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「京信のひと」が1ヶ月Casieで働いてみた #Casieオープン社内報

皆さまこんにちは。Casieでお世話になっている、勇輔と申します。

「お世話になっている」というのは、本職は京都信用金庫(京信)で営業として勤務しており、研修という名目で1ヶ月の期間限定でCasieで働いています。

取引先派遣研修:京都信用金庫
当金庫では約1ヵ月間お取引先企業の従業員として働く、実践型の研修を実施しています 通常の営業活動では目にすることのない企業の現場を肌で感じながら、経営者、従業員の立場で企業を見つめることで、企業を見る目利き力、お客様目線での接客スキル、心に働きかける人間力を養うこと、そしてお取引先企業との絆づくりを目的としています。 取引先派遣研修は、平成17年度よりスタートし179名の職員が参加しています。
https://www.kyoto-shinkin.co.jp/comm/unique4.html

今回は私がCasieで実際に働いてみて感じたことをご紹介したいと思います。

まず、驚いたことがいくつもありました。

1. 働いている人が若い

私は現在32歳です。働く年代的には中間層に足を突っ込んだくらいと思っていましたが、Casieでは高齢の部類に入ります。Casieで働くメンバーの平均年齢は27歳だそうです。

また、社長を含めみんなファーストネームで呼び合う文化にも驚きました。Casieでは私も「勇輔」「勇輔さん」と呼ばれています。

2. 経営陣と近い距離で、事業への熱量を感じる

経営陣との距離が物凄く近いです。何度か業務終わりにご一緒させていただいた飲み会での会話がとにかく熱かった。本気でこの仕事をやっているんだなと近くで感じることができました。

特に印象に残っているのはこうすけさん(取締役)が仰っていた「絵を飾るとどうなるのか」という話。結論だけみなさんにお伝えすると「人生が豊かになる」と。こうすけさんの話を聞いて、絵画に興味のなかった私も我が家に絵を飾ろうと決めました。

3. アーティストさんへの想いが強い

アーティスト満足を第一に考えたいと経営陣が考えていることに驚きました。事業はお客さん(ユーザー)がいてはじめて成り立つものであるという考えしかなかった私は当然お客さんが最も大事と考えていたため、このお考えには驚きました。

また、正直「社会課題解決を目的としている会社は、どこか信じられない、どこか胡散臭いな」と勝手に思っていましたが、Casieは違うかった。

Casieの創業エピソードは創作でもなんでもなく、本気でアーティスト支援を第一に考えた事業運営を行っているのだと改めて感じましたし、僕のバカな考えを改めさせてもらうことができ感謝しています。

4. 最新アプリを使った業務が合理的

業務のほとんどがアプリを使って進んでいくことに驚きました。

金融機関では多くが既存のシステム、決まった様式の中で業務を行なっており、大多数の方がパソコンやアプリには疎いと思います。

しかし、Casieではほとんどの業務がSlackやトレロといったアプリをベースに行われており、ついていくのがやっとでした。一番苦労した点かもしれません。

慣れてくると非常に便利でしたが、この点に関しては直接相談したり、自分の言葉で想いを伝えることができる京信のやり方のほうが、個人的には好きだなと思っています。

普段働いている京信のやり方や文化とは、全く違うことがアートを扱うスタートアップのCasieにはたくさんあり、本当に驚くことばかりでした。

Casieで働いて、私に表れた変化

正直絵画には全く興味がありませんでした。恥ずかしながら小学校から高校まで美術の評価はずっと2でしたし、ゴッホやダヴィンチのような教科書に載っている人しか知らなかったんです。

特に抽象画なんかは全く理解できませんでした。

でも、Casieでの業務の中で毎日何枚も絵画を繰り返し観ていく中で、「これいいかも」「良い絵だな」っていう感情が初めて芽生えました。

また、最初は「なんなんやこれは」って思っていた絵も繰り返し見るうちに「面白いなぁ。」「良いなぁ。」と日が経つにつれて感じるようになり、絵画への考えが変わったことに、自分自身でも非常に驚いています。

金融機関じゃありえない銀髪と、意外だったお客さまの反応

普段私は金融機関で勤務している為、当然黒髪で、今勤務している地域の地域柄もあり毎日スーツで勤務しています。

しかし、1か月の短い研修期間を全力で楽しみたいと思ったことと、少しでもCasieに馴染みたいと思ったこと、社長が金髪だったこともあり、髪の毛を銀色に染めました。

普段なら絶対に考えられません。

ただこの髪の色でお客様をご訪問しても何も言われないどころか事情を知っているお客様には「金融機関もそのくらいで良いのに」と思わぬ反応をいただき、取扱うものが違えば常識も違うという事を知る良い経験になりました。
通勤中の恥ずかしさや、家のご近所さんへの説明を除けば……(笑)

Casieで働いた1ヶ月を振り返って

1ヶ月をひとことで言うと「未知との遭遇」。

アプリもそうだし、絵画に関してもそうでした。1ヶ月で価値観や考え方が変わる体験をさせていただけるとは思っていませんでした。

研修の挨拶にお伺いさせていただいた時にこうすけさんが仰っていた、「うちで1ヶ月働いたら絶対に絵が好きになる」いう言葉は本当でした。

最後にCasieのメンバーの皆様!
この1ヶ月本当にお世話になりました!

皆様に教えていただいたこと、経験させていただいたことは私の人生にとってとてつもなく大きなものでした。

Casieさんのこれからの発展を陰ながら応援させてもらいます!


勇輔さんの書いた記事はここまで。
最後に勇輔さんに内緒で、Casieの代表の翔さんへお手紙を書いてもらいました。

勇輔へ
短いようで長かった1ヶ月間、本当にご苦労様でした。京都信用金庫さんから研修生受入のお話をもらった時は、「Casieに声かけるとはかなり攻めてるなー」と思いました。

信用金庫からアートベンチャーへ。この世界変化は外国レベルではなく宇宙レベルのギャップが沢山あったかと思います。

・1ヶ月だけやし、テキトーにやり過ごそう
・面倒になりそうなことは頑張らんとこう
・あーはよ帰りたいわ!
おおかたこういう感情に囚われるだろうと思ってましたが、髪を染めた瞬間に「え、この人ガチやん!!!」と全員の勇輔を見る目が変わりましたね。髪色だけじゃなくて、地味な仕事から僕のサポート業務まで何ひとつ断ることなく真剣に取り組む姿はぼくにとっても、メンバーにとっても模範となりました。

近い将来、勇輔が支店長に出世した時には是非また会社に来てください。誰もが今日と変わらず「勇輔おかえりー👋 支店長なったんやって!?カッコええやんかー」って声をかけるでしょう。その時に当時の研修先として胸を張って紹介できるように、Casieも成長しておきますね。

ありがとう、楽しかった! これからもよろしくね。

藤本翔



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