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顧客事例 cocolabo 日本のマネジメントを変える管理職の7つ道具

Client : 株式会社NEWONE
Date : 2021.10.29

今回は「Cocolabo」をリリースした株式会社NEWONEの上林様にBULB株式会社を選んで頂いた理由やプロジェクトの感想などを伺いました!よろしくお願い致します!



まずは今回開発した「Cocolabo」がどんなサービスなのか教えてください。

上林: Cocolaboは企業内の管理職向けの業務支援サービスです。社会全体で働き方改革や会社のあり方自体が変化するトレンドの中で、新しい働き方や新しいマネジメント方法が求められてきています。部下と上司の関係も従来の縦の関係からフラットな横の関係 であることが重要視されてきており、そのような環境の変化を支援するサービスの需要も高まってきていると感じています。そのようなマネジメントやチームビルディングなどの管理職の業務を後方支援するサービスとして、管理者のための7つ道具Cocolaboというサービスを提供しています。



どのような想いから「Cocolabo」が誕生したのですか?

上林:当社は、元々人事部門向けの領域で事業を行っていて、大企業を中心としてコンサルティングや社内研修を幅広く行っていました。人事部が抱える課題意識として、昨今コンプライアンスや社内圧力などによる管理職人材への負荷が高まっているので、そんな彼らに何か武器を渡したいという声が聞こえてきていました。管理職に武器を渡して会社を強くして、働くこと自体をポジティブなものにしたいという想いからCocolaboはスタートしています。

開発してリリースしたあとの反応も踏まえて、現在のCocolaboの狙いとしては大きく2つあります。

1つ目は、チームのあり方についてです。私達のこれまでの経験やCocolaboの利用を通して再認識した事があります。それは、どんな職種でもどんな業界でも、いいチームなら仕事はたのしいということです。働くことをポジティブにするには、いいチームを作る必要がある。いいチームを作るために管理職を支援する、という目的を達成したいと考えています。

2つ目は、組織にについてです。組織構造が縦から横にフラットになることが求められている一方で、実際の組織構造の上下関係はなかなかかわらないと実感しています。組織内の上下下達の構造を変えていくためにはコミュニケーションやマネジメントの仕組みづくりから変えていく必要があるため、それを実現する手段としてCocolaboを活用していきたいと考えています。




どうして開発チームを外注しようと考えたのですか?

上林:元々社内に開発チームがいない状態でしたのですぐにメンバーを社員採用することが難しいこともあり、スピード感を求めて外注先を探しました。私自身はSIer出身でシステム開発業界の知見もあったのですが、今回のようなスタートアッププロダクトを柔軟に作る体制づくりは経験が薄かったため、プロトタイピングや試行錯誤のプロセスにお付き合い頂ける会社を探した経緯があります。


開発チームを外注する上で重要視したポイントはなんですか?

上林:前述したように初期要件が決まらない状態でも柔軟にお付き合い頂けるような、新規事業の立ち上げ経験がある会社様を選ばせて頂きました。私が過去に経験してきたような会社はウォーターフォール中心が多くアジャイルなどの経験がありませんでした。一方で今回のように新規事業立ち上げに伴う柔軟な開発体制を提供して頂ける会社とうまく目線をあわせて足並みを合わせて開発をすることが非常に大切だと感じていました。

実際に開発を依頼して頂いて、発注前とのギャップなどはありましたか?

上林: スタートアップのプロダクトは、自分達が最初に思い描いたとおりにプロダクトができることは少ないし、そうなることが良いわけでもないと強く感じました。ユーザーの声を聞かない段階で思い描いている企画内容は本質を捉えきれてない部分があり、その感覚をチームで共有して変化を大切にしながらプロダクトを作ることが大切だと感じています。

予算的な面でいうと、当初は非常に小さい予算で依頼させて頂きましたが、開発チームが自律的に予算内でできることを調整してくれて助かりました。

実際にBULBのエンジニアと一緒に仕事をしてみてどうでしたか?

上林: 色々と感じることはありますが、全体的にはとても高いパフォーマンスで協力頂けたと実感しています。

事前に要件が決まらなくてもビジネスサイドからの柔らかいボールをキャッチしてくれて決まっていないこともいい意味で勝手に形にしてくれたので、これはとても助かりました。設計書にないものも勝手につけてくれたのは非常に効率よく開発が進んだと感じており、自分が経験したウォーターフォールの世界では無い形ですね。

また開発期間も長くなりユーザの意見も取り入れる期間が増えることで、阿吽の呼吸も生まれてきたのもとてもよかったです。細かい説明を省いて指示したり認識のズレを埋めたりできて助かっています。

リリース後にはエンジニアサイドからのリスク提示や顧客からの要望などが積み重なり、それらが膨れ上がるときにどうしてもストレスは出てきましたが、自分の感覚を成長させる意識をもつことで事業とものづくりのバランスをうまくとりながら、プロダクトの成長と自分の成長を合わせることができました。それもチーム全体の空気や距離感が良好だった結果だと感じています。

アジャイルならではのスケジュール管理やリソース管理についてはどうしても課題はゼロにならないと感じています。例えばビジネスサイドの要望で緊急で実装したい機能があるときに、エンジニアリソースの急増が難しいときはどのように考えるべきか、それに対応する柔軟性を解決するためには予算や契約や事業計画レベルでの検討など変数が多いので、我々も含めた今後の課題かなと感じています。

Cocolaboのプロジェクトはまだまだ続きます。我々も今後は内製化リソースの活用もしていくことになると思いますが、ビジネスの状況に合わせて外部リソースの支援という形でこれまでの関係を維持しながらぜひ継続的にご協力頂けますと幸いです。

最後に

上林様、お忙しい中インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!

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