自社事業の運営や、コンサル・プロデュース業などを行なう株式会社スマイルズ(以下、スマイルズ)さんとともに、両社の従業員を対象とした交流会を兼ねた勉強会を開催しました。今回はその模様をお届けします。
執筆:康あん美(CINRA, Inc.)写真提供:株式会社スマイルズ
両社の組織や仕事のプロセスを学ぶ
じつは、CINRA, Inc.(以下、CINRA)がスマイルズと勉強会を共催するのは二度目。前回の勉強会は8年前に実施されていました。前回弊社からはクライアントのオウンドメディア制作やブランディングなどを担当するチームが勉強会に参加したのですが、今回は人事・広報などのメンバーも参加し、両社の組織や仕事のプロセスなど、より広いテーマについて学ぶことができる勉強会を企画しました。
また、今回もCINRAメンバーがスマイルズのオフィスを訪れ、終業後に美味しいお酒や食事を楽しみながらお話しさせていただくというかたちで勉強会を実施しました。そのため、予定時間を少しオーバーしてしまうほど盛り上がり、楽しく充実した時間となりました。
三つのグループで三つのテーマを考える
今回の勉強会は、参加者を三つのグループに分け、それぞれのグループに設定されたテーマについて両社のメンバーがプレゼンテーションを行なうという形式で実施されました。
一つ目のグループのテーマは「営業」。このグループには営業担当や広報が集まり、案件獲得までの流れなどについてのプレゼンテーションを行ないました。スマイルズもCINRAも、ともにクライアントワークを行なっている企業です。ですが、特に営業部隊はおらず過去の実績が一覧で見られるウェブサイトが起点となって案件が発生しているスマイルズ、営業担当の中でもインサイドセールスとフィールドセールスに役割を分け営業活動を行なっているCINRAと、それぞれに違った営業スタイルがあり、両社のメンバーに取って気づきと学びの多い時間となりました。
二つ目のグループのテーマは「組織」です。ここには、人事やバックオフィス、マネージメント職に就いている者など、組織づくりに携わっているメンバーが集まりました。組織規模が似ているスマイルズとCINRAですが、プレゼンテーションを通して、自主自律を大切にするスマイルズ、社内ルールなどを整理して明文化するCINRAなど、組織運営の違いが明らかになり、両社のメンバーからはお互いの組織や企業カルチャーについてのさまざまな質問が飛び出しました。
三つ目のグループのテーマは「制作プロセス」。このグループには、アートディレクターやテクニカルディレクター、ウェブディレクターが集い、両社のクライアントワークにおける制作プロセスについてプレゼンテーションを行ないました。前述のとおり、数多くのクライアントワークを手がけている両社ですが、型にはまらない制作スタイルを持つスマイルズ、制作フローをテンプレート化しているCINRAと、両社の違いが浮き彫りになり、参加メンバー間での議論も大いに盛り上がりました。
それぞれの個性に気づける機会に
企業にはそれぞれ独自の個性があります。ですが、普段仕事をしているなかでその個性に気づける機会は多くありません。今回の勉強会では、両社それぞれの手法をシェアすることで、違いを知り、学び、自分たちが所属している企業の個性や独自性に気づくことのできる時間となりました。
この場をお借りしてあらためて、スマイルズさん、貴重な機会をありがとうございました。