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プログラミングで挫折しそうになった人の力に【CodeCamp人気講師 #5 杉浦先生】

子育てをきっかけに、新卒の時から15年間働いたシステム開発の会社を退職し、フリーランスとして働き始めたという杉浦先生。

自身が苦労して学習した経験を元に、受講生の「わからない」という気持ちによりそった指導に感謝の声が多く届けられています。

今回は杉浦先生に、CodeCampでプログラミングを教えることのやりがいや、フリーランスという働き方を選んだ理由について話を伺いました。

【受講生からの声】
・すごく分かりやすい説明で40分の間に全て解決できたので嬉しかったです!
問題の対処方法を詳しく教えていただけたので、今後にも役立ちそうな説明でした!

・基礎となる土台の組み立てから一つ一つ丁寧に教えて頂いてわかりやすかったです。
要所でヒントを出して考えさせてくれ、初心者の目線に立って進めて頂けました。

・今日はありがとうございました。先生の熱心さが凄く伝わりました。
初心者にも親切丁寧に向き合って頂き感謝です。またぜひ、先生の授業を受けたいです。

※CodeCampでは毎日、受講生のみなさんから
レッスンの満足度や感想をフィードバックしていただいています。


ゲームを通じて、プログラミングと出会う

——まずは、これまでのご経歴を簡単に教えてください。

独立する前は、新卒で入った会社で15年ほどシステムエンジニアとして働いていました。アプリケーションの開発とインフラの整備を15年のなかで半分ほどずつ担当して、今年の3月から独立してフリーランスエンジニアとして活動しています。

もともとプログラミングとの出会いは、中学生の頃でした。当時、どんな言語やソフトウェアを触っていたのかまったく覚えていないのですが、ゲームのアプリケーションを開発したことがあって「楽しい」と感じていました。

中学生にとってはやや高度な内容でしたが、周りの生徒が「ちんぷんかんぷん」と唸るなか、わたしはなぜかプログラミングという仕組みがスッと頭の中に入ってきて。今思うと、それがプログラミングについての初めての成功体験でした。

その後、プログラミングに興味を持ち続けていたので、大学に進学してからはC言語を学びました。ただ、当時は本当にわからなくて必死で苦笑

「面白い」とは感じてたのですが、実は人と比べて得意という感じではありませんでした。

でも、プログラミングを通して「ものができていく」様子が楽しくて。大学卒業後は、IT企業に就職してエンジニアとして働くことを選びました。

システム開発からインフラまで幅広く挑戦

——大学卒業後に入社した企業では、どのようなお仕事を担当していたのでしょうか。

就職したのがSIerと呼ばれるようなシステム開発会社だったので、基本的にはクライアント先でシステムの開発を行っていました。

入社してすぐはJavaという言語をメインに仕事をしていたのですが、これもまた自分にとっては苦労の連続でついていくのがやっとという状況でした。

自分の周りの同期たちがどんどん成長していったり、独立していく姿を横目に見ながら必死に働いていましたね。

入社後6年間ほどは、金融機関向けのアプリケーションを開発したり、クライアントからヒアリングした情報を元にシステムの要件定義を行なったりしていました。

その後、一度出産のために産休をはさんでからインフラ周りを担当する部署に異動になりました。それまでは開発がメインだったので、初めて触れるインフラ周りの知識が新鮮で楽しかったことを覚えています。

コードを書くことだけでなく、物理的にサーバーを設定したりデータセンターに足を運んで管理するような仕事も経験しました。プログラミングやシステム開発だけを学んでいたら絶対に知らない世界だったので刺激的でした。


新人時代の苦労や、産休を経験したから今がある

——15年間のなかで、転職を検討したことはなかったんですか?

入社してから3年目くらいまでは、もう毎日がつらくって「辞めたい」と思ってばかりいました。笑

ただ、わたしは人よりもゆっくりとしたテンポで確実に知識を積み重ねる性格だったので。

苦労して身につけた知識を手放すのはもったいないと感じていましたし、5年目で一度産休を取ったことで、気持ち的にも落ち着けることができて本気でまた頑張ろうと思って働いていました。

それに、新卒の頃って楽する方法を知らないから辛いのは当たり前なんですよね。今なら「こうしたら苦労せずにすむ」とわかることでも、当時はうまくこなす方法を知らないから不器用に頑張るしかなくて。

