はいどうも、ぼくです(@shofujimoto)。今回は昨年春に新しくCasieに発足した事業開発チームの責任者である取締役共同創業者の宏輔(@casiekosuke)に話を聞いてみました。Web等ではほとんど公開されていない情報やお仕事内容が聞けることをとても期待しながら迎え撃ちたいとおもいます。
事業開発チームってどんな仕事してるの?
事業開発チームが発足して1年が経過しましたね、責任者としてやってみて手ごたえはどう?
なんか嫌だな~翔さんにインタビューされるの。。。まぁいいや、頑張りますね。事業開発チームって言っても最近メンバーが1名ジョインしてくれたばかりで、実質この1年間は自分1人で模索しながら色んなチャンスを掴みに走り回った感じ。それを他チームのメンバーが優しく手伝ってくれたことをめちゃくちゃ感謝してますね。
最初の半年間は既にサービスを利用してくれている法人ユーザーさんを実際に訪問して、Casieのサービスがどんな風に使われているのか、どんな価値を届けているのか現地調査することから始めました。なんだか創業期に戻ったような気持でした、Casieのサービスが現場で大切にされている姿を見るのはいつになっても大切な体験だと思います。
事業開発チームのミッションって何!?
会社として事業開発が背負うミッションは「未来の市場を開拓し、Casieの企業価値を高める」です。この言葉にあるとおり、事業開発では新しい挑戦を恐れることなく実行し、将来的に大きなマーケットへと育てていくことが大切です。そのためにあえて、“アートのサブスクリプションサービス”という既存のサービス枠を超えた事業創造の視点を持っています。誤解を生まないために補足すると、あくまでCasieの大切な資産であるアーティストさんやその作品たちを活かすことが大前提です。飲食店やボーリング場を突然つくったりすることはありませんのでご安心ください。
事業開発として最初にやったこと、印象に残ってることってある?
最初の方はほとんど失敗の連続でしたね。1件でも商談案件を獲得したくて毎日テレアポしたりもしてました。これが正解だったか不正解だったかは正直どっちでもよくて、自分が今までのCasieでやってこなかったアウトバウンド型の仕事スタイルに無理矢理にでも体を慣らしたいという目的もありました。テレアポの結果は散々なものだったけど、これをメンバーにやらせるのではなく、あえて自分がやり続けたことに意味はあったと思っています。
テレアポって、「絵を飾りませんか?」って突然電話してたの?
かなり直球で例えるとそうなりますね。ただ冒頭にお話しした法人ユーザー行脚によって、作品鑑賞とWell-Beingの繋がりを発見したことによって生まれた「ウェルネスアート」というCasieの新しいソリューションが誕生したばかりだったこともあり、これを健康経営に力を入れている法人さんに提案営業していました。実際にテレアポをキッカケにウェルネスアートを社内に導入していただいた法人ユーザーもいらっしゃいますし、全部がダメだったわけでもないですよ。
現在の事業開発チームの仕事内容ってどんな感じ?
現在進行中のプロジェクトだと、マンションデベロッパーさんと一緒にタワーマンションの企画開発をやっています。アートをコンセプトに活かしたいというご要望は意外と多くあり、企画段階からコンセプトメイキングを主導させていただきます。空間内部に展示する平面作品だけでなくインスタレーションや場合にってはアート遊具もつくります。もちろんこれらはぼくがつくるわけじゃなくて、Casie登録のアーティストさんと一緒にやっていきます。
他にも京都市からのオファーで街づくりにアートを活かすプロジェクトもやってます。第一弾として京都リサーチパークさんたちと京都の梅小路という街に点在する遊休資産をアートで再生させる「UMEKOUJI MEETINGS」という企画をやりました。実際にCasieに登録してくれているアーティストさんをゲストにお招きしてトークイベントを開催したり、街中いたるところに作品を展示しました。
今、京都でも注目を集めているエリアの1つとして梅小路があげられます。2019年に開業したJR梅小路京都西駅の周辺では大規模な再開発が進行しており、住居だけでなく高級ホテルも次々と開業している状況です。一方で、街を動かすインディペンデントなパワーも盛り上がりを見せています。普段からお仕事でご一緒させていただく機会が多い「KAGAN HOTEL」さんではコンテンポラリーアートのギャラリーとスタジオ、ホテルを併設しており、若いアーティストが全国から集まるホットなシンボルとなってます。今回の「UMEKOUJI MEETINGS」ではそのKAGAN HOTELさんでも作品展示をさせていただき、多くのお客様にご来場いただきました。
事業開発の面白みは「流通クリエーション」にある
最初のテレアポからは想像できないほど領域が広がりを見せてるね。宏輔はCasieにおける事業開発チームの面白みってどんなところに感じる?
良い意味でも悪い意味でも「なんでもできる」ということがあげられますね。Casie事業の中核であるサブスクリプションサービスを直線的なビジネスと例えると、事業開発はそれを軸にリボン型に広げていくことができます。アーティストの皆さんからお預かりしている作品たちに流通としての物語を付け加えることで新しい価値が生まれる。この価値をどう生み出すかをユーザーやパートナーと一緒にひざを突き合わせて企画をくみ上げていくことに面白みを感じます。
アーティストさんたちは事業開発の動きをどう見てるんだろうね?
事業開発としては、まだまだ数十名程のアーティストさんとしか直接的なリレーションが生み出せていないので、評判としては計測しがたいですね。Casieは創業当初からアーティストさんはお客様ではなく、革命の戦いを共に繰り広げる仲間だという認識があります。新しい流通を生み出すために、必要に応じては無理難題を超えていかないといけないため、その部分を積極的に親身に並走してくれるアーティストさんが本当に多いことが、今の事業開発にとって最大の自信と勇気につながっていると実感しています。たくさんのアーティストさんに新しい流通機会をご提供し、期待してもらえるようにもっと頑張りたいですね。
こんな人と一緒に仕事がしたい
Casieの事業開発ってバリバリのアートキャリアがないと務まらないというわけではないです。どちらかと言えば企画をつくり、アウトプットし、プレゼンテーションするという一連の流れが好きな方が向いているように思います。他には社内外のプロジェクトメンバーと一緒に仕事を進めることが多いので、人とお話しすることや、一期一会を大切にする方だと更に嬉しいですね。
いずれにしても、まだたった2人だけのチームなのでぼくが責任をもって並走するので安心してもらって大丈夫です。Casie事業開発チームとしてアート作品の新しい流通の可能性を一緒に生み出しましょう。
まずはカジュアル面談大歓迎です