シャープらしい”新たな研修・育成の仕組みづくりに取り組む、研修・育成チームのリーダー。

 

柏 弘樹/人事部 人事グループ 主任

大学卒業後、富士通グループでSEとして活躍後、同社の人材開発部で研修企画運営業務に従事。その後転職したベネッセのグループ会社では、新人研修や採用活動を経験。組織改編のタイミングで転職を考え、即戦力採用の求人サイトに登録したところ、シャープと出会い、竹原氏の熱意に触れて2023年2月シャープに入社。

シャープのモノづくりを楽しみながら、イキイキと働く人をもっともっと増やしたい!

――なぜ、人事部門への異動を希望されたのですか?

竹原: モノづくりの現場にいた20年間は、本当に楽しいものでした。エンジニア時代には、やりたいことに挑めましたし、商品企画では自由なモノづくりに没頭できました。たとえば、ゲーム機サイズのパソコンをつくろうとかですね。「こんな商品をつくりたい!」と提案しながら、仕事を楽しませてもらいました。

そんな経験をさせてもらえていたので、40才を過ぎて、ふと、楽しいことばかりでなく、会社に恩返しができないか、という気持ちが芽生えてきました。 “仕事にワクワクしている” 人をもっと増やせるようなことができないかな、と。

ちょうどその頃、人材育成部門の社内公募をしており、私は「これだ!」と思いました。人事という立場であれば、仕事を楽しめる人を社内にもっと増やせるかもしれないと。さっそく応募し、商品企画からまったくの未経験の人事部の育成部門に異動しました。ものづくりから会社づくりへとチャレンジです。

 

――育成部門で取り組まれたことは?

竹原: 私の強みは、エンジニアや商品企画など“現場の気持ちが分かる”ことです。なので、自分自身が現場で感じていた「?」を解決していこうと思っています。

こんなことをお話ししてはなんですが、これまで、私が受けてきた研修は面白くないものが多い印象でした。なんでこんな研修を受けなきゃいけないんだろう?と感じていたほどです(笑)。だから、もっと現場の人が学びたいと思えることを、研修内容に取り入れようと考えました。さらに、学んだことを現場ですぐに活かせるような仕掛けができたらと思い、日々取り組んでいます。


好奇心を掻き立てる、新入社員研修を企画

――「新入社員研修」をどう変えたのですか?

竹原: 長い間、シャープはインプット型の新入社員研修を行ってきました。2~3週間にわたる集合研修で、仕事の基礎を教え込むといった内容です。けれど現場で働いたこともない新入社員は、仕事について教えられても全くピンとこないですよね。それどころか、やる気いっぱいで入社したのにインプットばかりで気持ちが萎えてしまったと思うんです。

そこで私は、「新入社員同士でチームをつくって、成果物をつくる」という“プロジェクト型の研修”へと大きく舵を切りました。配属先でのOJTと並行して実施する育成施策です。

その育成施策では、成果物を作るために、新入社員自らチーム毎に計画を立て、チームで分からないことを調べたり、合意形成を取ったりしながら、仕事のようにプロジェクトを進めていきます。この活動を通して、チームビルディングなど“社会人としての基礎力”を身に付けつつ、スキルを高めていけるようにしたのです。「自分たちに足りないこと」を、配属先での仕事で身に付けるだけではなく、疑似的に“プロジェクト型の研修”でも実体験し身に付ける、という、新入社員の成長や、知的好奇心を掻き立てられるような場づくりに取り組みました。


上司の想いに共感し、シャープで自分の経験を活かそうと決めた

――柏さんが入社を決めた理由を教えてください

柏: 竹原さんのチャレンジや熱量に、とても共感したからです。もともと私もITエンジニアとして社会人デビューしたのですが、それは「まずは現場を知った上で、人との関わり合いを通じて人の背中を押すような仕事がしたい」と思ったから。技術畑を5年間経験した後、社内で人材開発の部署へキャリアチェンジをしました。そこで見つけたのが、『ひとりひとりに寄り添い、その人らしさを発揮してイキイキと働いていくための、立役者となる』という、自分なりのパーパスです。このパーパスが、竹原さんの想いと一致していたことには驚きましたし、「ここで自分もどこまでやれるか、チャレンジしたい」という気持ちが強くなりました。

私自身、この想いを軸に仕事をしていく中で、結局自分自身が一番成長できていると思っています。「育成」というのは、経営陣や現場からの要望、若い社員の方たちの気持ちなど、あらゆる思いを受け止めながら組み立てていくもの。多角的な視野を持てるようになり、すごく成長を感じたし、この会社では各方面からのフィードバックが届きやすい気がして、それが大きなやりがいにもなっています。同じ想いをもつ上司のもとでならば、もっと成長できるんじゃないかと感じました。


新規事業立ち上げにつながる「アイディア創出のワークショップ」に着手

――今、力を入れていることは何ですか?

