雑誌SWITCHインタビュー『人生を豊かにする職場づくりを』コーポレイトデザイン本部 本部長 柏熊成幸 | 社員インタビュー・事業紹介
この記事は「SWITCH Vol.41-No.6」に掲載された記事を許諾を受けて転載しています。PHOTOGRAPHY: GOTO TAKEHIROTEXT: KAWAKAMI HISAKO 柏...
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ココネでは、好きなことや趣味を通して社員同士の交流を促進するため、今年の春から同好会制度を導入しました。
同好会制度を担当されている人事の山口さんにお話を伺いました。
会社が認可した同好会へ、半期ごとに1人あたり6000円の会費を支給して活動を支援しています。
特に内容は問いません。投資に類するものだけは不可ですが、そこさえクリアしていれば文化系でもスポーツ系でも基本的には何でもOKです。
立ち上げの際はまず「会長」「副会長」「会計」の3つの役職を決めたもらった上で、内容と活動目的について報告していただき、メンバーが5人以上集まれば正式な同好会として募集をかけられるようになります。
ひとりで複数の同好会に参加することももちろん可能です。
ここ数年でココネの社員数が大きく増加したことがきっかけでした。
同じ事業部やプロジェクトならともかく、それ以外のメンバーの顔と名前が一致しないという事態が起きてしまいました。特にバックオフィスは他部署と絡む機会があまりないので、困ってしまうことも多いと聞きます。
これではいけないと思い、社内のコミュニケーションをもっと活発化させたいという目的で導入を決定しました。
予想より多くの方から「待ってました!」というお声をいただきました。
元々そんなに大きな反響が返ってくることはないだろうと思っていたので、嬉しかったですね。
現段階では10の同好会が設立されており、合計所属人数は148人となっています。先程も申し上げた通り、1人で複数の同好会に所属されている方も多くいらっしゃるので、正確にはこれより少ない人数になるかとは思うのですが。
すでに出来上がっている人間関係の中に入り込むのは勇気が必要だと思いますが、同好会制度があることによってその手助けはできているのではと感じています。新卒の方や中途で入社されたばかりの方も同好会に早速参加されていて、当初の目的はある程度果たせていると思います。
また、コミュニケーション面以外にも、社内の色んな場所が少しずつ変化しています。
例えば、ライブラリスペースにはいま模型同好会さんの作品を飾ってあります。
また、いまココネデリで使っている予約確認用のタッチシステム(※)は、実はMaker同好会さんが作って下さったものなんです。Maker同好会さんは他にも社内IOTのツール等も開発しています。
※ココネデリでは、社員証を専用機器にタッチすることによりメニューの予約確認を行っています。
模型同好会の作品:お寿司のプラモデル
さらにバラエティ豊富な同好会がどんどん増えていくことを願っています。ゆくゆくは何かひとつ皆が興味を持って参加できている状態が理想かな、と。
課題としてはかなり手探りで制度を作ってしまったので、審査基準やルールなどはもう少し見直していきたいです。なかなか同好会制度について細かく公開している会社はないので、実は今の規則は大学のサークルを参考に作ったんです(笑)
もう少し手を加えて、さらにココネに相応しい形の同好会にしていけたらなと思います。
続いて、現在ココネで2番目に所属人数が多いeスポーツ同好会さんと、先程山口さんのお話にも出てきたMaker同好会さん、それぞれの代表の方にもお話を伺いました。
大会視聴の様子
活動頻度はまちまちです。月に1回の時もありますし、逆に大会の直前には仕事のあとや休日にメンバーが自然と集まるので練習日が増えます。
基本的に自宅からオンラインでカジュアルに集まっての練習や交流が中心になっています。また、社内のカフェテリアスペースを利用した交流会も定期的に開催し、普段プレイするゲームタイトルが違っていて一緒に練習する機会のない人とも、食事やボードゲーム等を通じてコミュニケーションをとれるようにしています。
所属人数は現在28名です。
主に行っているのは以下のような活動になります。
・チーム練習
・大会視聴
・交流会
・企業交流へ参加
・ユーザー主催の大会へ参加
・公式大会への参加
FPSタイトルを中心に活動している人が多く、MOBAや格ゲーのジャンルで活動している人もいます。
目標は企業交流のeスポーツリーグで好成績を残すことです。
今までは共通の趣味を持っていても、相手のことを深くは知れずに終わってしまうケースが多々あったと思っています。
同好会として形があることでメンバー同士趣味を共有して繋がりを持つことが出来たり、交流を通じ業務上で関わる際にも連携のしやすさを実感できた時、「立ち上げてよかった」と思いますね。
eスポーツを通じ社内の親睦を深めるのと共に、外部へココネを知ってもらうためのきっかけとなるよう現在の活動を継続していくことです。
また、今後はさらに活動するゲームタイトルのバリエーションを豊富にしていきたいと考えています。
制作時の風景
普段は週1回、固定の活動場所はなくその都度皆が軽く集まれるようなところで活動しています。自主的に動いている会なので、皆さん活動したいときに活動しています。
所属人数は今のところ11名です。
毎年行われるMaker Faire Tokyoにココネらしい何かを作って出品することを目指して活動しています。今年はポケコロ関連の作品を作って出品することを目標にしていましたが、皆さん仕事がお忙しかったためあえなく断念しました。
また、社内で使っているものをより使いやすくするための様々な改善活動もしています。例えば先程山口さんのお話にも出たココネデリのタッチシステムです。タッチ音がよく聞こえない・反応が遅いなどの意見を受け、LEDを付けたり、反応速度を上げたりと、より使いやすくなるようにシステム全体を改修しました。
直近では8月2日開催のファミリーデーでドローン体験ができるように、設計をしたり必要なシステムを作りました。
皆さんが業務とはまた違う、趣味としての感覚を持って創造的な活動を行い、何かを生み出している姿を見た時です。
また、メンバーの方々が楽しそうに意見を出し合い、皆で和気あいあいと楽しげに作業を進めている姿を見るととても嬉しく思います。
普段仕事では目に出来ない一面や、気付いていなかったその人の潜在能力のようなものを発見できる瞬間があるのが同好会の良さだと感じています。
今年断念した「Maker Faire Tokyoにココネらしい作品を出す」という目標を、来年こそは必ず達成したいと考えています。
何かを作りたいという創造意欲は人であれば皆が根底にもっている本能であると思います。その本能をMaker同好会で自由に解放しながら、メンバーと一緒に活動していけたらと思います。
また、若い方や女性にももっと気軽に参加していただけるようになれば嬉しいです。
社員数の大幅な増加に伴って導入された同好会制度。
「社内のコミュニケーションの活性化」「新たな環境への不安を持つ新入社員の方が安心できるような居場所作り」といった目的への働きかけのみならず、皆で好きなことを共有する喜びの中で生き生きと活動するメンバーの姿が印象的でした。
ココネでは今後も共に働く仲間たちとのつながりを大切に、社員間の結びつきをさらに深めていけるような取り組みを行っていきます。
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