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AIで変わる教育業界、Classiの挑戦(後編)

皆さんこんにちは、Classi 人事の三戸です。

今回は、前回ご紹介した、AIの活用で教育を変えるClassiの挑戦の続編として、Classiの今後の展望についてご紹介させていただきます。

Classiが挑むのは、EdTech領域の中でも特に、教育業界のど真ん中にある“学校教育”ー。
ソフトバンクの得意分野であるICT活用ノウハウとベネッセが60年培ってきた教育業界でのプレゼンスと日本の高校の94%とコネクションを最大限活用し、学校現場の主役である先生を支援することで現在の教育の在り方を変えようとしています。

※参考記事
AI新聞:AIで教育を「ど真ん中から変える」Classi加藤理啓の思い|代表取締役副社長 加藤 理啓

AIで教育を「ど真ん中から変える」Classi加藤理啓氏の思い | AI新聞=AI Weekly=
「社会に大きなうねりを起こしたいのならど真ん中のど真ん中を攻めろ。ものすごい逆風を受けるだろうが、ど真ん中から逃げるな」(ソフトバンク孫正義氏)。ソフトバンクで同氏の薫陶を受けたClassiの加藤理啓氏は、孫氏の言葉を胸に、学校という「教育のど真ん中」に狙いを定めた。創業3年にして全国の高等学校の40%を超える2100校(生徒数で80万人以上)が既にClassiを有料で導入。そしてこのプラッ...
https://aishinbun.com/122817education/

AIを活用する教育の未来

(本間)前回の記事でも触れましたが、現在のチームは2つの軸で動いています。一つは、今回のプレスリリースのような各種学術機関と共同でClassi内にたまった各種データの検証を行い、将来の可能性を探る実証研究の動き。もう一つの動きとしては、これまでに蓄積されたデータを利用した、より質の高いアダプティブ・ラーニングを生徒に提供するための取り組み。後者については、基礎設計が終了し、開発に着手しようという段階です。

直近の動きとしては、生徒の学習を助けるアダプティブ・ラーニングの推進がメインになりますが、将来は、先生方の業務支援にもAI技術を活用していこうと考えています。計画としては、テストの自動作問や自動採点などが候補にあがりつつ、生徒それぞれへの教え方をアドバイスしていくアダプティブ・ティーチングの世界観にまで踏み込めないかという話をしています。

さらに長期の夢としては、生徒それぞれにAIを用いた個別チューターとして、学校生活をサポートしていくことができないかという話もメンバー間で話しており、夢と技術的実現性のバランスを取らないといけないのが、エンジニアリングとしてもかなり難しいところではあります。

(太野)本間の話に関連して、学校での教育環境も最適化されていくと思っています。例えば、社会人でも、プレゼンテーションは課題を知覚してそれを図や文字に起こし、ストーリーを与えて相手を説得するという能力が必要になってきますよね。そうしたプレゼンテーション能力においても、科目横断で生徒が様々な課題をこなしていく中で、必要なプレゼンテーション要素が学習すべきポイントとして提示される。そのようなレベルにまで、技術の進歩とともに教育環境が変遷していくのではないかと考えています。

そういった未来を見据えつつ、まずは一歩ずつ、それぞれの科目の達成すべきレベルまで、どういう問題をどの手順で解いたら次のステップに進みやすいかを個々に合わせて提供するということを目指して取り組んでいます。

Classiメンバーの想い

(本間)私たちが学校教育に拘るのは、生徒の学習のサポートだけに留まらず、子供の能力を引き出す新しい学び方を提供するためです。そのために、学校教育の中心にいる先生たちと協力して、一つずつ課題を解決しサービスに落とし込んでいく地道な過程があります。

教育業界の性質上、半年や1年で大きな成果は出にくかったりします。長期的なスパンで考える人の方が良いかもですね。また、学生時代に何かしら教育に対して課題感を持っている人、むしろそれはネガティブなものでも構わないのですが、そういう人はすごくマッチすると思います。自分が携わった業務が5年、10年先の教育業界に対して、何らかの変化を与えるきっかけを作ってみたい、そうした方はぜひClassiに遊びに来てほしいなと思います。

(加藤)Classiには、Classi、ベネッセ、ソフトバンク、その他にも業務委託の方を含めて、多くの組織に所属しているメンバーが一緒に働いています。それぞれの強みを活かしながらチーム一体となってプロジェクトを進めていますが、良い意味でまだまだClassiは色が定まっていない。どんな色にでも変えていけます。これから一緒に働くかもしれない方には、変な先入観、常識に囚われずに、これまで培ってこられたものを大いに発揮してもらいたいと思っています。私たちが目指す世界観を実現するためにどうやったらテクノロジーの力で実現できるのか...突き抜けたアイデアを求めてます。

(太野)私は、ワーキングマザーですが、出産を機に一度仕事から離れました。外からだと教育業界の情報は掴みずらいんですよね。子供がいることもあり、教育環境に対してすごく不安に思っていて、自分でも関連情報を探してみましたが、公にされている情報があまりにも少ない。入社するまでは、教育業界は、勝手にレガシーな業界だなぁと思っていました。
ところが入ってみたら、こんなに色んな試みを試している、こんなに変わろうとしてるんだ、と手に入らなかった情報がわんさか向こうからやってきて溺れている状態です。子供の将来のためにできる仕事ってなんて素晴らしいことだろうと実感しています。

(神谷)Classi出向当初は、人事機能の立ち上げと推進を行って、今は企画をゼロから立ち上げるプロジェクトに携わっています。
Classiの試みはネット上でも前例がないことが多く、情報が得難い領域です。日々メンバーとディスカッションしたり学術機関の方々と関わる中で必死で知識を習得しようと試行錯誤の連続です。ただ、僕らにはそれぞれ違った強みがあって、それらを活かしながらとにかく前に進んでいくしかない。本当に前例がないことなので。めちゃくちゃしんどいですが、その分面白いですよ!


全2回に渡ってClassiのAI開発チームの取り組みをご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?Classiには、本気で教育を変えようとしているメンバーが一丸となってプロジェクトに臨んでいます。私たちが目指す、「子供の無限の可能性を解き放ち、学びの形を進化させたい」という想いを少しでも感じ取っていただけたら幸いです。

ご興味を持っていただいた方は、まずは一度、Classiのメンバーとお話ししましょう。
気さくで楽しいメンバーばかりです。お気軽にご応募ください!


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