竹原: 2022年に経営体制が変わったことを機に、トップダウンで強力に推し進めていることがあります。それは「新規事業の推進」。いわゆる社内起業家の育成であり、スタートアップの支援活動です。社員が抱いている新ビジネスの思いや夢をカタチにするために、事業アイディアを活発に出し合える仕組みをつくろうというわけです。

けれども私の肌感覚では、今のシャープ社員には自分の意見を出し合ってアイディアを高めていく、“共創する力”が弱いように思えてならないんです。そんな時に、柏さんという素晴らしい、“成長の支援者”と出会えたんです。彼は育成に対する熱い想いがある!さらに前職では「アイディア創出のワークショップ」の企画運営も手掛けている!!シャープが推し進める新規事業の創出活動と柏さんの熱やノウハウをミックスすれば、シャープに欠けていることを強化するために、必ず良いプログラムが作れる!!!と思い、熱烈にオファーさせてもらったんです。

柏: 驚きましたよ。いくら経験があるとはいえ、入社後しばらくは補佐的な業務をするのだろうと思っていたら、いきなり手応え満載の仕事を任されましたから。何気なく「アイディア発想のための研修をやりたい」とお願いしたら、「じゃあやってみよう」と二つ返事でGOサインが出ました。

 

日々超充実!入社以来、一瞬たりとも「退屈」と感じたことがない

――仕事のやりがいは?グッときた瞬間を教えてください

柏: アイディア創出のワークショップ運営に取り組む中でのこと。プログラムの前半が終わったところで、参加者にアンケートを取ったんです。前半パートでは、私が「アイディア発想に必要なデザイン思考とは何か」という講義をしたのですが、言ってみればまだインプットのみ。そんなにいい反響はないだろうと思っていたら、絶賛コメントの嵐で本当に驚きました。

中でも「学んだことを現場でどう実践していこうかと、考えているところです」というコメントは涙が出るほど嬉しかったですね。現場の人たちが「欲しい」と思っていることに、少しでもリーチできていることに大きなやりがいや達成感を日々感じています。

竹原: シャープの魅力は、当社の経営信条「誠意と創意」にもありますように、独創性やオリジナリティというところに軸足を置いていること。そのマインドをもっと高めていけるような施策をどんどん打っていきたいですね。

従来の研修制度は、新入社員研修~3年次研修~といった会社が敷いた“レール”のようなものがあったのですが、私はそれはしたくないです。社員が自由に発想できて、世の中に必要とされる商品が生み出せる、そういう力をつけられる場をつくりたいのです。それはとても面白いし、やりがいあることだと思います。

柏: 独創性と言えば、シャープへの入社を決めた理由のもう一つとして「他社がまねするような商品をつくれ」という創業者の言葉に共感したこともあります。普通、メーカーは他社に真似されることで自社のビジネスに対するリスクを恐れるじゃないですか。そうではなく、市場を創造/牽引していくパイオニアとなって、世の中に広く貢献していくこと、さらには技術力を高め製品・サービスを磨くことができる、ということなんです。私たちが取り組んでいる新規事業の推進活動はそこに直接繋がる取り組みですし、私自身も、新しい視点・観点でもっとたくさんのことを成し遂げ「他社がまねしたいと思うような人材育成」をチームで成し遂げていきたいと思っています。シャープに入るまで9年間、人材開発部門で育成の仕事をしてきましたが、正直今が一番充実しています。ここではもうすぐ2年が経ちますが、ふりかえってみて退屈だと思ったことは一瞬たりともなかったですね(笑)。


“育成”に情熱をもってくれる方、好奇心溢れる方と働きたい

――最後に、研修・育成チームが求める人物像とは?

竹原: やはり、情熱は大事だと思いますね。時に大きな壁に当たることもありますが、「やりたい!」という熱い気持ちがあればきっと乗り越えられる。一人で乗り越えられなくても、同じ熱をもつ仲間と一緒なら達成できると思うんです。実は2ヶ月前に入社した他のメンバーも、柏さんに負けないくらい熱いんですよ。頼もしい限りです。

柏: いろんな視点をもった人を迎えたいですよね。たとえば、今のチームは男性ばかりなので女性の視点も欲しいし、グローバルな経験やマネジメント経験、経理の知識を持っている方もいいと思います。

竹原: 私たちのチームだけで会社ができるような、そんなメンバー構成にできたら面白いですよね。いろんな視点から意見を出し合って社員の成長を支援できる、そんな“最強チーム”をつくりたいですね!

※記事内の部門名、役職名、内容はインタビュー当時ならびに掲載当時のものです。

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