その反面、その経験があったからこそ自分の基礎になる力が付いているのだろうな、とも思います。


子育てをきっかけに、独立を決意

——それでは、フリーランスとして独立しようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか。

一番大きかったのは子どもの成長ですね。

毎日、会社に通勤して働くのではなく、自分のプライベートの時間とうまくやりくりしながら働き続けられる環境を作りたいと、子どもが成長するにつれて考えていました。

子どもが受験を控えているので、それを支えるために家にいられる時間を多めに取れるようにしたいな、と思ったんです。

あとは、15年間働いてちょうど自分のなかで会社員として働くことに満足できてきて「そろそろ独立しよう」と思えたんですよね。

1年で独立したり、3年働いてから独立する人がいるのと変わりなく、わたしにとってのベストなタイミングが15年働いた今だったんだと思っています。


悩みを抱える人の助けになりたい

——現在ではどのようなお仕事に携わっているのでしょうか。

独立してからは、CodeCampでの講師としての仕事と、長年のご縁やうれしいお声がけから生まれるお仕事があって、そういう環境に恵まれていることに幸せを感じています。

あと実は、ずっと夢だった「ピアノの先生」や「理科の実験教室の先生」なんかも行なっているんです。

15年間ひとつの会社で働いていたので、これまでできなかったことや、やってみたいことがたくさんあって。今は、好奇心の向くままに一歩ずつ夢を叶えています。

教えることが自分に向いているかどうかは正直なところわからないのですが、プログラミング・ピアノ・実験教室、どれも講師等の教える仕事なので、自分の奥に通じるところはあるのかもしれません。

自分自身がわからないことにじっくり向き合って答えを出していく性格だったので、同じようにわからないことや、悩みを抱えている人の役に立つことに対してやりがいを感じているのかもしれませんね。

CodeCampの、人の魅力と想いに共感

——CodeCampで講師として働くことを選んだ理由はなんだったのでしょうか。

いろいろなプログラミングスクールと比較するなかで一番、「人が魅力的」だったからです。Wantedlyなどに掲載されている内容を読んで、CodeCampの人たちの想いにすごく共感して。

とくに、講師をまとめてくれている森山さんはご自身でもCodeCampの講師としての経験があるので、講師としての目線とユーザーとしての目線を両方持ったうえで仕組みを作ってくれています。

「プログラミングはエンターテインメント」CodeCampを支える元カリスマ講師が語る教育論
「プログラミングは楽しい」ということをもっと多くの人に届けていきたいですね。どんなことでもそうですが、「学び始め」の時期がもっとも大変で体力と精神力を使います。 「プログラミングを学び始めたけど挫折してしまった」という人を減らすため、そして一度挫折してしまった人の再チャレンジに、CodeCampがプログラミング学習を始める人を最大限サポートできるような存在になりたいです。
https://blog.codecamp.jp/CodeCamp-member-moriyama

講師が働きやすい仕組みを作っている会社であることがわかったことも、CodeCampで講師をするうえで決めてのひとつでした。

「わからない」気持ちによりそう

——実際に講師として教えるうえで、意識していることはありますか?

一番意識しているのは、プログラミングやシステム開発に関する言葉を「噛み砕きすぎない」ようにすることです。

プログラミング未経験の方は、そういった言葉をすぐには理解することが難しいことが多いんです。だからこそ講師がしっかりと解説をする必要があるのですが、安易に簡単な言葉に置き換えて説明してしまうと、誤解を与えてしまう可能性もあるので注意が必要です。

そこで、生徒一人ひとりにとって、馴染みやすいトピックに置き換えて話すようにしています。

たとえば、ECサイトを作りたいと考えている人と、データベースを扱えるようになりたいと考えている人では、説明の方法を変えています。具体的な例を出しながら「この場合は〜」と解説することで、親しみやすくわかりやすい内容に感じてもらえているのではないでしょうか。

レッスンでは何でも聞いてください

私自身も、開発だけでなくインフラなどを一通り経験してきているので、たとえ話の引き出しも多いですし、つまづきやすいポイントを理解できるようになっているのだと思います。

あとは、わからないと感じたときに「自分がどこまで理解しているのか」を言葉にして発してもらっています。

話しているうちに頭のなかの整理がついたり、自分が「理解したつもり」になっていないかどうかを確認できるのでおすすめです。

私も、15年間かけて知識を蓄えてきたので、学んでいる受講生のみなさんと同じように「わからない」に何度も遭遇しています。そういった気持ちがわかるからこそ、届けられるものがあると思っています。


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